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VRヘビーユーザに人気のPCのディスプレイ表示アプリ『Bigscreen』が3.5億円を獲得 - VR Inside

VRヘビーユーザに人気のPCのディスプレイ表示アプリ『Bigscreen』が3.5億円を獲得

     

シアター

Bigscreen VRの『Bigscreen』は、非常にシンプルなソフトウェアだ。Bigscreenを使うと、VR空間へとPCディスプレイに表示されるはずの映像をそのまま持ち込むことができる。

RoadToVRがこのアプリケーションがVRのヘビーユーザーに人気であることを伝えた。Bigscreenのアイデアは単純なものだが、利用方法は多岐に渡る。遊びからビジネスまで様々に利用されているようだ。

Bigscreenの使用例

ゲームをプレイ

Bigscreenの公式サイトで紹介されている利用法には、次のようなものがある。

大画面でのゲーム・動画

VRでは、好きな大きさで好きな場所にディスプレイを配置できる。大画面でお気に入りのゲームや動画を楽しむのも思いのままだ。天井全体をディスプレイにして、寝転んで見上げるなんて視聴スタイルも許される。

VR空間に集まって友人とゲーム

離れたところに住む友人と、同じ部屋でゲームをするような体験ができる。自分がVRに持ち込んだ画面の映像や音を他のユーザに届けることができるので、共有は簡単だ。各自が自分の画面を持ち込めるので、画面分割ができないゲームもプレイできる。

バーチャルシアターで映画鑑賞

VR空間のデザインは自然の中から高級なシアタールームまで自由に変更できる。居心地の良い部屋で、友人と一緒にストリーミング動画を視聴しよう。

バーチャル会議室で打ち合わせ

最大4人が入れる会議室に、最大3枚のバーチャルディスプレイを表示できる。資料を共有し、互いの作業風景が見える状況ならばリモートワーカーの作業効率も上がるだろう。

Bigscreenの特徴

AV機器

上記のような使い方を実現するBigscreenには、このような特徴がある。

・マルチモニター(最大3台)が可能。ノートPCしかなくても、複数のバーチャルな大画面を使っての作業が可能だ。

・プライベート/パブリックルームの作成。自分専用、あるいは友人専用の部屋を作成したり、見知らぬ人とコミュニケーションできるように部屋を開放したりできる。一つの部屋には最大4人が同時に入室できる。

・各社のコントローラーに対応。HTC ViveOculus Touch/Remoteはもちろん、Leap Motionにも対応している。

・VR空間の背景多数。豪邸、シアター、野外、宇宙空間まで用意されており、用途に合わせて選択できる。

・ボイスチャット。せっかく友人と集まったら、ボイスチャットで会話しながら動画やゲームを楽しもう。

・アバターのカスタマイズ。VR空間に表示されるアバターは好みに合わせて設定できる。

現在はRiftViveにのみ対応しているが、公式サイトによればGear VRやDaydreamへの対応も検討されているようだ。処理能力の差があるのでどの程度の品質が実現できるかは不明だが、利用者が増えればより面白いサービスになりそうだ。

Bigscreenの今

デスクトップを表示

Voice of VR Podcastでは、「Bigscreenでのコミュニケーションでは、ディスプレイが『社会的潤滑剤』として会話を始めるきっかけになる」と言われている。「コミュニケーションアプリです、自由に楽しんでね」と言われて放り出されるよりも、共有できる画面というきっかけがあることで初めてのユーザとも話しやすい空間になるのだろう。Bigscreenで一つの部屋に入れる人数は4人と少ないため、ユーザ同士の距離が近いのも特徴だ。

Bigscreenの大画面でゲームをするだけが目的なら、プライベートルームで一人で遊ぶこともできる。しかし、ときには興味の近いゲーマ同士が何度も一緒にゲームをすることもあるという。

友人やビジネスパートナーと画面を共有する用途だけでなく、趣味の合う新たな友人を見つける方法としても利用されているようだ。

創業者のDarshan Shankarによれば、ヘビーユーザーは週に20時間から30時間もこのアプリを使っているという。これは他のVRゲームやVRコミュニケーションアプリと比べても驚くべき数字だ。

Bigscreenがこれほど成功しているのは、VRコンテンツとしての没入感の高さとユーティリティとしての利便性、そして安定性が理由だろう。大画面・複数画面は一人で何かをするにも便利で、ちょっと誰かと話したいときにはプライベート設定を解除すれば良い。一般的なPCディスプレイでできることはBigscreenでも可能なので、使いみちが豊富なアプリなのだ。

こうした理由で人気があるからこそ、Bigscreenは300万ドル(3.5億円)もの資金を獲得できた。同社は2017年の夏を目処にパブリックベータを終了し、バージョン1.0をリリースしたいとしている。

 

参照元サイト名:Bigscreen VR
URL:http://bigscreenvr.com/

参照元サイト名:RoadToVR
URL:http://www.roadtovr.com/bigscreen-vrs-social-computing-space-may-vrs-first-killer-productivity-app/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。