VR Inside

VRの未来を創るビジネスメディア

キャリブレーションとは?

      2016/09/01

キャリブレーションとは、測定のことだ。また、VR用語としてのキャリブレーションは様々な種類がある。主に使われる場面は二種類だ。

視線認識測定

VR酔い、またはサイバー酔いと呼ばれる現象がある。これは、VRを体験中、目から入ってくる情報と体が感じる情報の違いから、車の乗り物酔いのような不快感をがじる現象のことだ。

船乗りが船酔いしないのと同様に、慣れでVR探求者はVR酔いしなくなる説もあるが、なくなることに越したことはないため、現在、VR酔いを軽減するために、効果音を工夫したり、コンテンツの中の世界に近い道具をVRプレイ中も使用するなどして軽減を試みる研究がされている。

実は、そのVR酔いを引き起こす大きな原因の一つに、両目の視点が合わないという点がある。

ヘッドマウントディスプレイの目が当たる部分がどうなっているのかというと、双眼鏡のようになっている。左目は左のレンズから、右目は右のレンズから映像を見るのだが、この際、両目の視点が合わないことがある、ということだ。

calibration

calibration

この問題を解決するため、そのズレを修正しようとソフトウェア側が働きかけた。具体的な解決策は、ユーザーがプレイ前に、目の動きを測定し、登録「視線認識」することである、そうすることで、視点位置を正しく求めることができるようになる。

この視線認識を測定することを「キャリブレーション」と呼ぶ。

視線認識は、視線追跡装置によって成される。これは瞳孔の動きを解析して被験者の視点を追跡できる機器である。

まず、2つのカメラの較正を行う。較正後は2つのカメラが同期することで、視線追跡装置により視点位置を正しく求めることができる。
この二つのカメラとは、CCDカメラ(シーンカメラ) と、もう一つは被験者の瞳孔の動きを計測する赤外線カメラ(アイカメラ)である。

ルームスケール測定

VRをプレイすると、ユーザーが歩くなどして移動する場面が出てくる場合がある。その場合、現実世界の位置感覚は全くないため、壁にぶつかるなどして危険な状況に陥ってしまうだろう。

その状況を回避するために、SteamVR、そしてHTC社のVIVEはルームスケール測定機能により、回避した。空間のどこにユーザーがいるのかを検知し、安全枠内をユーザーは移動できる。

このルームスケール測定の際、床の位置も測定する。その行為を、「床をキャリブレーションする」と呼ぶことがある。

calibration floor

calibration floor

 関連記事