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VR元年は収益少なめ?SuperData社、2016年度のVR収益予想を30%削減 - VR Inside

VR元年は収益少なめ?SuperData社、2016年度のVR収益予想を30%削減

        2016/09/01

SuperData社は、2016年度のVRによる収益予想を当初の数値よりも30%削減した。2016年1月時点で同社は年間で51億ドルと見込んでいたが、36億ドルへと引き下げられた。

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引き下げた原因は、Oculus Rift、HTC Vive、GearVRといったPC、モバイルVR市場への過度な期待値を加味してのことのようだ。

しかしながら、今回の収益予想減はSuperData社の出した2020年度までの売上予想額400億ドルを引き下げる要因にはならなそうだ。

Samsung Galaxy専用のGear VR周辺機器(本体価格100ドル)に加え、薄手で低価格のGoogle社のHolstersを含めた2016年の年間モバイルVR機器売り上げ台数は1680万台に上ると想定している。

同社のアナリストStephanie Llamas氏によると「市場では高品質高価格のVR対応グラフィックカードは限られた数しか流通していない」とのこと。

これはOculus Rift、HTC Viveといったものに対応したPCが200万台ほどしか売れておらず、この先第三装置とPS VRは約260万台売れることを意味している。

SuperData社によるVR部門各機種の売上見通し

2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
携帯電話機 8億ドル 18億ドル 45億ドル 83億ドル 156億ドル
コンソール 12億ドル 20億ドル 30億ドル 58億ドル 85億ドル
PC 16億ドル 26億ドル 46億ドル 86億ドル 163億ドル
合計 37億ドル 64億ドル 121億ドル 228億ドル 404億ドル

Llamas氏はSuperData社の収益予想額減の大きな原因として、PCベースのVR支持者の少なさを指摘している。

しかし、同氏は今年度のPS VR発売時には3600万人のPS4所持者が売上に貢献するであろうと踏んでいる。

また同氏は「キーハードウェア会社、ソフトウェア会社との対話をもとに改訂された収益予想はより正確にVR市場のポテンシャルを反映していると自負している」と述べている。

さらにUnity社の最高経営責任者 John Riccitiello氏との対話で彼が「新技術の採用は、指数的に成長する」と指摘したことが、彼女の思考に大きな影響を与えたようだ。

VR事業はスタート地点でスピードを弱めたように見えるが、この先数年間で現在の技術がより入手しやすく偏在するように進化するにつれこの事業は大きく成長してゆくだろう。

そして、今年度コンソールが12億ドル、PCが16億ドル売り上げているのに対し携帯電話が8億6100万ドル売り上げていることを踏まえ、SuperData社は2020年度までの収益額がコンソールが85億ドル、PCが163ドル、携帯電話が156億ドルに上ると予想している。

Llamas氏は「新たなメディアサイクルが生まれるとき、含まれるコンテンツの不足という問題は発生しやすくなる。VR事業はまさに今それに直面している。ソフトウェア事業は初年度5億円の収益に始まり、2020年に240億ドル(予想値)から急成長し始めるまでは年々少しずつ成長していくだろう。開発者がVRの持つ可能性を見出した今、2019年までに現在収益額でトップを走るハードウェアを追い越すべく、彼らは第一人者としての優位性を求めている。」と述べている。

参照元
http://venturebeat.com/2016/03/08/superdata-trims-virtual-reality-revenue-outlook-for-2016-by-30/

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トモ

Writer: 何十年も前からあるVRがようやく一般で広まりつつあるなか、課題は「ハード」と「体験」の2軸と思っています。これからリリースされる新しいVR機器を余すことなく紹介すること、そして体験したVRの良さを少しでも伝えることでVR市場の成長に貢献します。