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Taqtileが提供する、ARを活用したマップサービス「HoloMaps」とは - VR Inside

Taqtileが提供する、ARを活用したマップサービス「HoloMaps」とは

     

MR(=複合現実)技術を用いたソリューションサービスを開発、提供するTaqtileは、マイクロソフトのARデバイス「HoloLens」を用いたサービス「HoloMaps」を提供している。

これはHoloLensを用いて、マップや建築物の3DデータをARによって表示するもので、同社は現在「HoloMaps」をエンタープライズ向けに提供している。

「HoloMaps」とは

概要

「HoloMaps」では建築物やマップ、それに関する情報などを3Dデータ化して表示することが可能で、またこれらのデータを複数人で共有することもできる。

今回アップデートしたバージョンでは世界中の地形が3Dデータ化され、ユーザーは世界中のどんな場所でも3Dデータで閲覧できる。

マップのソース元はBing 3D、Virtual Earth、ESRI ArcGIS、MapBox ClassicやThunderforestなど複数に渡っているためデータの正確性が高く、マップは30種類のタイプ別に分けて閲覧することが可能で、たとえば同じマップを国立公園や道、バイク用のルート、などに分けて閲覧することができる。

マップの表示はカスタム可能で、マップのカラーや透明度、スケールなどを自在に変えることが可能で、重要な箇所や気になる部分にはメモを添えたりハイライトを付けたり、3Dのインクで書き込むこともできる。

「HoloMaps」のデータ共有では、遠距離にいる人同士での3Dデータのシェアが可能であるため、複数人が異なる場所にいる際でもこのソフトウェアを使えば、3DモデルをAR表示することによってミーティングやセッションを行うことができる。

また、それぞれの地域の天気予報や交通情報、タグ付けされたツイートも表示可能など、幅広い機能を搭載している他、クライアントのニーズに応じてデータを付け加えることも可能で、ARを活用したミーティングやデザインのプロセスなどをより便利に、簡単に行うことができる。

様々なクライアントに提供中

HoloLensを活用したサービスを実用化する取り組みは様々な企業が行なっているが、すでにクライアントを対象にHoloLensを用いたサービス展開を開始している企業もある。

TaqtileはHoloLensを用いたサービスをいち早く実用化した企業であり、その先進的な取り組みによって様々な企業に利益をもたらしている。

たとえば同社は、L.E.K ConsultingやUtilidataを最近同社の顧客リストに加えている。

また、PGA TourやCleveland Cavaliersにも「HoloMaps」を用いたサービスを提供しており、アリーナのデザインの3Dデータゴルフコースのツアー紹介をするプロジェクトなどが同社のポートフォリオで確認できる。

国内におけるHoloLensのビジネス活用例

小柳建設株式会社

小柳建設株式会社は、日本マイクロソフト株式会社と提携して、HoloLensを活用したプロジェクト「Holostruction」の開発を発表しており、同サービスは現在、商標登録および特許を申請中。

小柳建設は、日本マイクロソフトと連携する事で、建設業における計画・工事・検査の効率化、およびアフターメンテナンスのトレーサビリティを可視化するコンセプトモデルを開発したとしており、今後、継続的に開発を行っていき、将来的な実用化に向けて取り組んでいくとしている。

業務生産性とトレーサビリティの向上を目指して、HoloLensを活用するのは、国内では小柳建設株式会社が初となる。

株式会社ネクストスケープ

株式会社ネクストスケープは、野村不動産株式会社、株式会社プライムクロスとの3社共同で、HoloLensを活用した新築マンション販売向けビューアーを開発したと発表した。

本サービスは2017年7月より販売予定の「プラウドシティ越中島(東京都江東区/305戸)にて導入するとのこと。

なお、HoloLensを新築マンションの販売に活用する事例は「プラウドシティ越中島」が日本初となる。

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン

VR/AR開発において欠かせない開発エンジン、Unityを開発、運営するユニティ・テクノロジーズジャパンによる「AR CAD Cloud」は、HoloLensを用いた3Dデータ共有サービスだ。

ユーザーはクラウドを介してCADデータをHoloLensでシェアすることができ、車やバイク、工作機械などのデータをAR空間上で確認することができる。

車や機械の3Dモデルをジェスチャー操作で動かしたり、顔を近づけるとモデルの内部が実物大で表示されて、製品の正確な姿を完成前に直感的に理解することができて、データはクラウド経由でやり取りするためデバイスの容量を食わずに済む。

参照元:VRFocus

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daisuke

Writer: ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。