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没入感は体験からしか理解できない!VIVE体験レポート&インタビュー

      2016/07/12

没入感。VR(バーチャル・リアリティー)のキーワードとも言えるこの言葉。

字面だけ見れば意味は理解できるが、この言葉の本質は体験しないと理解できないと今日、改めて感じた。

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今回、VRヘッドマウントディスプレイVIVE」のデモ体験を通じて、本当の意味での「没入感」を感じることができたので、できる限り丁寧にその実態をご紹介していきます。

また、HTC  NIPPON マーケティング担当の佐野氏にVR事業に関する今後の展開などのお話も伺ったので、最後までご覧ください。

 

VIVEとは?

まず「VIVE」について簡単におさらいすると、本デバイスは台湾のスマートフォンメーカー「HTC社」とPC向けゲームプラットフォーム「Steam」で有名な「Valve社」が共同開発したVR HMD。予約は3月1日から開始していて、4月5日から順次、出荷予定。価格は111,999円(税別)。

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最大の特徴は、HMDを装着したまま最大5m四方を歩くことができるルームスケールのVR体験だ。

SteamVRコントローラーと一緒に体や手を実際に動かしながら、操作すると一瞬のうちに別世界に転送されたかのと間違うほどのリアリティーがある。

トラッキングシステム「Lighthouse」

トラッキングシステム「Lighthouse」

実際にデモ体験した際の動画もアップしたので、ご覧ください。

さらに、今日はデモプレイしたタイトルの中から、特にオススメしたい3作品をご紹介していきます。

 

theBlu: Encounter


本作は深海深くに眠る沈没船の甲板上に立ち、遊泳する小魚やエイ、巨大なクジラなどが見れる作品。

沈没船から下を覗き込むと海底の深さが見て取れ、高所恐怖症の筆者にはリアルすぎて足がすくんだほどだ。

海底をのぞき込んでいる様子

海底をのぞき込んでいる様子

遊泳する小魚に触れると逃げていく感覚もリアルだし、何より最後に登場する巨大なクジラは圧巻だった。

眼の中にある血管までリアルに再現されているだけでなく、泳ぎ始めた時に生まれる波は体感では感じるはずがないのに、なぜか自分が受けているかのような錯覚が生まれた。

まるで、スキューバダイビングをVR上でしているかのような体験だった。

 

ARIZONA SUNSHINE


筆者が特にオススメしたいのが、「ARIZONA SUNSHINE」だ。本作は1人称視点のシューティングゲーム。

迫りくるゾンビの群れを倒していく一般的なFPSなのだが、臨場感がありすぎる。左右からわらわらと歩いてくるゾンビに驚き、銃口が定まらず、つい無駄撃ちを連発してしまう所などはまるで自分がゾンビ映画の主人公になったかのような感覚だったし、油断した瞬間に逆方向から襲っていた時の恐怖感は今まで感じた事がない衝撃的な感覚だった。

驚きのけ反っているシーン

驚きのけ反っているシーン

本当に自分がゾンビに襲われているかと錯覚してしまうほどで、思わずデモプレイ中に声を上げてしまったほどだ。

まさに、リアルバイオハザードを体感できる一作となっていた。

 

Cloudlands : VR Minigolf


本作はSteamVRコントローラーをクラブに見立て、プレイするパターゴルフゲーム。

コントローラーの振り幅やスイングスピードによってボールのスピードが変化する点が特にリアルで驚いた。

パッティングシーン

パッティングシーン

コース自体のギミックも壁打ちでカップを狙ったり、動く橋に合わせてショットしたりと多彩。

ゲームをしないお父さん世代でも子供と一緒に遊べるだけでなく、ゴルフの練習にもなるのでゲームをする層が広がるような予感を感じた。

 

ハイエンドPCの普及率が海外と比べ圧倒的に低い日本は、VRヘッドマウントディスプレイがユーザの手元に届くのは数年の時間を要すと言われてきたが、今後HTC社はグリー社と協業でアミューズメント施設やテーマパークへのVR体験の提供を推進していく動き見せている。

これによりネットカフェやゲームセンターへ導入する可能性も高まり、体験する機会も増加していくことだろう。

ぜひ、筆者としては食わず嫌いをせず、VRを体験してほしい。VRの「没入感」は体験してこそ、理解できるものだから。

 

最後に、マーケティング担当の佐野様に「VIVE」の今後の展望などに関してお話をお伺いした来たのでご覧ください。

 

技術の進化をいち早く商品化して市場に送り出す

----VRの可能性についてどう、お考えですか?

佐野氏:ゲーム以外にも、既にBtoBで自動車・住宅・医療・教育・旅行業界・クリエイターなど、さまざまな取り組みが進んでおります。ネットショッピングで、よりリアルにモノをみて購入を決めたり、遠隔地とのコミュニケーションなど各産業可能性は、無限に可能性が広がってます。

 

----VR市場に参入するキッカケを教えてください。

佐野氏:通信業界は、音声・テキスト・画像を使ってのコミュニケーションとして進化してきましたので、コミュニケーションをより、リアルにという自然の業界の流れです。

その中でもHTCは、技術の進化をいち早く商品化して、市場に送り出す、革新性を追求する会社です。 コミュニケーション業界の進化、技術の先取りをして今回もVRにいち早く、360度対応、歩き回ったり、より現実に近い仮想現実の世界を実現しました。

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----「VIVE」のこだわりを教えてください。

佐野氏:VIVEの最大の特徴はルームスケールの位置トラッキングシステムです。最大5m×5m四方の空間をVIVEを装着した状態で自由に動くことができます。座る、寝そべる、後ろを向くといったあらゆる動作が全ての位置で可能になっております。最も没入型VR体験を提供することが可能です。コンテンツ開発者の方々には、動きまわるものから着座で楽しむものまで、コンテンツ制作に柔軟性を持たせることが可能です。

 

----今後、どのような方向性でVIVEを展開していきますか?

佐野氏:各産業、業界のパートナーとのパートナー協力により、それぞれの業界のニーズに合わせたソリューションを展開していきます。

 

まだまだ進化途中の「VIVE」。今後の動向にも注目して行きたいと思います。

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Ryohei Watanabe

Writer: 2012年よりスマホゲーム専門メディア「アプリ★ゲット」で記事執筆・編集・メディア運用・アライアンスなどを担当。

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