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VRでドラムやテルミン、レーザーハープなど!HTC VIVEで遊べる楽器アプリまとめ - VR Inside

VRでドラムやテルミン、レーザーハープなど!HTC VIVEで遊べる楽器アプリまとめ

      2017/03/04

VRの活用は何もゲームに限ったことではない。特に筆者が注目しているのが楽器業界に於けるVRの活用である。

今回はミュージシャンの端くれでもある筆者が、OculusやHTC VIVEでプレイできる、親しみやすいVRドラムやテルミンなどの楽器アプリから、今後の音楽制作の常識を塗り替えかねないプロ向けのVR楽器の最先端まで紹介したい。

Oculusで完全無音でドラムを叩ける『Paradiddle』

無音でドラムが練習できる「VRドラムキット」の動画が注目を集めている。
百聞は一見にしかず。この動画を見てほしい。

演奏している楽曲がポケモンのテーマ(海外版)なのもポイントが高い(笑)。

やはりVRドラムの一番のメリットは無音で練習できる、という点。

というのも、ドラマーにとって(特に都市在住の)、練習場所の確保は死活問題だからだ。

自宅に防音設備とドラムセットを常設できる、裕福なドラムプレイヤーや、郊外に住んでいるならいざしらず、多くのアマチュアドラマーは夜間や在宅での練習が困難な住宅環境であり、リハーサルスタジオをレンタルして(お金を払って)、個人練習しているのが現状である。

勿論、防音パッドや電子ドラムを使うユーザーもいるが、それですら振動や騒音が近隣の迷惑になりかねない。

その点VRドラムはヘッドフォンをつければ地面への反動すらない。

何より場所をとらない、というのも賃貸住宅を利用しているミュージシャンも十分に自宅練習が出来るということだ。嬉しい要素である。

現状、サウンドのクオリティや遅延なども懸念されるし、現在はバスドラムやハイハットの開閉など、足を使った動作も手で行っているようだ。

そして、ドラマーが何よりもこだわる、叩いた反動などのリアリティを再現しきれてるかは疑問であるが、近い未来ハンドコントローラやソフトウェアのアップグレードにより、練習も、あるいはステージでも利用されるクオリティになる可能性は十分にある。

ちなみにVRの楽器アプリは、子供向けのドラムアプリから、色々あるので興味があったら調べてみるといいだろう。

オーソドックスなドラムキットを叩けるVRアプリ。価格は498円。
画像出典…http://store.steampowered.com/app/496910/

画像出典…http://store.steampowered.com/app/496910/

Playthings: VR Music Vacation

こちらは様々な食べ物を楽器にして音楽を鳴らせるVRミュージックミニゲーム。
こちらも498円。

画像出典…http://store.steampowered.com/app/489740/

画像出典…http://store.steampowered.com/app/489740/

HTC VIVE向けに配信中されているVRアプリ「The Music Room」

The Music Roomは仮想空間上から、ドラムをはじめ、レーザーハープなどの仮想楽器から、現実のMIDI楽器やソフトウェア音源を鳴らすことができる画期的なアプリだ。価格は129ドル。

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このソフトがあれば、VR上でMIDIコントローラーを動かせる。要するに、VR上の世界で動くことで、現実の楽器を鳴らすことができるのだ。

ドラムだけじゃなくシンセサイザーなどの演奏もできる。今後のアップグレードによっては、鍵盤なども演奏できるようになるかもしれない。

もはやVRの域を超え、MR…現実に介入できる。

動画では、前半ではドラムの演奏をしているが、後半ではレーザーハープを使いシンセサイザーを演奏している。オルガンやストリングス等を演奏している動画も確認できた。

バーチャルドラムはPearl、Ludwig、Sabian、Zildjian、DW、Gretschといった、ドラムメーカーのドラム、シンバルサウンドが再生されるという。実際サウンドも非常にリアルだ。

正直実用性という点では、まだまだ疑問が残るテクノロジーだが、もはやハードウェアが(VR機器以外)なくても音を鳴らせるのは驚嘆の一言である。

いつかは演奏や録音に、弦も、鍵盤も、ドラムも、キーボード操作すらいらなくなる世界がいつか訪れるのかもしれない。夢のような、魔法のようなテクノロジーだ。

http://musicroomvr.com/

日本語に対応し、980円でVR内に音楽スタジオを構築する「SoundStage」

Soundstageは、VR空間内で、限りなくリアルな演奏を再現することを目指して開発されたVRアプリ。

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HTC Viveに対応し、価格は980円。

VR空間内に多種多様のバーチャルな楽器を操り、バーチャルなミュージックスタジオとして使うことができる。

キーボード、シーケンサー、マラカス、コントロールキューブ、オーディオテープ(サンプルライブラリーに相当)、スプリッター、オシレーター、スピーカー、レコーダー、ミキサー(4チャンネル)、ドラム、そしてメトロノームがあり、それらがプレイヤーを取り囲む。

以上の楽器を、VIVEコントローラーから操作可能。

楽器、機材は全て、VR上でバーチャル・ケーブルで接続可能となっており、それを線を描くように動かして接続する事ができる。

簡単に言うと、誰でもこのソフトを使えば、EDMといった電子音楽を制作することができるということだ。

なんといっても、ベータ版とはいえ980円という価格がすごすぎる。勿論、HTC VIVEの購入は敷居が高いものではあるのだが…。

VRで音楽作りは変わる…僕のような、ギターとアンプがないと音一つ鳴らせないプレイヤーが、時代遅れの老人と呼ばれる時代が、本当に来ちゃうかもしれない。

SoundStageのSteamページ
http://store.steampowered.com/app/485780/

98円でVR上で電子楽器、テルミンを演奏できる「VRemin (A Virtual Theremin)」

VRemin(ブイレミン)は電子楽器・テルミンを演奏できるVRアプリケーション。

テルミンはピアノやギターと違い、空間中の手の位置によって音高と音量を調節する楽器のため、VRのモーションコントローラーとマッチしている。

実際のテルミンは非常に高価のため、98円でテルミンを体験できる本作はお手頃と言える。

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画像出典…http://store.steampowered.com/app/582210/?snr=1_7_7_230_150_1

 

 

まとめ

ラップトップのPCで音楽を制作、編集する、いわゆるDTM(デスクトップ・ミュージック)が台頭して以来、音楽の制作・流通の方法、コスト、すべては変わったとされる。

その結果、マウスとキーボードさえ使えれば、楽器を演奏できなくても、音楽を制作することが可能になった。

今、VTMとも言うべき、VR空間で音楽を楽しむ、制作をする時代にさしかかってるのかもしれない。スペースやハードウェアも必要としないVR空間で音楽を鳴らし、あるいは現実のハードウェアを操作できるようにまでなってきている。

これらのテクノロジーが十分な再現性・安定感を手にしたら、音楽制作にはまたもう一つ革命が起こり、敷居が低く、親しみやすくなるだろう。楽しみでしかたがない。

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Takanomerde

Writer: 1984年生まれ。多感な時期にファミコンから家庭用ゲームの黎明期・黄金期を体験して過ごす。ゲーム音楽に多大な影響を受けたギタリストでもある。

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