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メルボルン博物館のバーチャル自動車学校が若者の交通事故に待ったをかける - VR Inside

メルボルン博物館のバーチャル自動車学校が若者の交通事故に待ったをかける

   

森の中を運転する

The Sydney Morning Heraldが、メルボルンに作られる予定のVR自動車学校について報じた。

VR自動車学校

メルボルン博物館

VRは、メルボルン博物館の道路安全教育のための複合施設で利用される。この施設の建設費は、8,000万オーストラリアドル(70億円)程度とみられている。

設立後には、少なくとも年に2万人の高校生が来訪すると期待されている。もちろん、高校生以外の一般利用者も訪れるだろう。

若いドライバーの事故

若いドライバーは死亡事故が多い?

キケン注意のテープ

昨年の統計によれば、若者は交通事故で亡くなる割合が大きい。運転手に占める18才から25才の若者の割合は12%だが、交通事故で亡くなった人の21%がこの世代である。この数字から、若者は単純に事故を起こしやすいか、もしくは死亡事故になる可能性が高いということが分かる。

オーストラリア政府の考え

スマホアプリで対戦

政府はこれを、運転経験の不足とリスクを避ける意識の欠如の両方が原因だと考えているようだ。メルボルン博物館のVR自動車学校では、学生に対して運転のリスク教育が行われる予定になっている。

道路交通安全大臣は、フェアファックスラジオに対して
「若者たちが人と関わる手段としてゲームをしていることは分かっています。どのようにして彼らにより良い選択をさせれば良いのかを見つけなくてはなりません。重大な事故に遭ったり、命を落としたりするときの85%は彼らの選択によるものです」
と語っている。

TAC CEOのコメント

TACのCEOはこの施設が教育の場として作られるとコメントしている。ここでは、未来の運転を体験することができる。

90分間のエンターテイメントを提供するのではなく、学習の時間を提供する。

オープンに向けて

Graham

施設は2018年中頃のオープンを予定している。

VRによる教育の他に、あのGrahamの像も展示されるようだ。Grahamは、自動車事故に耐えられるように進化した人類の姿だという。

 

ゲームに慣れている若者に対して、VRを利用して事故の恐怖を知ってもらうという方法には期待できる。教則本やビデオで学び、実際に車に乗る従来の自動車学校と違い、時流に乗ったスタイルで若者への教育効果は高そうだ。

ただ、Grahamを展示することでどれほど交通事故に対する意識が高まるのかは不明である。複合施設ということで他にも様々な展示品が用意されるはずなので、上手く文脈に組み込まれるのかもしれない。一度見たら忘れられない姿なのは間違いない。

 

参照元サイト名:TheSydney Morning Herald
URL:http://www.smh.com.au/victoria/virtual-reality-traffic-school-to-give-youth-a-glimpse-of-roads-of-the-future-20170214-gud7ic.html

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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