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リアルな世界がマリオワールドに!HoloLens版スーパーマリオのプレイ動画が公開 - VR Inside

リアルな世界がマリオワールドに!HoloLens版スーパーマリオのプレイ動画が公開

     

海外メディアVRScoutは、HoloLens版スーパーマリオのプレイ動画を紹介した。

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等身大でプレイできるHoloLens版スーパーマリオ

1985年に任天堂がリリースしたファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」は、世界一売れたゲームソフトとしてギネス記録に登録されており、その絶大な知名度の高さに関して異論の余地はないだろう。

そんな同ゲームが、HoloLensアプリとしてリメイクされた。周知の通りHoloLensはリアルな世界にARオブジェクトを表示するハイエンドARデバイスなのだが、同デバイスに最適化されたスーパーマリオとは、プレイヤー自らがマリオとなってAR表示されたクリボーたちを倒す一人称視点のゲームなのだ。

動画を見るとわかるように、HoloLens版スーパーマリオでは、HoloLensを装着したプレイヤーの視界にはリアルな世界のなかにレンガや土管といったゲームステージを構成する障害物がAR表示される。

ステージを進んでいくと、AR表示されたクリボーが近づいて来る。プレイヤーは自分の視界内で親指と人差し指あるいは中指を何度か合わせると、クリボーに向かってファイヤーボールを放つことができる。この親指と人差し指あるいは中指を何度か合わせる動作は、PCにおけるクリック、あるいはスマホにおけるタップに相当するのだろう。

同アプリを開発したAbhishek Singh氏は、過去にはドラゴンのかたちをした椅子とモバイル型VRヘッドセットを組み合わせてドラゴンに騎乗するバーチャル体験についての動画を公開したことでも知られている。

ノンゲーム分野への投資が先行しているAR市場

ARアプリと言えば「ポケモンGO」が圧倒的な知名度をほこっているが、実のことろAR市場においてはゲーム分野はむしろ規模が小さく、ノン・ゲーム分野のほうが成長していることが知られている。

以上の事情に関しては本メディアでもすでに報じており、2016年のアメリカのARアプリへの投資におけるゲーム分野への割合はわずか14%であり、残りの86%はノン・ゲーム市場に投資されていたことが報告されている(下のグラフ参照)。

UploadVRの記事をもとに本記事執筆ライターが作成したソフトウェア・カテゴリー別投資先グラフ

UploadVRの記事をもとに本記事執筆ライターが作成したソフトウェア・カテゴリー別投資先グラフ

また最近Appleが発表したARアプリ開発プラットフォームARKitを使ったARアプリのカテゴリーには、ゲーム以外にも少なくとも9カテゴリーが想定されるという報告もある。

リアルな世界がそのままゲームワールドになるHoloLensゲームアプリ

AR市場において少数派のARゲーム、とくにHoloLensゲームアプリのデモ動画となるとまだ数は少ないのだが、以下に過去に本メディアで紹介したものを列挙する。

ディスプレイをAR表示したスーパーマリオブラザーズ

日本でまだ開発版HoloLensがリリースされていない2016年8月29日に紹介したHoloLens版スーパーマリオは、ディスプレイをAR表示した以外は既存のスーパーマリオと何ら変わらないシンプルなものである。

このプレイ動画と本記事で紹介したそれを比較すると、本記事で紹介したプレイ動画が「リアルな世界をゲームワールドに変えることができる」というHoloLensの可能性を適切に理解していると言える。

リアルな空間にポータルをあけるHoloLensゲーム

2017年2月6日に紹介したSF的なグラフィックのHoloLensゲームは、リアルな空間にポータル(異空間に通じる穴)を開けるものだ。

ポータルは、傑作SFゲーム「メトロイド」を連想させるメカニックな腕らしきモノが空中に狙いを定めると開く。動画にはポータルのほかに立方体のオブジェクト=キューブも登場しており、キューブがポータルを通じて現実にはあり得ない空間移動をしている。

英単語の発音を学べる「ENGLISH BIRD」

2017年2月13日に紹介した「ENGLISH BIRD」は、リアルな空間を飛び回る鳥がぶら下げているカードに書かれている英単語を発音すると、スコアが入る教育アプリ。

上の動画から、HoloLensには英語音声認識機能が実装されていることがわかる。

室内をゴルフコースに変える「HoloGolf」

2017年3月6日に紹介した「HoloGolf」は、リアルな室内をゴルフコースに変えるアプリである。

ボールをはじく時に、指のはなす時の距離に応じてボールが転がる距離も変わるように設計されているので、とくに説明がなくても直観的に操作できる。

以上のようにARゲームアプリには「リアルな空間をゲームワールドに変える」というVRゲームにはない特徴がある。この特徴を生かすようにARゲームが進化すれば、劇場版ソードアート・オンラインで描かれたような「オーディナル・スケール」も決して夢ではないのだ。

HoloLens版スーパーマリオのプレイ動画を紹介したVRScoutの記事
https://vrscout.com/news/super-mario-bros-hololens/

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吉本幸記

Writer: 千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com