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ニンテンドー64『ゴールデンアイ007』のVRバージョンが登場すればフィットネスにも最適? - VR Inside

ニンテンドー64『ゴールデンアイ007』のVRバージョンが登場すればフィットネスにも最適?

        2017/04/09

ニンテンドー64のゴールデンアイ007

VRゲームをするならWindows搭載のパソコンかソニーのPS4、あるいはスマートフォンの時代だ。残念ながら任天堂のゲーム機はまだVRに対応していない。任天堂からもVRへの対応に関する前向きなコメントが発表されていて、技術的にはSwitchのVR対応が可能らしいので今後に期待したい。

それはともかく、昔はニンテンドー64を持っていた(あるいは今も持っている?)というVRゲーマーは少なくないのではないだろうか。ニンテンドー64にはマルチプレイでの対人戦が盛り上がるゲームがたくさんあったが、その中でも非常に人気のあったFPSが『ゴールデンアイ007』だ。

このゴールデンアイ007は、様々な面で新しい作品だった。もしもこのゲームがVR化されたら、それはきっとダイエットにももってこいなのではないか……そんな記事がVR Fitness Insiderに掲載された。

『ゴールデンアイ007』

ニンテンドー64で発売されたゴールデンアイ007は、初めてコンソール機でヒットしたFPSと言える。当時FPSは一部の本格的なゲーマーがパソコンで遊ぶものだったが、このタイトルがヒットしたことでコンソール機向けにも多くのFPSが発売されるようになった。

コンソールの性能が上がってパソコンと同じ作品を移植できるようになったという理由もあるが、「家庭用でもFPSが売れる」と気づかせた作品だ。同時に、映画のゲーム化作品として初めての成功例とも言えそうだ。

ゴールデンアイ007以前にも家庭用のFPSタイトルは発売されていたが、それでも一つの転換点となった作品には違いない。

このゲームはゲーマーがジェームズ・ボンドの視点でプレイすることを可能にした。そして優れた操作性や当時としては最先端のグラフィックス、物理計算によって高い評価を受けた作品だ。

マルチプレイヤーモードの楽しさ

ジェームズ・ボンドとしてテロリストと戦うストーリーモードでは、様々な武器やクールなスパイガジェットを駆使して彼らの陰謀を防ぐことになる。ストーリーラインもしっかりしており、「動くものはみな撃つ」ではないステルス有利のゲームバランスも当時の多くのシューターと異なる点だ。

このモードも楽しいが、マルチプレイヤーモードのデスマッチを友人とプレイしたゲーマーが多いのではないだろうか。

最大4人のプレイヤーが参加できる対戦モードでは、一人の生き残りを決めるために互いに撃ち合うことになる。あるいは、2対2のチーム戦も可能だ。

シングルプレイ時に登場した多様な武器を使ったマルチプレイには、対人戦ならではの盛り上がりがある。素手(このゲームではチョップが可能だ)で格闘王を決めるのも、設置型の爆弾で嫌がらせをするのもプレイヤー次第だ。

VRバージョンではどうなるか

運動量はすさまじい

ゴールデンアイ007は古いゲームということもあり、現在のFPSと比べると非常にシンプルだ。VRヘッドセットではニンテンドー64よりも高度な処理が可能なので、VRバージョンは劣化版や完全な移植ではなく、強化されたリメイク版となるだろう。移動や視線の操作はそのままVR用の銃の形をしたコントローラーか、通常のコントローラーでの操作に対応するはずだ。

もしも銃の形のコントローラーが使えるならば、プレイヤーは実際に銃を構える動作で照準を付けることになる。そうでなければ、スティックやハンドトラッキングコントローラーを使うことになるだろう。敵の銃弾を避ける、障害物の影にかがみ込む、走ったりサイドステップをしたりするといった操作もハードウェアのトラッキングで対応可能だと思われる。

ストーリーモードではステルスがメインになるため、VR酔いを引き起こす激しい動きは少なくなるだろう。『シリアスサム』のようなハイスピードなFPS作品をVR化すると酔いの問題がついて回るが、ゴールデンアイ007ではテレポート移動といった対策は不要かもしれない。

マルチプレイで地獄のダイエット?

だが、それはシングルプレイに限った話だ。マルチプレイでは事情が違ってくる。

ローカルマルチしか行えないニンテンドー64とは異なり、VRバージョンでは世界中のエージェントとのオンライン対戦が可能になるだろう。リアルで集まらなくても良いので、いつでもマッチングし放題だ。

マルチプレイでの熾烈なデスマッチでは、プレイ時間のほとんどを走りながら過ごすことになる。ベテラン同士の戦いは30分も続くことがあるので、プレイヤーは精神的にも体力的にもかなり消耗することになるだろう。消費するカロリーもなかなかの量になるはずだ。

 

VRゲームで運動することで、5ヶ月で20キロ以上も体重を落としたという男性もいる。最初からダイエットを目的に作られたVRフィットネスマシンを使うのも良いが、こういったマシンは大きくて価格も高いので個人で購入するのは難しいだろう。

また、コンテンツの問題もある。黙々とランニングマシンの上を走るよりは良いかもしれないが、フィットネスの気晴らしとして作られたコンテンツとゲームとして売るために作られたコンテンツならば後者の方がよりエキサイティングで長く遊べるのではないだろうか。

通常のVRシステム内でプレイできるタイトルでフィットネスを考えると、ゴールデンアイ007のような対人戦が楽しいFPSはかなり効果的かもしれない。Omniでプレイできれば理想的だが、こちらも先日一般家庭への国際配送が断念されてしまった。

ここはVive Trackerを上手く使えば、家庭で本格的なゲームを楽しみながら運動不足の解消もできるようになるかもしれない。フルボディトラッキングが可能なので、ダイエット目的ではないタイトルの操作に身体を使うことができそうである。

フィットネス要素が強くなりすぎて楽しさを感じられなくなっては本末転倒だ。ゴールデンアイ007のように面白くて、ついでにフィットネスができるような作品ならば言うことがない。

 

参照元サイト名:VR Fitness Insider
URL:http://www.vrfitnessinsider.com/vr-fitness-game-goldeneye-007-edition/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。