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ロンドンに初めてのフルスケールVRアーケードが登場 - VR Inside

ロンドンに初めてのフルスケールVRアーケードが登場

     

DNA VR

日本でも最近増えつつあるVRアーケード。高価なVRヘッドセットや対応PCを用意することなく、気軽にVR体験ができるこの施設は日本に限らず世界中でその数を増やしている。

母体も様々で、HTCのようなVRヘッドセットメーカーが展開するもの、映画で有名なIMAXが展開するもの、VRアーケードのためだけに立ち上げられたスタートアップ企業が運営するものなどがある。

多くの大都市にVRアーケードがオープンする中、イギリスの首都であるロンドンにはVRアーケードが1軒も無い状態が続いていた。Upload VRは、ついにこの状況が変わると伝えた。

DNA VRが近々ロンドンに初のVRアーケードをオープンするという。

DNA VR

DNA VRを選ぶ理由

DNA VRは、ロンドンで初めてのVRアーケードを展開するエンターテイメント企業だ。そのため、ロンドンでVRアーケードを利用したいなら必然的にDNA VRを選ぶことになる。

もちろん唯一の選択肢であること以外にも、DNA VRを選ぶ理由はある。一つはデバイスへの初期投資やセットアップが不要なことだ。

自宅でもVRデバイスとゲーミングPCを用意すればVR体験が可能だが、デバイス(DNA VRで使われているのはHTC Viveだ)と対応PCを購入するには10万円以上が必要になる。

DNA VRのVRアーケードならば、高価な機器を購入することなくVRを楽しめる。PCのセットアップや配線も不要で、VR体験中に家具にぶつからないようにプレイスペースを作る必要もない。

Steamで提供されているVRゲームだけでなく、2人から6人で遊べるマルチプレイ用の独自のVRコンテンツ『Alice in Wonderland: Stories』も提供されている。このコンテンツを利用するためには、DNA VRを訪れるしかない。

Alice in Wonderlandでは、VR空間で友人と一緒にパズルを解いてストーリーを進めていくことになるようだ。内容については詳しい説明がないが、同社のブログ記事を見る限りではVRを使った脱出ゲームのようなコンテンツではないかと思われる。

提供されるコンテンツ

公式サイトには、DNA VRが提供するゲームの完全なリストが掲載されていない。FAQによればSteamで販売されているシューティングゲーム、カジュアルゲーム、シミュレーターやEverest VR、Google Earth VR、Tilt Brushのようなゲーム以外のコンテンツが用意されているという。

オープン後にも、コンテンツは追加されていく予定だ。

さらに、ユーザが所有するコンテンツをアーケードで利用することも可能だとされている。DNA VRの提供していないコンテンツをSteamで購入している場合は、事前に連絡しておくことで自分のSteamアカウントを利用できるように設定しておいてもらえるようだ。

自作のVR映像や映画をあらかじめ送信しておき、VRで視聴することにも対応する。

予約

公式ホームページから予約が可能になる予定だが、まだ予約サービスは提供されていない。

現時点では利用料金についても不明だが、3つのシングルブース、グループ用ブース(3人用)、Alice in Wonderlandのための6人用の部屋が一つ用意されている。

デバイスとしてはHTC Viveが使用され、詳細は不明ながら「非常に強力なPC」によって滑らかなVR体験が保証されるという。

オープンは今月中の予定だが、日付は発表されていない。

VRアーケードの役割

IMAXのVRセンター内部

VRのためだけの空間

VRアーケードを展開する理由について、IMAXは「家庭用VRの普及が遅れていること」を挙げている。家庭でVR体験をするのが当たり前になっていないからこそ、VRアーケードには目新しさという価値が付いている。

体験する場所としてのアーケード

家庭用VRが普及するまでの間、アーケードには一般の消費者にVRを体験してもらうという役割がある。それを目的に訪れる利用者も多いだろう。

だが、デバイスの低価格化やVRコンテンツの充実によって普及が進めばこうした役割は消えていく。もちろんネットカフェのような形で残っていくことも考えられるが、他の娯楽と比べても高価な現在の価格設定で続けていくことは難しいだろう。

アーケード限定コンテンツ

家庭用VRとの差別化要因となるのが、アーケードでのみ体験できるコンテンツだ。

映画の場合、映画館に行けばBDの発売よりも先に最新の映画を見られる。VRでも、家庭用よりも先にアーケードで公開される(または、アーケード専用)といったコンテンツが出てくることは考えられる。

それ以上に期待されるのが、家庭で利用するのが難しいVRコンテンツだ。複数のヘッドセットが必要となるローカルマルチプレイや、実際に広い空間で遊ぶロケーションVRが候補となるだろう。DNA VRのAlice in Wonderlandもその一例だ。

VRアーケードならではのコンテンツを提供すれば、新時代のエンターテイメントとしてVRアーケードの立場が維持できるのではないだろうか。

 

参照元サイト名:DNA VR
URL:http://www.dnavr.co.uk/

参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/london-vr-arcade/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。