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Surviosの『Sprint Vector』はVive・Riftで2017年の後半にリリース - VR Inside

Surviosの『Sprint Vector』はVive・Riftで2017年の後半にリリース

     

猛スピードで走るキャラクターたち

ロサンゼルスに拠点のあるVRスタジオ、Survios。その第一作『Raw Data』は発売初月に100万ドルを売り上げ、VRゲームとしては異例の大ヒット作となった。

Surviosが開発を進める二作目となる予定なのが「アドレナリンプラットフォーマー」だという『Sprint Vector』だ。発売時期や価格といった製品に関する情報の少なかったこの作品だが、6月13日に開幕したE3でその詳細が語られた。

2017年発売

Sprint Vectorイメージ

パワーアップアイテム発表

Sprint Vectorは、今年の3月に開催されたGDC 2017で展示された。それ以来Surviosは同作の開発を急ピッチで進めており、先週にはニトロとスローマインという2つのパワーアップアイテムが発表された。

ニトロを使えばキャラクターが通常よりも加速し、よりスピード感のあるレースが展開されるだろう。「アドレナリンプラットフォーマー」の面目躍如である。

一方のスローマインは、ライバルとなるキャラクターを妨害するためのアイテムだ。特に対人戦では、こうしたアイテムを使いこなさなければ勝利は難しいだろう。妨害しあいながらのレースは盛り上がること間違い無しだ。

発売時期と対応プラットフォーム

そんなSprint Vectorだが、先週の時点ではまだ発売時期について何も情報が無い状態だった。

このゲームの最大の特徴である"fluid locomotion"システムは3月のGDCで公開されたデモの時点で形になっていたが、ゲーム性を高めるパワーアップの存在がはっきりと確かめられたのは先週に入ってからだ。

Sprint Vectorは、Steamストアの紹介ページによれば「2017年発売」で「HTC ViveとOculus Riftに対応」するという。開発の進捗が不明な状況が続いていたが、どうやら順調に進んでいるようだ。

SurviosはE3でRaw DataとともにSprint Vectorを展示するだけでなく、ベータテストの受付も開始している。2017年発売と言ってもそろそろ2017年の半分が終わろうとしているので、ホリデーシーズンに向けてのリリースということになるのだろうか。

フィードバックを求めてのリリース?

Surviosは、第一作のRaw Dataを早期アクセス作品としてリリースし、プレイヤーからのフィードバックを受けて作品を発展させていくという手法で成功している。Sprint Vectorでもフィードバックを重視する姿勢は変わらないようなので、かなり早い時期に早期アクセスタイトルとして販売を開始することも考えられる。

全く新しい移動方式である"fluid locomotion"システムを取り入れたSprint Vectorでは、プレイヤーの意図を上手くゲームに反映するための工夫が必要だ。誰が操作しても正しく「走れる」システムにするためにはなるべく多くのプレイヤーに試してもらいたい。

作品を早く公開できれば、それだけ早い段階で多くのプレイヤーの声を取り入れられることになる。致命的なバグへの対応や最低限のコンテンツ量など製品として販売できる水準に達していることが大前提ではあるが、早期の公開にはメリットがあるのだ。

全く新しい体験となる作品

新しい移動システムの採用

これまでのVRゲームでは、なるべく視点の移動を抑えたものが主流となっていた。プレイヤーキャラクターが激しく移動する作品では、プレイヤーがVR酔いを起こして気分が悪くなってしまうことがあるからだ。

しかし、Sprint Vectorではこの常識に真っ向から挑戦している。新しい移動システムである"fluid locomotion"を使うことで高速で移動していても酔いを起こしにくくなるとされており、これまでに展示されたイベントでも高く評価されている。

キャラクター・アイテムの追加

先日公開されたものの他にも、パワーアップアイテムや武器が公開されていく予定だ。ステージや使用可能なキャラクターについても公開されていくという。

これまであまりキャラクターがクローズアップされてこなかった作品だが、マルチプレイ向けに外見のカスタマイズも可能なので豊富なバリエーションが用意されているものと思われる。

Sprint Vectorでは最大8人でのレースが可能で、クロスプラットフォームでのプレイにも対応する。現時点ではHTC ViveとOculus Rift(Touchが必要)に対応と発表されており、PSVRに対応するという情報は出ていない。

Raw DataはPSVRに対応することが発表されているが、Sprint VectorのPSVR対応は難しいかもしれない。カメラを1台しか使わないトラッキング方式のPSVRでは、大きく腕を振るとPS Moveを正しくトラッキングできない可能性が高いからだ。

 

第一作が人気を博しているSurviosの作品ということで、こちらも多くのユーザが購入を考えているのではないだろうか。9月に早期アクセスを終了して正式版となることが発表されたRaw Dataとともに、Sprint Vectorの今後にも要注目だ。

 

参照元サイト名:Survios
URL:https://survios.com/sprintvector/

参照元サイト名:Steam
URL:http://store.steampowered.com/app/590690/Sprint_Vector/

参照元サイト名:Road To VR
URL:http://www.roadtovr.com/survios-sets-sprint-vector-release-late-2017-details-new-features/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。