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独特な移動システムを採用するSurviosの新作『Sprint Vector』の新要素が公開 - VR Inside

独特な移動システムを採用するSurviosの新作『Sprint Vector』の新要素が公開

     

Sprint Vector

ミサイルに追われるキャラクター

VRゲームにおける酔いの問題は、特にVR空間を高速で移動するゲームで顕著だ。Surviosの『Sprint Vector』は新しい移動方法を採用することで、VR酔いの問題に挑戦した意欲作である。

これまで、プレイヤーキャラクターが一人称視点で駆け抜けるシーンばかりがアピールされてきた同作に、武器やパワーアップの要素が追加される。

Sprint Vector

Sprint Vectorは、大ヒットVRアプリ『Raw Data』でデビューしたデベロッパーSurviosにとって二作目となるVRゲームだ。刀や銃といった武器を使って敵と戦う一人称視点のアクションゲームであるRaw Dataとは全く異なるジャンルのゲームだが、スピード感は共通している。

コンピュータ、あるいは他のプレイヤーが操作するライバルよりも先にゴールにたどり着くため、各プレイヤーは最適なコースを選び、適切な場所でジャンプをしながら走り続ける。

fluid locomotionの採用

最大の特徴は、"fluid locomotion"システムだ。VRで移動すると気分が悪くなってしまう「VR酔い」の問題を解決するために考案された斬新な移動システムである。

コントローラーを持ったユーザが走るように腕を振るとその動きに合わせてVR空間のプレイヤーキャラクターが猛スピードで走り、跳ぶ。キャラクターは時速300マイル(480キロ)を超えるスピードで移動することになるが、これほどのスピードで景色が変わってもVR酔いは発生しないという。

公開されている動画では自分の動きと無関係にキャラクターが走り、視界が揺れるので違和感があるが、自分が操作していれば自然に受け入れられるのだろう。fluid locomotionはどんなゲームでも使える移動方式というわけではないが、Sprint Vectorにはピッタリのシステムと言えそうだ。

システムの基礎は3月にGDCで公開されたデモで開示されており、国内であればVR SPACE SHIBUYAで体験できる。開発中のタイトルなので体験できるのはアルファステージのみとのことだが、新しい移動システムをいち早く体験したいならば訪れてみる価値はあるだろう。

武器とパワーアップ

ニトロを使う

NはニトロのNだ

純粋にドライビング・テクニックを競い合うレースゲームは、上達の感覚が味わえて楽しいものだ。そうしたリアルでシリアスなレースを好むプレイヤーも居るが、ゲームのスキルに差がある友達ともワイワイ遊べるレースゲームには欠かせないのが豊富なアイテムや特殊能力だ。

コース上にバナナの皮を設置して追いすがるライバルをスリップさせたり、ハンマーで目の前のライバルをふっ飛ばしたりするアレである。上手く使えば一発逆転の可能性もあるアイテムは、きっとレースを盛り上げてくれる。

これまでSprint Vectorの映像で公開されたのは走るシーンばかりであり、武器やアイテムについては詳しく紹介されることがなかった。Steamの紹介文でも「ライバルプレイヤーやコースを狙って使う武器や便利なアイテムがある」程度にしか触れられていなかったのだが、今回は詳細が少しだけ明らかにされた。

標準の武器

全てのプレイヤーは、爆発によって攻撃するための武器を装備しているという。これは前方の障害物を取り除くためのものとされているが、ライバルに撃ち込むことができないとは考えにくい。

コースによっては、障害物を爆破することで通れるようになるショートカットルートや通常では踏めないスピードアップパネルなども隠されているかもしれない。

登場するパワーアップアイテム

アイテムが見える

誰でも使える武器の他に、アイテムとして獲得できるパワーアップも存在する。現時点で公開されているのは2種類だけだ。

一つ目はレースゲームの定番であるニトロ。想像の通り、このアイテムはプレイヤーキャラクターのスピードをアップさせてくれる。自分を強化するためのアイテムだ。

もう一つはスローマイン。画面ではカタツムリのようなアイコンで表示されており、地雷と呼ばれるだけあって地面に設置するタイプの武器のようだ。こちらはライバルを妨害するためのアイテムである。

設置された地雷を踏んでしまったプレイヤーはその場で速度が落ちるか、最高速度が落ちた状態になるのかもしれない。こうしたアイテムが存在するならば、妨害に対抗するためのアイテムなども登場しそうだ。

 

武器やアイテムが明らかになり、移動システム以外の部分が見えてきたSprint Vector。Raw Dataで大成功しているデベロッパーの2作目ということで、期待と注目を受けている作品だ。

来週に迫ったE3ではデモが公開され、さらに多くの情報が入ってくるだろう。発売時期や価格についてもコメントがあるかもしれない。

ちなみに、E3ことElectronic Entertainment Expo 2017の開催は日本時間だと6月14日から16日に当たる。

 

参照元サイト名:Steam
URL:http://store.steampowered.com/app/590690/Sprint_Vector/

参照元サイト名:Survios
URL:https://survios.com/sprintvector/

参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/survios-sprint-vector-gets-weapons-power-ups/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。