VR Inside

VRの未来を創るビジネスメディア

【メタデータをつける】Premiereやムービーメーカーで編集した360°パノラマ動画をYouTubeの360度動画に対応させる方法を検証してみた - VR Inside

【メタデータをつける】Premiereやムービーメーカーで編集した360°パノラマ動画をYouTubeの360度動画に対応させる方法を検証してみた

        2016/08/31

2015年3月にYouTubeが360°動画に対応し、2015年10月には手軽に360°動画を撮影できるTHETA Sが登場しました。

2016年は国内360°動画専門のチャンネル360Channelが開設、プロ野球でも横浜DeNAベイスターズが360°動画チャンネル「360BAYSTARS」を開始するなど360°動画が徐々に浸透しつつあります。

10~20代に360°動画の視聴について行ったアンケート

10~20代に360°動画の視聴について行ったアンケート結果

一般の方の360°動画もYouTubeでちらほらされるなか、撮影した動画を編集・加工してアップしている方はあまりいらっしゃらないように見えます。

なので、今回VR Inside編集部が今更ですが、360°動画の編集方法を紹介したいと思います。

360°動画を撮影

まずは360°動画の撮影を行います。さまざまな撮影ツールがありますが、国内で最も身近なのはRICOHさんの出しているTHETA Sではないでしょうか。

今回はこちらを使用した動画素材を使います。

RICOH THETA S

RICOH THETA S

撮影した動画はこちらです。

山梨と徳島から上京してきた青年が新宿中央公園でアングリーバードのぬいぐるみでドッジボールをするごく普通の光景ですね(Rovio Entertainment社の皆さますいません)。

ただ、このままだと無駄な部分も多く、見ていて退屈です。この動画をもっとクリエイティビティーにしたいと思います。

ということで、こちらの動画をもとに「カットする」「BGM・効果音をつける」「テロップを入れる」という作業を行いたいと思います。

動画の編集をする

動画編集ソフトは今回はPremiere Pro CCを使用しました。

Premiereで編集

Premiereで編集

無償のものでやるならWindows ムービーメーカーでも同様のことができます。

360_4

MP4を書き出し

カット、テロップ、音入れをササッとすませて編集が完了しました。

編集が完了したらレンダリングのあと、ファイルを書きだします。

このとき、MP4で出力するようにしてください。

Premiere Pro CCでの動作は「ファイル」→「書き出し」→「メディア」を選択。

書きだし方法

その後、ファイル形式はH.264にする。この設定にすればMP4で出力がされます。

ファイル形式はH.264にする

ファイル形式はH.264にする

出力された動画をそのままYouTubeにアップして再生してみる。

360°動画にはならず。

原因は360°動画として判別するために必要なメタデータが入っていないためです。

メタデータの入れ方についてはいくつか種類がありますが、アプリを使って入れるのが一番楽そうなので、そちらの方法を採用します。

360°動画と認識させるメタデータをつける

360°動画にするためにはYouTubeヘルプにある「360度動画のアップロード」ページにあるアプリをダウンロードします。

360°動画のアップ方法

赤い枠のリンクをクリックしてDLします。

ダウンロードしたらZIPファイルを解凍後、Spatial Media Metadata Injector.exeというファイルを実行します。

実行すると以下のような画面が立ちあがります。

Spatial Media Metadata Injector

画面下の「Open」を押してMP4のファイルを選択します。

mpgファイルなどは認識されず、mpgファイルの拡張子をMP4に無理矢理なおしても反応しませんのでご注意。

MP4を選択

壊れていないMP4を選択すると「Current 360 video」という項目が表示されます。

ファイルが選択される。

この状態で「Inject metadata」を押す。

360_12

そうすると、「xxx_injected.mp4」というファイルが出力できるので、これをYouTubeにアップロードしてみよう。

アップした動画が以下。

ちゃんと360°動画になりました。ただ、テロップに関しては魚眼にあわせて円く作らないと文字は歪みます。
また、アップロードが完了してから数分~数十分は360°に対応されませんので少々お待ちください。

また、Spatial Media Metadata Injectorで「Inject metadata」を押すとき、「My video is stereoscopic 3D」という項目にチェックを入れて実行すると、以下のような360°動画になります。

まるで万華鏡でも見ているかのような映像になりました。ということで、チェックせずに書きだすようにしましょう。

まとめ

ということで、編集した360°動画を公開する手順ですが、まとめますと以下のようになります。

準備すること

  • 360°カメラを準備する
  • Spatial Media Metadata Injectorをダウンロード
  • 編集ソフトを用意(無料ならWindowsムービーメーカーなど)

編集手順

  1. 動画を撮影する
  2. 撮影したデータを編集する
  3. MP4で書きだす
  4. Spatial Media Metadata InjectorでMP4を読み込む
  5. Inject metadataを実行してメタデータをつける
  6. メタデータをつけたMP4をYouTubeにアップする

以上となります。mac環境の方にはお役に立たない情報でしたが、YouTubeヘルプを確認してもらえればmac用の同様の変換アプリも配布されているので、そちらをご使用ください。

今回の記事を通して360°動画がよりクリエイティビティになれば幸いです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでVRInsideをフォローしよう!

トモ

Writer: 何十年も前からあるVRがようやく一般で広まりつつあるなか、課題は「ハード」と「体験」の2軸と思っています。これからリリースされる新しいVR機器を余すことなく紹介すること、そして体験したVRの良さを少しでも伝えることでVR市場の成長に貢献します。