VR Inside

VRの未来を創るビジネスメディア

N-FOLDが切り拓くソーシャルVR音楽ライブの可能性 - VR Inside

N-FOLDが切り拓くソーシャルVR音楽ライブの可能性

     

Screen-Shot-2017-06-27-at-12.08.17-PM-810x460

6月28日、米国時間午後7時よりVR音楽イベント「N-FOLD」が開催される。

N-FOLDはソーシャルVRによって音楽ライブを共有するソーシャルVRライブパーティーで、プレイヤーはVR空間で音楽ライブに参加すると同時に、参加者とインタラクションすることができる。

共感性を重視する没入型音楽体験である本イベントは、従来の音楽ライブの常識を変え、これまで経験したことのない新しい音楽体験をもたらしてくれるはずだ。

概要

N-FOLDは米国のスタートアップであるTheWaveVRと、世界的に有名なビジュアルアーティストであるStrangeLoopとのコラボレーションによって生み出されたイベントだ。

TheWaveVRとは

TheWaveVRはテキサス州オースティンに拠点を置くスタートアップ企業であり、VRエンジニアとサウンドエンジニアによって構成されており、社員は過去にHarmonixやMicrosoft、ZenimaxやDisney、Q-Gamesなどで働いた経験を持ち、かつ社員全員がミュージシャン、というエキセントリックな企業。

同社が提供するプラットフォームのコンセプトは全世界の音楽ファンが時と場所を選ばずに音楽ショウに参加、ホストし、ソーシャルな交流を可能にする、というもの。

音楽ファンは、お気に入りのDJやミュージシャン、フェスティバルに参加するために世界中を駆け回る必要はなく、これまでにない新しい形で音楽を楽しみ、友人と共にソーシャルに体験できるプラットフォームの提供を目指している。

N-FOLDとは

NFOLD-Poster-iloveimg-resized

TheWaveVRが現在行っている取り組みは、本来は野外で行うレイヴパーティーを、ヘッドセットを被って家の中で楽しむものだ。

N-FOLDと名付けられたソーシャルVRレイヴパーティーは、VRを用いた共感性重視の没入型音楽体験であり、ミュージシャンのフライング・ロータスが率いるレーベル、BRAINFEEDERとのコラボレーションによって実現した。

HTC Viveユーザー、Oculus RiftユーザーはN-FOLDに参加することができ、バーチャル空間の中で音楽と共に参加者とインタラクトすることが可能。

N-FOLDは6月28日、米国時間19時から開催される。

StrangeLoopとは

本名David Wexler、ステージネームであるStrageLoopとして知られる彼はロサンゼルスを拠点に活動するオーディオビジュアルアーティストであり、BRAINFEEDER関連の活動も行なっている。

彼が生み出すサイケデリックな映像は、音楽と映像、インタラクションそれぞれの間に横たわる溝を埋め、それらが一体となった深い没入感を持つ音楽環境を創り出す。

これまでにもThe Weeknd、Future、ローリング・ストーンズ、エリカ・バドゥやフライング・ロータスとのコラボレーションの経験を持つ彼が創り出すのは映画的な映像体験であり、それによって生じる共感性重視の音楽体験はVRだからこそ可能になる。

TheWaveVRとのコラボ

TheWaveVRの共同創業者でありCEOであるAdam Arrigoは、現在同社のアートディレクターでもあり、すべてのプロジェクトを統括する彼はかねてからStrangeLoopの作品に注目しており、次のように語っている。

数年前にDavid(StrangeLoop)に会った時に、こう思いました。彼にはビジョンとオーディオビジュアルアートにおける専門性があり、それらのために、制約のない3次元のパレットを与えてみたらどうなるだろう、と。
N-FOLDはこれからの時代に新しいスタンダードとなり得る取り組みの最初の段階であり、これによって切り開くことのできる世界はまさに未知の領域です。

N-FOLDが切り拓く未来

Screen-Shot-2017-06-27-at-12.21.50-PM-iloveimg-resized

StrangeLoopことDavid Wexlerは2016年1月、Daily Bruinとのインタビューでこう語っている。

TheWaveVRというプラットフォームが持つ力を引き出すことができれば、N-FOLDは音楽アルバムと、映像ショウと、インタラクティブ可能な環境と、映画鑑賞ーこれらが1つに合わさるような何かになるはずです。まさに新しいVRコンサートです。
N-FOLDのライブで、ちらつく光のバレーと模様を見ていると、それは人工的な砂漠のようになり、それらの輪郭はユーザーのアバターによってコントロールされているように見えるでしょう。

ソーシャルVRとVRの解像度の向上によって、これまで物理的に遠距離まで足を運ばないといけなかったライブに行く必要がなくなり、家の中でライブの臨場感を体験することが、音楽の新しい楽しみ方になるのかもしれない。

そうすれば、距離が遠くてライブに行けない人々でもライブに参加することが出来るようになり、新しい音楽の楽しみ方や、そこから発生するであろう様々な流行やカルチャーのことを考慮すると、大きな可能性を感じる。

参照元:VRScout

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでVRInsideをフォローしよう!

daisuke

Writer: ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。