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スマートフォンHonor 8 Proは箱がそのままVRゴーグルになる - VR Inside

スマートフォンHonor 8 Proは箱がそのままVRゴーグルになる

     

Honor 8 Pro

HuaweiのHonor 8 Pro

最新のスマートフォンさえあれば、比較的安価にVR体験が可能となるモバイルVRヘッドセット。HTC ViveやOculus RiftのようなPCベースの本格的なVRヘッドセットに比べれば体験の質では劣っても、その価格は魅力だ。

PCベースのヘッドセットがVR対応のパソコンを含めて10万円以上するのに対し、モバイルVRならばワンコインで利用できるVRゴーグルも販売されている。

わざわざゴーグルを購入したくないユーザは、Huaweiがヨーロッパで販売するHonor 8 Proを購入するという手もあるかもしれない。この端末を購入すれば、もれなくVRゴーグルが付いてくる。

Honor 8 Proのスペック

Honor 8 Pro

Honor 8 Proの本体と外箱

価格の安さと性能の高さを両立させ、日本でも人気を獲得しつつあるHuaweiのスマートフォン。価格と性能のバランスを考えると、ASUSあたりが検討時のライバルになっているのだろうか。

このHonor 8 Proの元となるHonor 8は日本でも販売された機種だ。ミドルクラスで価格は4万円を超えているものの、2万円前後のエントリーモデルと比べると性能には大きな差がある。

格安SIMと組み合わせて2台目として持つ、スマートフォンに極端な高性能を求めない両親に持たせる、といった使い方をしているユーザも多いだろう。

Honor 8 Proは日本では販売されていないが、そのスペックはHonor 8をさらに強化したものになっている。その分、474ポンド(6.8万円)と値段も高くなってしまった。

優れたスペック

特筆すべきは5.7インチのディスプレイだ。サイズが大きいだけでなく、解像度も2560×1140と高い。

バッテリーも4,000mAhと大容量なので、長時間のVR映像視聴にも耐えられる。通常使用であれば2日間使えるほどだという。

その他の性能も順当に進化しており、HiSilicon Kirin 960(2.4GHz)と6GBのメモリで高度な処理に対応可能だ。ストレージは64GBに加えてマイクロSDでの拡張にも対応している。

欠点としては、180gとやや重めになった重量がある。これについては画面サイズとのトレードオフと考える他ないが、VRの視聴に使うならば軽い方がありがたい項目ではある。

隠れたVRゴーグル

箱がVRゴーグルになる

箱がVRゴーグルとして使える

スマートフォンにVRヘッドセットが付属するといえば、サムスンのGalaxyスマートフォンだ。最新のGalaxy S8/S8 Plusでも、予約購入者にはリモコンが付属した2017年モデルのGear VRが無料で提供された。

箱の再利用

だが、Honor 8 Proを製造するHuaweiはサムスンのGear VRような自前のVRハードウェアを製造しているわけではない。そして、Honor 8 Proの箱はVRヘッドセットが入るほど大きくはない。

それもそのはずで、Honor 8 Proに付属するVRゴーグルは本体の入っている箱をそのまま利用するのだ。付属するレンズを箱に開けられた穴にはめることで、使いみちのない空き箱がGoogle Cardboardプラットフォームに対応するVRゴーグルとなる。

このアイデアならば箱を無駄にすることもなくリユースでき、追加の出費ゼロで付属のJaunt VRアプリの360度映像を楽しむことが可能だ。

VRは人気がある

メーカーは、「VRは現在人気が上昇しているメディアであり、顧客のニーズがあると考えてHonorブランドのスマートフォンにCardboardヘッドセットを付属させることを決めた」と説明している。

Honor 8 ProにはVRの視聴に適したスクリーンとすぐに使えるVRゴーグルがあり、Jauntとの提携によって豊富なコンテンツも用意されている。端末をセットアップしてすぐにVR体験を始めることができるのがウリだ。

特定の層へのアプローチ

Honorは誰にでも受け入れられることを目指すブランドではなく、デジタルネイティブ世代の消費者をターゲットとしたブランドだ。彼らはインターネットとの付き合い方や購買行動に特殊な傾向を持っており、他の世代とは異なるニーズがあるという。

最新のVR体験を彼らに届けることが、このHonor 8 Proと付属ゴーグルの狙いだ。

Huaweiが提供するこのVRゴーグルはサムスンのGear VRほど高価なプレゼントではないが、スマートフォンの空き箱を利用するというアプローチは面白い。追加のコストが一切かからないことに目新しさも加わって、一度はJaunt VRのコンテンツを試すのではないだろうか。

オマケの存在で端末の購入に影響を与えるほどのインパクトがなくとも、ミレニアル世代に対して流行に乗っている自分たち向けのブランドだという印象を与えることはできそうだ。

 

参照元サイト名:Huawei
URL:https://www.vmall.eu/uk/honor-8-pro-uk-blue-300763/

参照元サイト名:Pocket Gamer.biz
URL:http://www.pocketgamer.biz/interview/65881/we-interviewed-honor-to-find-out-what-the-new-honor-8-pro-brings-to-vr/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。