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カナダのトロントにVR施設「House of VR」が登場 - VR Inside

カナダのトロントにVR施設「House of VR」が登場

     

House of VR

カナダのトロントにオープンしたVRラウンジ「House of VR」の外観

VRは将来が期待されている技術であると同時に、現在の流行でもある。ゲームデベロッパーや映像のクリエイターたちもVRコンテンツの制作を行うようになっており、VRを使ったエンターテイメントも増えてきた。

だが、流行に敏感なはずのトロントの人々はまだあまりVRに興味を持っていないようだ。

この状況を変えるため、トロントにVRラウンジ兼イベントスペース「House of VR」がオープンした。

House of VR

House of VR内観

House of VRの2階の様子

このHouse of VRは、トロントにおけるVRの拠点となることを目指して作られた施設だ。

5月6日にクイーンウエストにオープンしたHouse of VRでは、時間ごとに料金を支払ってVRゲームやVR映像を楽しむことができる。また、スペースを使って開催されるイベントに参加したり、イベントを主催したりすることも可能だ。

House of VRの設備

House of VRには10の閲覧ポッドと、13のプレイユニットが用意されている。

閲覧ポッドではGear VRを使って360度映像を閲覧することができる。プレイユニットでは、パワフルなグラフィックボードを搭載したハイエンドPC(詳細不明)とHTC Viveを使ったクオリティの高いVR体験が可能になっているという。

1人から4人までのグループで利用でき、Viveを使用している一人以外は用意されたベンチに座って壁面ディスプレイの映像を眺めたり、アーティスティックな内装が施されたオープンなスペースを楽しんだりしながら待つことになるようだ。

新しい施設だけあって、車椅子での利用も可能だという。

料金プラン

House of VRには、HTC Viveを使った通常のVRゲーム体験の他に、グリーンバックを利用したMR体験ができるプランや360度コンテンツの閲覧のみのプランも存在している。それぞれの価格は以下の通りだ。

プレミアムVRラウンジを謳っているだけあって、価格は少々高めに感じられる。

・VR体験(60分) 55ドル(4,500円)
HTC Viveを使ったVR体験ができるユニット一つあたりの価格だ。最大4人で一つのユニットを使用できるが、ヘッドセットは一つしか用意されていない。
現在はシングルプレイヤー用のVRゲームしか用意されていないが、2017年の夏に向けてマルチプレイヤーゲームを用意しているようだ。

・MR体験(60分) 75ドル(6,200円)
緑のスクリーンを背景にすることで、プレイヤー自身の姿がVRの中に映し出される体験ができる。
こちらも最大4人で利用できる。

・360度閲覧ポッド
Gear VRを使った360度コンテンツの閲覧が可能。
価格は30分12.5ドルまたは60分20ドル。それぞれ日本円で1,000円と1,650円程度となる。

通常のプランの他に、10人以上のグループでの予約なども可能なようだ。グループでの利用やイベントスペースのレンタルについては価格表に掲載されておらず、問い合わせが必要となっている。

オーナーのコメント

イベントスペース

VRヘッドセットを使うイベントも開催できる

House of VRのオーナーは、BetaKitに対してこの施設を作った理由を語っている。

共同オーナーの一人であるJonah Brotmanは、「流行に敏感で文化的な都市であるトロントがVRの流行に遅れていることに驚いた」という。

「カナダ人の91%は、まだバーチャルリアリティを体験したことがありません。一度VRヘッドセットを試してみれば、その体験がどんなに没入感の高いものなのかが分かるでしょう。

House of VRを、トロントのバーチャルリアリティをリードする拠点にしたいと考えています」

オーナーは毎週コンテンツを更新&編集していくことを予定しており、利用者は施設を訪れるたびに異なる経験が可能だという。

 

VRの先進国であるアメリカと国境を接するカナダだが、VRの普及はあまり進んでいないようだ。その中心都市であるトロントにHouse of VRのようなVRラウンジができたことで、市民のVRに対する関心も高まるかもしれない。

やや強気の価格設定だが、4人で利用して60分4,500円ならば一人あたり1,100円程度である。娯楽としてはそこまで高すぎるわけでもない。

現時点では家庭でも利用できるVRゲームが遊べる施設だが、今年の夏にローカルマルチプレイが可能になれば人気施設となることも考えられる。

 

参照元サイト名:House of VR
URL:http://houseofvr.com/

参照元サイト名:BetaKit
URL:http://betakit.com/house-of-vr-launches-in-toronto-to-get-more-canadians-interested-in-vr/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。