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Facebook社員の5%以上がVRに関わっている - VR Inside

Facebook社員の5%以上がVRに関わっている

     

Facebookの看板

FacebookがVRに力を入れているのは明らかだが、実際にVR関連の業務に取り組む社員がどれくらいの人数なのかは不明だ。

Upload VRでは、Facebookが最近発表した情報からその人数を推測している。この推測が正しければ、Facebookの全社員のうち5%かそれ以上がVRに関わっていると考えられる。

この割合を大きいと見るか小さいと見るかは難しいところだが、技術職に限らず全社員の5%となるとそれなりのインパクトはあるかもしれない。

全社員の5%という数字

この数字が正しいならば、Facebook社員の5%、20人に1人がVRに関わっていることになる。とはいえ、彼らの全てがVRの開発やプロモーションに全力を注いでいるわけではないだろう。

程度の差はあるにしても、VRに何らかの関係を持つ社員がこれだけの割合で存在すると推測されている。

推測の根拠1 四半期報告

この数字を導くのに使われた情報源の一つは、Facebookが今週提出した四半期報告書だ。これは投資家に向けた情報であり、虚偽があれば問題になる。そのため、内容については信用できるはずだ。

この報告に含まれるレポートには、Facebookの現在の状況や昨年の成長が記されている。報告書によれば、Facebookの社員は2017年の3月31日時点で18,770人だ。この数字は、前年に比べて38%増加しているという。

既に1万人を超える社員を抱える規模であること考えると、Facebookは2016年から2017年にかけても力強く成長を続けていると言えるだろう。それどころか、社員を増やしすぎだとも感じられる。

いずれにせよ、Facebookでは1万8千人程度が働いているらしい。

推測の根拠2 Brendan Iribeの発言

もう一つのソースは、OculusのPC用VRチームの代表を務めるBrendan Iribeの言葉だ。

通常、Facebookは自社の社員がどういった業務に取り組んでいるかをコメントしない。だが、Iribeはロサンゼルスで今週行われたUnityのビジョンサミットで壇上に立っている(上の動画)。

IribeはここでOculusのCEOを辞任した理由について質問され、Facebookによる買収を経てOculusの組織に起きた変化について語っている。その中に、VR事業に携わる社員の数を示唆するかもしれない数字が含まれている。

「Markと握手をしたとき、私たちのチームには60人しかいませんでした。しかし今では、私たちは1,000人以上の規模になっています。

この変化の中で、私は組織の管理と1,000人のメンバーを集める業務に多くの時間を費やすようになりました」

Iribeは、OculusがFacebookの傘下に入って1,000人の超える規模の組織へと拡大したことがCEOを退いた理由としている。CEO辞任直後のブログ記事でも、モバイルVR部門を分割してPC用VR(Oculus Rift)の開発に専念するための組織変更だと説明していたので、その内容は変わっていない。

だが、推測をする上でポイントとなるのは1,000という数字だ。VRチームが1千人をどのくらい超えているか、詳細な人数は明かされていない。そこで、推測には最低の値である1,000を採用している。

18,770人の社員のうち、1000人がVRに関わっているならばその割合は5.3%だ。

FacebookとVR

Brendan Iribe

OculusのPC用VR部門代表、Brendan Iribe

数字の信頼性

5.3%という数字を導く根拠となった情報は、Facebookの四半期報告とIribeがサミットで語った内容だ。

このうち、四半期報告にある社員数の信頼性は言うまでもないだろう。投資家に向けた情報で会社の規模を偽ることはできないので、3月31日時点の社員数を正確に反映した数字のはずだ。

一方でIribeの発言はどの程度正確なものなのかはっきりしない。"over a thousand people"と言っているが、実際に1千人程度とは限らない。多くの人が関わっていることを示す会話表現として使っただけとも考えられるからだ。

実際には1千よりも2千に近い人数が関わっているのかもしれないし、1千という数字が「これまでVRチームに関わった人数の総計」であることも考えられる。現在Facebookに残っている人数を示しているとは限らない。

"over"と付けているので1千人未満とは考えにくいが、非常に幅の広い表現であることは確かだ。

 

FacebookはVRが専門の企業ではなく、SNSで成長してきた。だが、今日では社員の5%かそれ以上がVRに携わっているという。

Oculus手袋型のコントローラーを開発していると発表されており、アイトラッキング技術の研究も行っているようだ。同社がVRに大きなリソースを割り当てていることは間違いない。

今後、Facebook社内ではさらにVRが重視されるようになっていくのかもしれない。Facebook Spacesも登場し、SNSとVRを扱う部門の境目は曖昧になっていきそうだ。

 

参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/5-percent-facebooks-employees-working-vrar/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。