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VRの認知度は9割を超え、多くの人が関心を持つ - VR Inside

VRの認知度は9割を超え、多くの人が関心を持つ

     

調査結果

VRを導入している業界としては建築や医療がよく挙げられるが、実はカジノ業界もVRを積極的に導入している。

中でも、SlotsMillionは2014年に世界で初めてリアルマネーで賭けられるVRカジノサービスを開始した。国によってはパソコンやスマートフォンでプレイできるオンラインカジノが一般的な存在となっており、このVRカジノもその発展形と言えるだろう。

そのSlotsMillionがイギリスの調査会社Opiniumに依頼して行った調査によれば、92%の人がVRを「よく知っている」と回答している。特に若い世代の間では、VRが急速に広まりつつあるようだ。

VRへの関心

SlotsMillionのロゴ

リアルマネーを賭けられるVRカジノを運営しているSlotsMillionにとって、VRを利用するユーザが増えているのかどうかは関心の高い問題だ。

VRでカジノを利用するユーザが増えるようならば、VRアプリで利用できるマシンを増やしたり、サーバを強化したりといった投資をする価値がある。逆にVRに無関心な消費者が多いならば、積極的な投資は裏目に出るかもしれない。

この調査結果では、VRに関心を持つ人が急速に増えていると結論付けられている。

興味と体験

調査では、インタビューを受けた人の92%がVRをよく知っていると答えた。しかし、実際にVRを体験したことがあると答えたのは全体の23%に留まる。

この体験者の割合は、回答者の世代によって大きな開きがある。対象の中で最も若い18歳から34歳までの層では、40%がVRを体験したことがあると答えている。35歳から54歳では24%、55歳以上だと10%にまで体験者の割合は低下する。

若い世代に限れば、VRは単に興味の対象であるだけでなく、普及が始まっていると言えそうだ。

興味を持っている割合についても同様で、若い世代ほどVRに興味があると答えている。最も若い層では80%、中間層の66%、55歳以上の56%がVRに関心を持っている。

こうした傾向が生まれている背景には、世代ごとの特性とVR業界の現状が両方関係していると思われる。

一般的に、若い消費者ほど新しいテクノロジー全般に対しての好奇心が強い。これが一つ目の原因だ。

もう一つの原因は、VR業界がユーザにアピールするメインコンテンツがゲームであることだ。最近ではテレビゲームを楽しむ大人も多いが、子供の頃から身近にゲーム機や携帯電話があり、ゲームとともに成長した世代の方がVRゲームに魅力を感じるだろう。

世代間のギャップほど大きくはないものの、調査結果には性別による違いも表れている。全体的に、男性の方が女性よりもVRへの関心が強く、体験者の割合も大きい。

VRに関心を持っているのはインタビューの対象となった女性の60%だが、男性では72%となっている。体験者の割合は18%と30%だ。

それぞれの程度

調査では、VRに関心を「持っている」か「持っていない」か、「体験したことがある」か「未体験」かだけでなく、その程度についても質問している。

VRへの興味が特に強く、夢中になっていると答えたのは全体の1%に過ぎない。しかし14%は強い関心を持っており、19%は興味があるという。一方で、33%はあまり興味がないと答えている。

VR体験の時間と頻度については、15%がVRを1回か2回試したことがあると答えている。少し使っている(24時間以下)と答えたのは6%で、25時間を超えてVRを使っていると答えたのは全体の2%に過ぎない。

VR技術に興味を持つ消費者は増えているものの、その多くは「気になる」程度の位置に留まっているようだ。VRの経験についても同様で、「試したことがある」程度のライトなユーザが多いとみられる。

彼らの多くは、VRを使ってゲームや旅行コンテンツを利用したいと考えている。また、音楽のライブやスポーツの試合を見るという回答も10%以上のユーザから得られた。

第一段階の成功

SlotsMillionのCEO、Alexandre Tomicはこの結果を受けて「人々にVRへの関心を持ってもらうための第一段階が終わった」と考えている。

ヘッドセットと関連技術がより手頃になることで、VRに関心を持つ人・VRを体験した人がさらに急速に増え続けていくと考えています」

とTomicは語った。

調査によれば、2018年までにVRを利用する人は1億7千万人に上るという。2017年の末までには、VRソフトウェアの売上が46億ドル(5,104億円)に達するとも予想されている。OpiniumはVRソフトウェアの売上高が2018年までに3000%増加し、2,800万人がVRのハードウェアとソフトウェアを両方購入すると予言している。

VRヘッドセットの価格は、実際にVRを体験する人の増加を阻む障壁となっている。Tomicの言うように、デバイスの価格が下がれば「興味を持っているVR未体験者」が「VRユーザ」へと変わっていくだろう。

 

参照元サイト名:Casino News Daily
URL:http://www.casinonewsdaily.com/2017/05/10/virtual-reality-popularity-grows-report-online-casino-slotsmillion-shows/

参照元サイト名:World Casino Directory
URL:https://news.worldcasinodirectory.com/more-than-9-out-of-10-aware-of-virtual-reality-46726

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。