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Knucklesコントローラーの動作を伝える動画が公開される - VR Inside

Knucklesコントローラーの動作を伝える動画が公開される

     

サムズアップする男性

現実で親指を立てれば、VR空間でも同じジェスチャーが可能

VRコンテンツの操作に使えるコントローラーを開発しているスタートアップ企業は多数あり、フィンガートラッキングコントローラー兼ハプティックフィードバックデバイスとなる楽しみな製品もある。

一年越しでまもなく発売されるManus VRや、Kickstarterで440人から15万ドル(1,700万円)を集めたVRgluvなどがそれだ。

VR関連で既に製品を販売している大企業も、冒険心でこうした若い企業に負けているわけではない。Valveは次世代のSteamVRコントローラーとなるKnucklesコントローラーの開発を進めている。

VRデベロッパーが、この新しいデバイスの使用感を示す映像を公開している。消費者向け製品の計画が発表されていない開発段階のデバイスではあるが、使い勝手は良さそうに見える。

Knucklesコントローラー

Knucklesコントローラー図解

装着するコントローラー

Knucklesコントローラーで最初に目を引くのが、その独特の形状だ。

上の図で見るとOculus Touchと似ているようにも見えるが、実物の画像ではTouchよりも掌を入れる部分が狭い。さらに、この部分は下部のストラップを引っ張ることでサイズの調整が可能だ。

手で握るのではなく、掌にはめて保持することのできるデバイスとなっている。

タッチセンサーによる入力

Knucklesコントローラーをはめたところ

Knucklesコントローラーをはめたところ

この新しいコントローラーは、握って保持するのではなく、掌を挟み込むような形でホールドする。この形状によって手を開いてもコントローラーを落としてしまうことがなくなり、本体下部に指が触れているかどうかを操作に反映することが可能となった。

本体の上部には、一般的なコントローラーに使われるボタンやトラックパッドが用意されている。従来のコントローラーが持つ操作の良さを引き継いでいるので完全にボタンレスというわけではないが、握っていることを感知するセンサーを搭載して新たな操作体験を作り出す挑戦的なデバイスだ。

これまでのハンドトラッキングコントローラーでは、VR空間のオブジェクトを掴むときにボタンを押す動作が必要だった。しかし、現実でものを掴むときには「ボタンを押す」などという動作はしない。

Knucklesコントローラーがあれば、現実と同様に手を握るだけでセンサーが反応し、VR空間の手がオブジェクトを握ってくれる。この操作体系によって、物を拾ったり投げたりといった動作がより自然に行えるようになるはずだ。

Knuckleコントローラーを使う動画

Steamでも高い評価を得ている『The Gallery - Episode 1: Call of the Starseed』(現在は英語版のみだが、サマーセールで50%オフとなっている)を開発したVRスタジオ、Cloudhead GamesのCEOにしてクリエイティブディレクターのDenny UngerがKnucklesコントローラーを使う様子をYouTubeで公開している。

この動画の最初にはパッケージも写っているが、一部の開発者に提供された最初期のキットということでかなり簡素なパッケージだ。注意書きがあるだけで、何の飾り気も無い段ボール箱である。

掴む・放す

KnucklesコントローラーはViveのワンドコントローラーと同じように手に持つためのデバイスのように見えるが、それだけではない。下部のストラップを引っ張ることでUngerいわく「魔法のようなことが起きる」のだ。

グリップがユーザの手に合わせて調整され、ユーザが手を開いてもコントローラーを落とすことはなくなる。

ものを掴む・放す動作はワンドコントローラーと同様か、それ以上に自然に行うことができる。放すときには本当に手を開くことでオブジェクトを手放すことになるので、よりリアルだ。

指のトラッキング

Knucklesコントローラーは、本体に搭載されたセンサーによって指が触れているかどうかを判定しているだけだ。手袋型デバイスや超音波によって、指の動きを精密にトラッキングしているわけではない。

しかし、上の動画のように各指の動きまで認識することができる。かなり細かなジェスチャーであっても、正しく認識してくれるだろう。

ピンと伸ばしている、軽く曲げているといった細かな違いを入力することはできないが、この形状で実現できる十分な機能を持っているようだ。

 

開発者向けながら、既にデバイスの形ができているKnucklesコントローラー。Valveはまだ消費者向け製品としてのKnucklesコントローラーに関する計画を発表していない。

リリース時期や価格といった条件次第では、他プラットフォームとの差別化要因となるかもしれない。

 

参照元サイト名:Road To VR
URL:https://www.roadtovr.com/developer-shows-valves-knuckles-controllers-action/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。