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ブランドコンセプトをバーチャルで大胆表現!次世代のオンラインショッピングを可能にする「STYLY」体験取材 - VR Inside

ブランドコンセプトをバーチャルで大胆表現!次世代のオンラインショッピングを可能にする「STYLY」体験取材

      2016/09/01

オズミックコーポレーション株式会社の研究ラボPsychic VR Lab(サイキックVRラボ)の手がける次世代のオンラインショッピングサービス「STYLY(スタイリー)」。

STYLY(スタイリー)

STYLY(スタイリー)

STYLYは、商品の販売者と購入者の両方にメリットがある。
頭にヘッドセットを装着することで「バーチャルリアリティ(VR)」と呼ばれる仮想空間にアクセスでき、現店舗では表現できなかったブランドコンセプトのダイナミックな表現ができるので販売者はこれまで以上にブランドイメージの追求が低コストでできる。

STYLY内のショップ

賞品購入ページデモ画面

購入者は、VR空間を体験するためのヘッドセットをつけることで販売者のショップにアクセス、ブランドの世界観に浸りながらオンライン決済での購入が可能となる。

サービスの形式としては楽天のようなショッピングモールに自分の店舗を出店し、オンライン上で商品を売る感じに近いが「ブランドの世界観の体感」と「実商品の質感や着用感の確認」ができるのが大きく異なる点だ。

STYLY(スタイリー)内の出展サイト

STYLY(スタイリー)内の出展サイト

ファッションの魔法を加速させる

サイキックVRラボがSTYLYに力を入れることになったきっかけは2015年12月、NORIKONAKAZATOのデザイナー中里周子氏とタイアップして伊勢丹新宿にて行った企画では、実在するファッションアイテムを宇宙空間で購入できる疑似体験を行った。

参考動画

今までできなかった世界観がVRを使って表現できた

現実世界で発揮できる人間の能力以上の力を引き出せすため、さまざまな可能性を模索してきたサイキックVRラボ代表の山口氏は「VR空間は超能力と魔法が使える世界、魔法がかかった状態で楽しめる世界を作っていきたい」と意気込んでいる。

サイキックVRラボチームメンバー

サイキックVRラボチームメンバー

実際にSTYLYでショッピング体験

STYLYを実際に体験させてもらいました。今回使用するVRヘッドセットOculus DK2。
PCに専用アプリをインストールしてOculusと接続し、ユーザの頭の動きはモーションセンサーを設置して把握。手の動きの検知にはLeap Motion(リープモーション)を採用している。

STYLY体験の様子

STYLY体験の様子

映像には海の上に浮かぶ服(商品)が表示され、上空には他の商品が並べられている。
イルカの群れが楽しそうにたわむれており、現実世界では堪能できないプチ非現実な解放的空間が広がっていました。

上空の商品に目線を合わせると、手前にある商品と入れ替わる。

服を着用した第三者視点の映像も左側で確認できた。着用した人間の顔が将来的に自分の身丈と同じ分身のようなアバターが表示されると非常に参考になりそうだ。

そして、試着中の服に関しては服の質感や繊維まで確認することができた。こちらは独自に構築したアパレル専用3Dスキャナを用いてVR化している。

独自に構築したアパレル専用3Dスキャナ

独自に構築したアパレル専用3Dスキャナ

商品を専用の台に乗せて回転させ、縦棒の4箇所に設置した一眼レフで約100~200枚の写真を撮影し、それらを3Dスキャンしてデータ化したものをアプリに取り込むようだ。

サービスリリース時には50ブランド程度の多数の商品を取り扱えるとうにしたいとのこと。
撮影セットに関しては拡張して編集スピードも加速度的に上げていくようだ。

購入するため「買いものかご」に入れるためには右側にある購入ボタンに視線をあわせると完了する。

20分くらい経過しただろうか、時間の経過も忘れて洋服の細かいデティールの確認や、外観のデザインなどに見入ってしまった。
普通にオンラインショップで購入するよりもじっくりと楽しみながらショッピングが楽しめそうです。

スマホからもVR視聴・購入が可能

スマートフォンにも対応予定で、現段階でGaer VRに端末を装着して眺めることでVR空間でのショッピングが可能な段階まで開発が進んでいる。

スマホ版STYLYを体験中

スマホ版STYLYを体験中

スマホ画面はこのようになります

スマホ画面はこのようになります

VR上での最適なUI設計や着用感が課題

STYLY開発プロジェクトには代表の山口氏のほか、VRを用いたファッションの新たな表現に取り組んでいる八幡純和氏や空間設計にはメディアアーティストのゴッドスコーピオン氏が中心となり行っている。

八幡純和氏

八幡純和氏

 

サービスリリースに向け、商品の裏地の撮影方法や着用感の演出などいくつかの課題を整理して消化していく。

現在、VRでは装着するヘッドセットからセレクトボタンに視線を集め、選択肢を決定していくことが多いが、ゴッドスコーピオン氏いわく「最適なUIはこれから構築してく」とのことだ。

 

STYLYは現在プロトタイプの開発中で、サービス開始は2016年中に予定しているとのこと。

既にJFWインターナショナル・ファッション・フェアなどのファッションイベントへの出展も決まっており、今後のサイキックVRラボの動向に目が離せない。

サイキックVRラボのこれまでの取り組み
http://vrinside.jp/psychic-vr-lab/

サイキックVRラボ公式サイト
http://psychic-vr-lab.com/

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トモ

Writer: 何十年も前からあるVRがようやく一般で広まりつつあるなか、課題は「ハード」と「体験」の2軸と思っています。これからリリースされる新しいVR機器を余すことなく紹介すること、そして体験したVRの良さを少しでも伝えることでVR市場の成長に貢献します。

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