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ユニバーサルスタジオ、テーマパーク用ARグラスの特許を申請。未来のハリーポッターのライドはディメンターが近づいてくる? - VR Inside

ユニバーサルスタジオ、テーマパーク用ARグラスの特許を申請。未来のハリーポッターのライドはディメンターが近づいてくる?

     

海外メディアNextRealityは、ユニバーサルスタジオが申請した特許を報じた。

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ARグラスを活用したファンタジックな演出が可能に

同メディアによると、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」といった映画に関連したテーマパーク事業を展開しているユニバーサルスタジオが、テーパマークで使うARグラスの特許を申請した(トップ画像参照)。

同グラスの概要は以下のように説明されている。

アミューズメントパークあるいはテーマパークにおけるスリル・ライドのようなアトラクションに使う、AR、VR、MR、さらにはこれらを混合するためのものである。

具体的には、訪問客はスリルライドのあいだに装着する電子的なゴーグルあるいはサングラスが提供されることになる。

特許に関するほかの画像では、ARグラスらしきデバイスを装着した訪問客が、スリルライドの最中に乗っている乗り物から、ホログラフィックに表示されていると思われるモンスターを見ている様子が描かれている。

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特許画像からは、上記の特許を具体的にどのアトラクションに応用するかまではわからない。とはいうものも、特許画像とその説明から推測すれば、ある程度は推測できる。例えば、現在ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで楽しむことができる「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」がさらに進化して、ARグラスを装着した訪問客に、ホログラフィックなディメンターが近づいてくる、というような演出が可能になるのではなかろうか。

期待される「スーパーニンテンドーワールド」

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、2017年6月8日、スーパーマリオといった任天堂のゲームキャラクターをメインにしたテーマパーク「スーパーニンテンドーワールド」を東京オリンピックが開催される2020年にオープンすることを発表した。

同テーマパークの詳細は明らかになっていないが、バーチャルなモノであるゲームキャラクターをテーマパークというリアルな場所に登場させるには、何らかのVR・ARテクノロジーが活用される可能性があるように思われる。オープンを予定している2020年には、現在よりVR・ARが身近になっていると予想されるので、テーマパーク内でARグラスのようなモノを着用していても違和感を感じないだろう。

テーマパークとVR・AR

近年、テーマパークのアトラクションにVR・ARテクノロジーが使われるのは、決して珍しいことではない。

ディズニーとAR

ディズニーランドを世界に展開しているディズニーは、テーマパークにはVRではなくARこそが相応しいと考えているようだ。

本メディアは以前に、ディズニーCEOのBob Iger氏が発言した以下のようなVRに関するコメントを紹介した。

私たちがテーマパークでつくるものは、VRではなく本物の経験です。

カーズ・ランドを訪れた時、私たちが本当にクルマのラジエーターやスプリングを作り込んでいるからこそ、みなさんはカーズの世界が本物だと感じるのです。

そして、わたしたちは細部だけではなくそのサイズにまでこだわって作り込んでいるのです。

その一方で、同社はテーマパークで活用するARに関する特許を申請していることも本メディアでは報じている。

同社が申請しているARに関する特許とは、プロジェクターを使ってテーブルの上にキャラクターを投影するもののようだ(下の画像参照)。

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ほかの特許画像を見ると、プロジェクターのほかには、画像を投影している表面をトラッキングするセンサーも設置されており、そのセンサーを使ってユーザーの挙動をトラッキングしていることがわかる。そして、ユーザーの挙動に合わせてプロジェクターから投影する画像を変化させることで、ユーザーと投影画像が相互作用するような体験を可能となるのだ。

図2:Disneyが特許申請中のARシステムにおいて、ユーザーと投影画像が相互作用する様子

図2:Disneyが特許申請中のARシステムにおいて、ユーザーと投影画像が相互作用する様子

ハウステンボス「VRの館」

日本においては、VRゲームが楽しめる常設のVR施設はすでに多数存在し、VRテーマパークも存在する。それが、ハウステンボスの「VRの館」だ。

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同施設は、VRシューティングアトラクション「BLAST×BLAST」、いわゆる「壁ドン」がVR体験できる恋愛シミュレーションVR「迫りくる愛のささやき」といったアトラクションが体験できる。

テーマパークでVR・ARを活用する場合、家庭では設置が困難な大型の装置を設置することができるメリットがある。今後、テーマパークでしか体験できないようなリッチなVR・ARアトラクションは増えるのではなかろうか。

ユニバーサルスタジオが申請した特許を報じたNextRealityの記事
https://augmented.reality.news/news/harry-potter-might-be-flying-you-soon-with-universals-ar-goggles-0178476/

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吉本幸記

Writer: 千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com