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サイケデリックで近未来を感じろ!無料で楽しめるVRビジュアライザー「Fantasynth」プレイレビュー - VR Inside

サイケデリックで近未来を感じろ!無料で楽しめるVRビジュアライザー「Fantasynth」プレイレビュー

        2017/05/07

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本日は音と映像のVR映像ソフト「Fantasynth」を特集する。エレクトロ・ミュージックに合わせて、7分ほどの映像体験ができるトリップ・インタラクションとも呼ぶべき映像作品だ。

無料でダウンロードできることもあってか、美しいビジュアルはSteamストアでも「非常に好評」と、なんと100%の高評価を獲得している。とりあえず落としてみてもいい作品だ。

Fantasynthとは

サイケデリックで未来的なVRビジュアライザーとも言うべき「Fantasynth」は、言うなれば電子音楽とVR映像による、神秘的な映像体験ができるアーティスティックなインタラクション、といったところだろうか。

「Fantasynth」を起動すると、エレクトロミュージックに同期した映像に併せ、7分間の電子的な旅に出ることになる。

ストーリーなどは皆無だが、電子的ながらも洞窟かなにかを彷彿とさせる映像表現、特に炎の表現が迫力があり、なにより美しい。

クラブ・ミュージックを彷彿させるサウンドやビジュアライザーにも似た映像表現を堪能できる。

楽曲はN'toが担当している。

Fantasynth操作方法

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「Fantasynth」を起動する際、操作方法がわからずに困惑してしまったのでここに自分のミスをここに記しておきたい。

自分の不慣れもあるのだが、英語圏のVRコンテンツの操作方法に困惑する事は正直多い。自分の愚かさが誰かの参考になれば幸いである(笑)。

「Fantasynth」を起動し、HMDを装着すると、光が少しずつ集まってくるが、操作しようとしてHTC VIVEのハンドコントローラーを闇雲に操作してしまうと、映像が一時停止してしまい、いつまでたってもはじまらない。

それもそのはず。操作方法はHTC VIVEのハンドコントローラーのトリガーで映像/音楽を一時停止する、それだけだった。

つまり、トリガーを押すことで映像の進行をストップさせてしまっていたのだ。

待とう。だんだん光が形をなし、電子音楽のトリップがはじまるはずだ。

また、最初自分の環境ではサウンドが出なかった。これはPC上で「Fantasynth」のアプリケーションを最前面にすることで改善された。具体的な作業としてはAlt+TabやEscキーを押すことにより、「Fantasynth」のウィンドウをアクティブにしておくことだ。まあPC上級者にとっては基本的な事かもしれないが、初心者の自分は「無音のコンテンツなのかな?」と戸惑ってしまったので。念のため。

プレイする前に立ち位置を調整もしておいたほうがベターだ。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)との距離が結構シビアで、すぐにHTC VIVEのルームスケールの境界線が表示され、没入感を損なってしまう(もちろん安全対策ではあるのだが)。
とはいえ、うまく調整すれば座ったり寝転んでの体験も可能。基本的には立位での視聴を想定しているとは思うが、好きな姿勢で映像を堪能しよう。

ここからは蛇足だが、できたら低音がきちんと出る遮蔽型のイヤホン・ヘッドホンを用意しておきたいものだ。やはり電子音楽は低音の重みを感じられるサウンドで味わいたいものである。

ところで余談だが、筆者の環境ではSteamアプリのライブラリから表示されなかったがそういうものなのだろうか…?ストア上から検索されてはじめてインストール・プレイが可能になった。

 

Fantasynth 感想

VRと音楽の相性は非常にいいと思う。没入感を生み出すVRの表現技法と、音楽が和声や爆音、電子音やノイズ、照明などを使って生み出した陶酔感は強い親和性があるからだ。

これは美しい映像作品だ。特に、中盤、炎柱が上がる演出は、スタジアム・ロックのコンサートのようで迫力があった。

視覚が立体的に移動する様は、映像作品というよりはVRアプリ黎明期に多々あったVRコースター・アプリに近いと思った。もちろん、スピードや没入感に重きをおいたVRコースターと、音楽とのシンクロ、光の増減で快楽を生み出す本作とはまったく別物ではある。だが、何かトリップして戻ってくるようなアトラクション性は、どこか遊園地などで体験するような「異世界から、現実に戻ってくる」のような緊張と緩和を感じさせるものだった。

また、VR酔いが起こりづらいのも好感が持てた。急激なカーブやHMDをつけたまま視点を動かすと、トラッキング精度が悪いゲームなどではVR酔いを起こしてしまう。本作は一方方向に動く映像であり、また、視界を動かしても不自然に動くことはなかった。唯一、一時停止をすることにより、急激に映像がとまり、酔いそうになるな、とは思ったが、正直一時停止をするユーザーも少ないと思う。

 

無料だがボリューム不足は残念

本作は無料だということもあってか、ゲーム性がないにもかかわらず高評価を得ている。だが、やはり映像の美しさを堪能してしまうと、このクオリティでゲームを楽しみたい…とか、音楽を別の音楽で楽しみたい…などと不平不満を募らせてしまう。まったく、業の深い生き物だ。何回もリプレイするか…?と問われると疑問は残る。

とはいえ、映像、音楽、ともにクオリティは高い。プレイできる環境があったら間違いなく体験してみてほしい作品だ。

 

Fantasynth 詳細

タイトル Fantasynth
ジャンル その他
開発元 HelloEnjoy
リリース日 2017年4月20日
価格 無料

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Takanomerde

Writer: 1984年生まれ。多感な時期にファミコンから家庭用ゲームの黎明期・黄金期を体験して過ごす。ゲーム音楽に多大な影響を受けたギタリストでもある。