VR Inside

VRの未来を創るビジネスメディア

ARアプリ『Snatch』では盗んだアイテムを守りきれば賞品が手に入る - VR Inside

ARアプリ『Snatch』では盗んだアイテムを守りきれば賞品が手に入る

   

Snatch

ARアプリと言えば、どうしてもポケモンGOと比べられる。それはポケモンGOがあまりにもヒットしすぎたから、というのも理由だ。実際、ポケモンGOの売上は凄まじい。ユーザ一人あたりの課金額は小さいのに、総額ではアプリとして1位という強さを見せている。

もう一つ、ARアプリがポケモンGOと比べられる理由がある。それは、多くのARアプリがポケモンGOの影響を強く受けているからだ。画像加工系のアプリを除くと、話題になるARアプリはほとんどがマップ上を歩いて何かを収集するものである。成功した前例があるので真似したい気持ちは分かるが、そろそろ他のアイデアがほしいところだ。

賞品を獲得できるARアプリ

オリジナルのポケモンGOは、人気キャラクター「ポケモン」を採用したことによってデジタルデータだけでトレーナーたちを家から引っ張り出すことに成功した。しかし、他の多くのARアプリはそうではない。ゲームを通してお金や賞品がゲットできる仕組みを作ることでユーザを増やしている。

海外で話題になってVRInsideで紹介したものだけでも、MetaverseSeekがある。知名度の低いものを含めれば、他にもたくさんあるだろう。こういったアプリは、お金やスポンサー企業の商品、その地域のお店で使えるクーポン券を賞品として提供する。

ARゲームというよりも懸賞・お小遣い稼ぎ系のアプリに近いものだが、実際にサービスが展開されている国々では人気があるようだ。Seekの記事もよく読まれていたので、日本でもサービスが提供されれば流行るかもしれない。

プレイヤー同士が出会うことがある(しかも、賞品を奪い合うライバルとなる)ことで、トラブルの懸念があるが…そのあたりは各自のマナー次第だろうか。

Snatchの特徴

Snatchを起動したスマートフォン

「また賞品がもらえるARアプリか…」という部分もあるのだが、Snatchには他にない工夫もある。アイテムをプレイヤー同士で盗むことができるシステムだ。

Snatchでプレイヤーが行う行動は大きく三つに分けられる。「探す」、「守る」、そして「盗む」だ。

アイテムが入ったパッケージを探すのは、ポケモンを探すのと変わらない。アプリを起動すると地図上にパッケージが落ちている場所が表示されるので、その場所まで実際に移動してゲットすればいい。

Seekと違って特別な鍵を持っていなくてもパッケージを拾うことができる。Metaverseのように問題を出されることもないし、モンスターボールのようなアイテムも不要だ。

ただし、Snatchのパッケージは拾ってもすぐには開かない。拾ってから6時間はキープしなければならないのだ。この時間はパッケージを守ることになる。

無事に6時間パッケージを守り切れば中身はあなたのものだ。旅行、体験、お金、豪華な景品が入っている。

しかし、守り切れなければ他のプレイヤーに盗られてしまう。Snatchでは、自分でパッケージを探す代わりに他のプレイヤーが持っているパッケージを盗むという方法もあるのだ。

パッケージを盗む・盗まれるのを防ぐときには、ゲーム内のコインを消費してアイテムを購入するようだ。紹介動画ではテントを使ってパッケージを守ったり、煙幕で自分の姿を隠したりする場面がある。

あるいは、積極的に他のプレイヤーからパッケージを盗んでいくスタイルもアリだろう。特に周囲にプレイヤーが少ない場所に住んでいるなら、街でパッケージを盗み、自宅に帰るだけでもけっこう安全かもしれない。

ポケモンGOでは田舎だとポケストップが少ないという不利があったが、Snatchではプレイヤーが少ないこともデメリットばかりではない。

 

SnatchのアプリはiOS版とAndroid版があり、どちらも無料だ。しかし、日本からはダウンロードできなかった。パッケージが落ちていない以前に、国によって制限されているようだ。

まだ登場したばかりのサービスで、上の動画も再生数が1,000回に到達していないくらいだ。これまでに紹介したARで賞品がもらえるアプリに比べるとゲーム性があるため、提供される賞品や今後のアップデート次第では人気が出て日本でもダウンロードできるようになるかもしれない。

現状で気になるのは、他の同種アプリ以上にプレイヤー同士のトラブルが起きる可能性が高いことだろうか。ダウンロードもできないので内容を確認できないが、紹介動画を見た限りではプレイヤー同士で同じパッケージを奪い合うような事態が発生するように思う。

実際には「同じ相手から連続で盗めない」「盗んだ直後のパッケージは短時間盗まれない」などの嫌がらせ対策がされているとは思うが、それでも不安は残る。

類似アプリが出てきているということはそれだけ需要もあるはずだ。それぞれの工夫によって、単なるポケモンGOの真似を離れて成長していってくれれば面白くなりそうなジャンルである。

 

参照元サイト名:Snatch
URL:http://snatchhq.com/

参照元サイト名:UploadVR
URL:https://uploadvr.com/snatch-pokemon-go-prizes-you-must-steal/

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでVRInsideをフォローしよう!

ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

 関連記事