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VRは秋葉原からハイソな町「自由が丘」へ!VR体験イベント「VR LOUNGE」開催の狙いは? - VR Inside

VRは秋葉原からハイソな町「自由が丘」へ!VR体験イベント「VR LOUNGE」開催の狙いは?

        2016/10/05

戦国アスカZEROを筆頭に数多くのスマホゲームを世に送り出した株式会社ORATTAは、6/18(土)・19(日)・26(日)の3日間、自由が丘にて「VR LOUNGE」という体験型VRイベントを開催すると発表した。

同社は4月にR&D用の子会社「ORATTA Techne , inc.」を立ち上げ、Techne VR事業の第一弾として本イベントを開催する。

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場所は自由が丘駅徒歩1分のオシャレなバルで開催され、ハイエンドVRからスマホVR、さらにはVRボードゲームなど、様々なVRコンテンツを用意しているとのことだ。

しかしなぜ、「テクノロジー・ドリヴン」をモットーにするゲーム会社がリアルイベントを、自由が丘というテクノロジーと相反する場所で開催するのか?

今回はその真意と今後の展開に関して、代表取締役 CTOの上杉 健太郎氏にお話を伺った。

 

VR LOUNGEの狙い

----VR LOUNGEの開催経緯を教えてください。

上杉氏:弊社は1年前からVR事業のプレマーケティングを行ってきましたが、その中で一般の方がVRに触れる機会は少なく、VRの認知度は肌感以上に低いなと感じていました。ここでいう一般の方とは技術にあまり興味がない、アーリーマジョリティやレイトマジョリティにあたる方です。

今年はハイエンドのHMDが複数、一般発売されVR元年と言われていますが、市場が本当の意味で盛り上がるためには、一般認知度が高まり、デバイスが行き渡る必要があります。VRイベントは秋葉原等、アーリーアダプターの方が多い地域で開催されることがほとんどだったので、技術とは縁が深くない地域でVRイベントを実施し、一般の方に触って、知っていただこうというのが開催のきっかけです。

 

----自由が丘という場所を選んだ理由を教えてください。

上杉氏:開催経緯でお話したように、技術とは縁が深くない場所だっていうところと、「VRイベントをやりたい!」という話をbal OTTOさんが快く引き受けてくれたからです。

 

----体験可能なコンテンツを教えてください。

上杉氏:HTC ViveはThe Lab、VRボードゲームはアニュビスの仮面です。その他スマホ向けVRでミニゲーム系のタイトルをいくつかご用意しています。アニュビスの仮面はボードゲームファンの中で話題になっていますが、グループでやると非常に盛り上がるのと、流通数が少なく、なかなか遊ぶ機会がないと思うので是非遊んでいって欲しいコンテンツの一つです。

また、弊社のスマホゲーム「戦国アスカZERO」のVRコンテンツもご用意しております。

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----戦国アスカZERO VRコンテンツに関して具体的にどのようなVR対応を行いましたか?

上杉氏:新規で作りました。アスカZERO自体が2Dコンテンツで3Dのデータは全く存在しなかったので、geechs様にキャラクターのモデリングをご協力いただいて、完全オリジナルコンテンツとして制作しています。

ゲーム内容はVRの中でメインキャラ咲姫と城下町を散策し、資材を集めてお城を発展させるゲー ムです。 VR LOUNGEでしか体験できないゲームなので是非遊んでみてください。

 

テクノロジードリブンなプロダクトで世界中の人々を繋げる

----R&D用の子会社「ORATTA Techne , inc.」は今後どのような展開を行っていく予定でしょうか?

上杉氏:ORATTAのミッションは「テクノロジードリブンなプロダクトで世界中の人々を繋げる」ことです。Techneで新技術のR&Dを行い、ORATTAグループ全体でそのテクノロ ジーで「人と人をつなぐプロダクト」を作っていきます。

またTechneでは、しっかりプロダクト化、アウトプットまでもっていくことを意識しています。 プロダクトを考えない技術は時代が合わずに世にでることなく終わってしま うことが多々あります。そうならないように「今の段階でどういうマーケットに アプローチできるか、どういうニーズがあるか」ということをしっかりと考えながらR&Dを行っていきます。

 

----御社としてVR事業にどの程度のリソースを割いていく予定でしょうか?

上杉氏:案件や自社企画次第で柔軟に対応するつもりですが、人材の採用・育成は積極的に進めていきます。

 

----VR事業に関するビジネスモデルについて、御社のお考えをお教えください。

上杉氏:VRがゲーム市場として盛り上がるにはもう少し時間がかかると考えています。ソリューション事業で知見や技術を蓄えながら、VRゲームが盛り上がるタイミングでORATTA本体が続けているゲーム作りのナレッジを活かして、がっつりとVRゲームにも取り組んでいこうと考えています。

 

----既存タイトルのVR化をメインにしていくのか?もしくは、新規タイトルの開発をメインにするのでしょうか?

上杉氏:ORATTAではスマホ/PC向けのゲームを作り続けていきます。リソースのかけ方も、タイトルリリースペースも今までと同じように進めていきますが、VRゲームに関しては、別のリソースで進めています。

今は完全新規のVRゲームを1本製作中です。夏頃リリースを目安にしています。既存のタイトルのVR化はマーケット的に価値がありそうであればチャレンジしていく、という感じになると思います。

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----今後、御社が開発するタイトルに関して定期的に「VR LOUNGE」で体験イベントを開催する事はお考えでしょうか?

上杉氏:VR LOUNGE自体は機会があればまたやりたいと思っています。その際にオリジナルタイトルがあれば、もちろん展示させていただきます。

VRの体験というのは今までの価値観をひっくり返すくらいの驚きの体験であり、 体験した方はますますVRに興味を持ち、市場を盛り上げるサポーターになってくれます。ただ現状は技術やデバイスに興味がある方にしか、VRを体験する機会がない状況なの で、 今回の自由が丘で開催したように、技術とは縁のないような地域で「VR LOUNGE」を開催して、いろんな方にVRを体験していただく機会を提供したいと考えています。

 

既にレッドオーシャン化したスマホゲーム市場で生き残っていくのはもちろんだが、将来的にメインストリームとなるであろう技術を見極め、初期コンテンツを作り続けることが大事だと考え、R&Dを積極的に推進している。

もうすぐ第7期目を迎える株式会社ORATTA(新潟弁で「俺たち」を表す「おらった」)。次はどんなコンテンツを作ってくるのか?期待して待とうと思う。

VR LOUNGE概要

実施場所 自由が丘
BAL OTTO
http://www.otto-jiyu.com
(自由が丘駅 徒歩1分)
日時 6/18(土),19(日),26(日)
開催時間:12:00 ~ 17:00
※VR体験受付は16:30〆
特設サイト http://vr-lounge.info

※注意:13歳未満の方はVR機器を使用できないので、予めご了承ください。

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Ryohei Watanabe

Writer: 2012年よりスマホゲーム専門メディア「アプリ★ゲット」で記事執筆・編集・メディア運用・アライアンスなどを担当。