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日常生活で善行が増える?バットマンになりきった自分に酔えるPS VR対応「バットマンアーカムVR」体験レポート - VR Inside

日常生活で善行が増える?バットマンになりきった自分に酔えるPS VR対応「バットマンアーカムVR」体験レポート

        2016/07/08

2016年10月13日に発売される「PlayStation VR(以下PS VR)」にあわせて発売予定の「バットマン:アーカム VR」の体験取材を行いましたのでプレイレポートをお届けします。

バットマン

今回体験したこと

バットマンへの変身

バットマンとなるブルース・ウェインの自宅でバットスーツに着替えてバットマンに変身するデモです。

こちらはPS VRを装着してPS Moveコントローラを使いながら進めていきます。

殺人現場の検証

バットマンとして殺人現場をスキャンニングして検証、被害者を死に至らしめた原因を特定します。

実際に体験してみて


まずはバットマンへの変身デモ。

PS Moveコントローラを使ってピアノを開け、鍵盤を適当に弾くことで秘密基地(バットケイブ)へとつながるルートが開く。

ルートの途中、バットスーツが格納されたコンテナが目の前に運ばれてくるのでPS Moveコントローラを手の代わりにスーツを着用します。

スーツを装着したり腰にスキャナを装着したり、日常行う着替えのような行為が妙に楽しい。

極めつけは鏡の前でバットマンに変身した自分の姿を眺められるのだ。

ここが一番のピーク。感動のあまりしばらく微動だにせずに鏡に映った自分(バットマン)に見入ってしまった。

その後は三角筋を上げたり、上腕二頭筋を膨張させ、スーパーマン的なポーズを何カットもとってみたり。

あまりのナルシストぶりに本作を手がけたRocksteady Studios社のブランドマーケティングプロデューサー・Dax Ginn氏も失笑するほど長い時間を費やしました。

Rocksteady Studios社のブランドマーケティングプロデューサー・Dax Ginn氏

Rocksteady Studios社のブランドマーケティングプロデューサー・Dax Ginn氏

おかげさまで身も心もバットマンが乗り移りました。

最後はバットラングを投げることもでき、バットマンらしいアクションも体験しました。

心身ともにバットマンになった私は、続いてゴッサムシティで起きた殺人現場の捜査をすることに。

まずは現場の調査のため、腰に装着したスキャナを取り出して検証を開始。複数のアングルを切り替えつつ、現場で起きたいざこざを再現します。

スキャナをかざすと死体が生存していた頃まで遡ることができ、争った相手とのやりとりをビデオを再生するかのように一部始終見ることができます。

殺害に至るまでは壮絶なファイトが繰り広げられ、まるでジャッキー・チェンのカンフー映画でも見ているかのようなスピーディーなアクションシーンに目が釘付け。

捜査を忘れがちになりましたが、PS Moveコントローラを駆使して左右にひねってスキャンしたデータを再生・早送り・巻き戻しをしながら相手の指紋や殺人に至らしめた攻撃の決め手を発見していきます。

ちょっとしたクイズ感覚で捜査は進み、最後はワイヤーを伸ばして移動するグラップルガンで現場から去ります。

今回はスタッフの方が事細かに操作方法を後ろからレクチャーしてくれましたが、説明無しでも何となく操作方法は分かりました。

殺害現場の映像を巻き戻し・早送りする方法のみ理解に少し時間がかかりました。

また、殺害現場の捜査デモではバットマンになりきった自分の姿を映るシーンはひとつもなく、少し残念でした。

開発者インタビュー

体験後、先にも紹介しましたブランドマーケティングプロデューサー・Dax Ginn氏にインタビューを行いました。

Dax Ginn氏

Dax Ginn氏

━━開発期間はどのくらいでしょうか?
Ginn氏:およそ12ヶ月です。2015年の7月、ちょうどPS4でバッドマンがリリースされた後に着手を始めました。

━━開発で苦労した点はどこでしょうか?
Ginn氏:VR酔いの解消に苦労しました。またフルHDの1920×1080の解像度を60fpsでやるのにもかなりの調整が必要でした。

ゴッサム・シティを再現するのに、シンプルにしすぎるとゴッサムらしさを出せないので、その点こだわりました。

━━それらを解決するために工夫した点はどこでしょうか?
Ginn氏:VR酔いを引き起こさないために移動はワープを使いました。また、バットモービルは今回実装しておらず、こちらはVR酔いを防ぐためです。

━━現場検証のシーンでは、犯行時のアクションが物凄くリアルな動きでした。これはどのようにして作ったのでしょうか?
Ginn氏:こちらは2人のスタントマンを雇ってモーションキャプチャーで撮影しました。人間の動きがリアルなのはそのためです。

写真ミステリーと位置付けして殺人現場の現場検証をしながら犯人を見つけるゲームですが、動きにもこだわりました。

━━なるほどですね。今回は移動以外に3アクション(スキャン、ワイアーアクション、バットラング)を体験しましたが、本編ではこれらのアクション以外も用意されていますか?
Ginn氏:…詳しくは言えませんが、あります。お楽しみに!

━━本編のボリュームはどのくらいでしょうか?
Ginn氏:VRコンテンツとして最適なボリュームがまだ不明確なのですが、今回は60分程度で本編をクリアできるように設計しています。

また、本編とは別にサブクエストが30分程度でクリアできるボリュームで用意しています。

━━アップデートの予定はありますでしょうか?
Ginn氏:まだ考えておりません。追加コンテンツに関しても人気が出ればそれに応じて考えようと思います。

━━ありがとうございました。

batman

今回体験してみて、とにかくバットマンになりきれる演出が強烈に印象に残った。

バットスーツを着用した自分を鏡で見るのがこんなに楽しいものとは…。本編でも自分の姿をさりげなく見れる演出を取り入れてほしいと懇願したほど感動した。

Ginn氏も「それはいいアイデアだね」とおっしゃっていたので、どこかのタイミングでそういった演出が増えてくれると嬉しいものだ。

とにもかくにもPS VR対応作品で1、2を争う注目作は「なりきれる喜び」に満ち溢れている。

VRを通してバットマンの正義の心をいつまでも保ち、日常世界でも正義のヒーローとして生きていけそうだ。

ゲームをプレイした人間はバットマンのイズムを引き続き踏襲し、善行が増えるかも?

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トモ

Writer: 何十年も前からあるVRがようやく一般で広まりつつあるなか、課題は「ハード」と「体験」の2軸と思っています。これからリリースされる新しいVR機器を余すことなく紹介すること、そして体験したVRの良さを少しでも伝えることでVR市場の成長に貢献します。