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360度カメラ「VRDL360」がクラウドファンディングで目標金額の2倍に到達 - VR Inside

360度カメラ「VRDL360」がクラウドファンディングで目標金額の2倍に到達

     

VRDL360

VRデバイスが登場したばかりの頃と異なり、現在ではVRデバイスで視聴するための360度映像を撮影できるVRカメラの選択肢も多くなっている。

各国の有名企業(VRデバイスを製造しているメーカーやカメラで有名なメーカー)はもちろん、クラウドファンディングサイトで資金を集めて360度カメラを作ろうというスタートアップ企業も多い。

各社のデバイスにはそれぞれの特長があるが、数が多すぎて選ぶのが難しくなっているのも事実だ。また、高性能な製品は機能やボタンの数も多く、操作が複雑になってしまっている。

シンプルなデザインに多くの機能を詰め込んだVRDL360は、そうした問題への一つの答えになるかもしれない。

クラウドファンディングサイトのIndiegogoで資金を集めていたVRDL360は、2週間以上の期間を残して目標の25,000ドル(280万円)を大きく突破している。

クラウドファンディングの現状

25,000ドルを目標に設定してクラウドファンディングを開始したVRDL360だが、現在は583人の支援者から67,929ドル(760万円)もの資金を集めることに成功している。

しばしば失敗する(目標としている資金を集められなかったり、集めたにも関わらず計画していた製品を作れなかったりといったパターンが考えられる)クラウドファンディングの性質を考えると、これだけ多くの支援が集まったのは驚くべきことだ。

プロトタイプの存在

この点については、プロトタイプを作れる段階まで開発が進んでいることが大きいだろう。アイデアだけ、コンセプトだけで資金を集めているプロジェクトと異なり、VRDL360は"Prototype Stage"のプロジェクトだ。

製品の基礎となる機能が実際に動作するプロトタイプが作られているため、計画倒れに終わったり、製造に必要な金額の見積もりが大きく狂ったりする可能性は低いと言える。

既に知られた製品

また、360度映像の撮影が可能なVRカメラというデバイスは既に他の企業から販売されている。これも安心感の理由となるだろう。

クラウドファンディングからは全く新しいコンセプトのデバイスが生まれることもあるが、そうした製品は実用化できないことも多い。その点、360度カメラならばどういったデバイスになるのかを想像しやすい。

VRDL360は先行するライバルの良いところを取り込んで洗練された製品ではあるが、これまでにない発想の製品ではない。

製造予定

クラウドファンディングで資金を集めるデバイスとしては、比較的早く手に入る点も魅力だ。

資金が集まってから本格的なデザインに入るという製品の場合、クラウドファンディングの締め切りから製品が手に入るまで年単位の期間が空いてしまうこともある。だが、VRDL360の配送予定は2017年9月となっている。

これも、既に開発が進められているからこそだ。

金額

製品を手に入れるのに必要な金額が抑えめであることも見逃せない。

最低109ドル(+送料)で1台のVRDL360本体とUSBケーブルやケースが約束される。小売価格は219ドル(25,000円)を予定しているので、半額で購入できるのは大きい。

まとまった金額を支援しても特別な製品がもらえるわけではないが、389ドル(43,000円)で4台のセットも存在している。

機能と仕様

VRDL360

機能

VRDL360の機能については、過去にも当メディアで紹介している。

カメラ・レンズとしての性能は高く、静止画7K、動画3Kでの撮影が可能だ。

本体が無線通信(Wi-Fiおよび携帯回線)に対応しているため、撮影した画像や映像を直接SNSで共有できるのも特長となっている。ボタン数を少なくし、シンプルな操作体系で簡単に扱いやすいデザインだ。

VRDL360では映像の質を落とすことなくライブ配信が可能とされている。通信容量・速度に関する疑問はあるものの、これが事実ならば競合製品との差別化要因になるだろう。

360度映像のストリーミングは通信量が多くなってしまう。画質の低下を抑えるために、視野角を180度に制限するアイデアまで出ているほどだ。

仕様

VRDL360には2,000mAhのリチウムイオンバッテリーが搭載され、1,000枚の写真または2時間の映像を撮影できるとされている。

内部ストレージは無く、データはマイクロSDカードに保存される。このあたりはコストダウンのために犠牲になっているようだ。

重さは約0.2ポンド(100グラム)で、小さく軽いデバイスになる予定だ。

 

期間中に支援することでお得に入手できるVRDL360。ただし、まだ実際に製造されていない製品だ。

既に目標金額を達成してはいるが、クラウドファンディングには配送の遅延やプロジェクトの失敗が付き物である。普通のネットショッピングとは事情が違うので、リスクをよく考えて支援を行おう。

 

参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/vrdl360-surpasses-funding-goal-for-live-streaming-camera/

参照元サイト名:Indiegogo
URL:https://www.indiegogo.com/projects/vrdl360-camera-redefine-your-vr-experience-video#/

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。