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SteamのHTC Vive向けゲームをOculus RiftとTouchでプレイする方法 - VR Inside

SteamのHTC Vive向けゲームをOculus RiftとTouchでプレイする方法

   

Steam VRをセットアップするイメージ

HTC ViveでOculus Touchをエミュレーションする方法があれば、逆にRiftとTouchを使ってVive用のゲームを遊ぶ方法もある。UploadVRがその方法を伝えている。

 

Steamには1000タイトル近いVRゲームやアプリが存在する。そのうち800を超えるタイトルが何らかの形でモーションコントローラーをサポートしている。全てがHTC Viveを公式にサポートしているが、Oculus Riftをサポートしているのは180タイトルだけである。もちろん、これら全てが(発売されたばかりの)Touchに最適化されているわけではない。しかし、Razer Hydra他のサードパーティ製コントローラーに最適化されているかもしれない。

多くのSteamVRゲームがRiftやTouchを公式にはサポートしていない。だが、だからといって今後も動作しなかったり、サポートされなかったりするとは限らない。

Oculus Touch

セットアップの手順

まだRiftを持っていないのであれば、Touchコントローラーを含めて最初から最後までセットアップを済ませたいだろう。Riftを持っているなら、Touchコントローラーの設定だけでよい。選んだ設定によって、二つまたは三つのセンサーが使える。二つの前面センサーを使うのが標準的な設定である。これで180度の範囲をカバーすることができ、Oculus Homeにある全てのOculus Touchタイトルをプレイすることができる。実験的ながら部屋を斜めに横切る360度のトラッキングも可能なため、立ち止まってプレイするSteamの全てのアプリにも対応できる。

しかし、三つめのセンサーを使えばルームスケールトラッキングが可能となり、部屋の中をより自由に移動できるようになる。Viveのルームスケール機能との違いはここで記事にされている。Steamにあるベストタイトルの多くを遊ぶには、ルームスケールの機能が必要となる。

RiftがSteam VRを認識

Oculus Homeの設定が終わったら、Steam VRを起動してRun Room Setupを選択する。使用しているデバイスの構成に応じて、スタンディングもしくはルームスケールの準備を行うプロセスが示される。Steamがセンサー、Touchコントローラー、そしてRiftを自動的に認識してくれる。

この記事の執筆時点でも、Steamは日々アップデートされている。デフォルトで設定されるTouchのボタン配置が1週間前よりも使いやすいものになっている。

こうして設定を終えると、Oculus SDK上でSteam VRを実行している状態が作り出される。Vive専用タイトル(『Google Earth VR』のような)に対してはViveで動作しているように見せかける必要があるが、ほとんどの場合にはRiftとTouchでViveのゲームを動作させることができる。

TouchとVive

制限

ViveのアプリはRift(で動作しているSteam)で問題なく遊べるが、RiftとViveには若干の違いがある。開発者が正式にサポートしていないのであれば、パフォーマンスが低下したり動作が少し変わってしまったりするかもしれない。

Touchコントローラーの場合、事情はさらに複雑になる。コントローラー自体の形やボタンの配置が異なることを理解しなければならないからだ。

Tilt Brush

例えば『Tilt Brush』のようなアプリはRiftで動作するが、TouchコントローラーではViveに比べて操作しにくい部分がある。スティックの動作が少し違うのだ。このため、ブラシのコントロールが難しい。

他の例としては、シューティングゲームの『Onward』が挙げられる。ゲーム内に登場するそれぞれの銃は異なったリロード動作を要求するため、慣れが必要になる。Touchでマガジンの交換を行う操作には違和感がある。

『Arizona Sunshine』のようなゲームでは、タッチパッドで移動する変わりにアナログスティックで移動することになるため、操作感が変わってしまう。

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TouchコントローラーとViveのワンドでは、握ったときの向きも違う。コントローラーを下に向けるとゲームはそれを認識するので、プレイヤーが意図した動きと異なる動作をしてしまう可能性がある。この問題は握り方を少し変えることで解決できるが、それによって没入感を損なう部分もある。

Onward

将来性

現在、ほとんどのSteam VR上にあるViveゲームはRiftとTouchで動作するが、全てが最適化されているわけではない。より多くの開発者が正式にサポートするようになるまでは、上で挙げたようなトラブルに遭遇することも多いだろう。Valveは、独自にOculus Touchに似たコントローラーのプロトタイプを作成している。将来的にはプラットフォーム間の差異がより小さくなるかもしれないが、まだどうなるかは分からない。

 

参照元サイト名:uploadvr
URL:http://uploadvr.com/play-steamvr-rift-touch/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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