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バーチャル空間で絶叫しよう!Six Flagsが切り拓くアトラクションの未来形 - VR Inside

バーチャル空間で絶叫しよう!Six Flagsが切り拓くアトラクションの未来形

     

VRコンテンツの代表格とも言えるジェットコースターVR。

スマホVRユーザーならほぼ全員体験したことがあるコンテンツだろう。

しかし中には酔ってしまった方もいるのではないだろうか。

メカニズムを説明すると、VRによって視覚と聴覚では自分の身体が移動していると脳が認識するが、その他の感覚、たとえば重力や身体の揺れ、風などを体感しないため、自分の身体が本当に動いているのかいないのか、脳が判断できずに誤作動を起こしてしまうためだ。

これがジェットコースターのような高速移動になると、この差が顕著になり気分が悪くなってしまうのだ。

それなら、本物のジェットコースターでVRをやればいい!

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アメリカのテーマパーク、Six FlagsVRと絶叫マシンを組み合わせた新感覚のアトラクションを展開している。

アトラクションのほとんどが絶叫マシン、というSix Flagsの個性を活かしていると言える。

フリーフォールやジェットコースターとVRを融合したアトラクションは、これまでにない新感覚のスリルをもたらしてくれるだろう。

FPSからフリーフォールへ、Drop of Doom VR

ニュージャージー州ジャクソンに位置するSix Flags Great Adventureには、世界で最も高く、最も速いと謳われるフリーフォールがある。

そこで展開されているDrop of Doom VRでは、ユーザーはSamsung Gear VRヘッドセットを装着してマシンに乗り込む。

VRの中で展開されるのは、映画「マトリックス」や「マイノリティ・リポート」を想起させる近未来都市であり、そこは無数の蜘蛛状のミュータントに支配されている。

プレイヤーはガトリングガンを装備したヘリに乗り込んでおり、上昇するにつれミュータントが群れをなしてヘリ目掛けて襲ってくる。

機銃掃射でミュータントを撃ち落としていくも、突然機首が下がり、ヘリが物凄い速度ー90マイル(時速約145キロメートル)ーで落下する。

当然、下から物凄い重力がかかり、台風のような猛烈な空気抵抗が足元から頭上へ向けて吹き付ける。

あたかも現実に乗っているヘリが墜落して、地面目がけて真っ逆さまに激突するような衝撃を感じるだろう。

もちろんVRなので擬似体験だけれども、通常のフリーフォール体験とはまったく違う新感覚のスリルを味わえるはずだ。

どこへ吹っ飛ぶか予測不能、SUPERMAN The Ride

Six Flagsは昨年夏からアトラクションとVRの融合の可能性を探り、実装を試みている。

その答えの一つが、VRとジェットコースター、そしてアメリカ人の国民的ヒーロー、スーパーマンをフィーチャリングしたSUPERMAN The Rideだ。

プレイヤーはVR空間内でスーパーマンと共にメトロポリスを救うべく、かの悪役レックス・ルーサーに立ち向かうのだ。

通常、ジェットコースターに乗るとレールが視認できるので、どこで上昇・下降し、どこで旋回しループするかを予め確認することができる。

しかしこのアトラクションではヘッドセットを着けており、VR空間内ではレールの形が一切表示されない。

そしてVR内での動きは、ジェットコースターのそれと同期するように設計されており、そのためプレイヤーはどこでコースターが上昇・下降し、どこで急旋回してループするのかまったく予測できない。

目前ではスーパーマンとレックス・ルーサーとの激しいバトルが繰り広げられるのだが、ほとんどのプレイヤーはそれどころじゃないだろう。

従来のアトラクションでは得られなかったスリルが、VRは実現可能にしてくれる。

Galactic Attackで、MR(複合現実)絶叫マシン体験を

Galactic AttackはVR、そしてMR(複合現実)技術を実装した最先端のアトラクションだ。

プレイヤーはGear VRを装着し、VR空間の中で宇宙船に乗り込み、地球を侵略せんとするエイリアン集団と闘う。

そしてヘッドセット内蔵のトラックパッドを使って接近してくるドローンを撃ち落とすのだ。

上記に挙げた2つのアトラクションと異なる点は、ヘッドセットを着けた段階ではまだVR空間に移行せず、Gear VRのGalaxyスマホのカメラによって、現実世界が映し出されている、という点だ。

画面にはカウントダウンクロックが表示されており、コースターが坂を登るにつれてゼロへと近づく。

そして時計がゼロを打ったときが、コースターが坂を登りきって猛スピードで下降を始めるときで、同時に画面がVRの宇宙空間へと移行する。

まず現実世界との接点を持つMRから出発し、徐々にVRへと移行することによってスムーズな没入を実現している。

プレイヤーが体験するVRコンテンツは3つのエンディングが設定されており、搭乗が終わりに近づくにつれてそれぞれのエンディングへと分岐する設計がされている。

そのため、プレイごとに、またプレイヤーごとに違うストーリーが体験できる仕組みになっており、これもVR技術の普及によって登場した、新しいアトラクションの楽しみ方と言える。

今後、ワイヤレスのスタンドアロン型ヘッドセットが普及するにつれ、更に高解像度でハイクオリティのVR絶叫マシン体験が可能になるだろう。

日本でも体験できるVRジェットコースター

テーマパークのアトラクションとVRを融合する取り組みは日本でも行われている。

愛知県蒲郡市にあるラグーナテンボスが運営する「VRアドベンチャー」だ。

現在体験できるストーリーは「未来都市〜High up in the Sky」というもので、以下のような構成になっている。

22世紀のとある未来都市。そこでは高速小型遊覧機「スカイ・ドルフィン」のテスト飛行が今まさに始まろうとしていた。「スカイ・ドルフィン」は発進し、順調にテスト飛行を行なっていたのだが・・・。テスト飛行で起こる様々なアクシデントを潜り抜け、「スカイ・ドルフィン」は無事テスト飛行を終えることができるのか?未来都市を駆け巡る疾走感とスリリングな体験があなたを待っています。

お近くに住まいの方は、是非一度足を運んでみることをオススメする。

これまで体験したことのない新感覚を味わえるだろう。

参照元:VRScout

参照元:Six Flags

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daisuke

Writer: ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。