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GoogleはDaydreamコントローラーを単品販売するか? - VR Inside

GoogleはDaydreamコントローラーを単品販売するか?

     

Daydream Viewを付けた女性

Googleが昨年の末に発売した新しいVRヘッドセット、Daydream View。

Daydream ViewはGoogleが以前から販売していたCardboardに比べると価格が高くなってしまったが、ヘッドセットはダンボール製よりも高級感のある柔らかな素材に変更されて装着感が改善されている。専用のワイヤレスリモコンによってVRの操作も快適になった。

現在はリモコンとDaydream Viewのセットでしか販売されていないが、Android Centralではリモコンの単品販売をするべきだという主張がなされている。Googleはリモコンだけの販売を始めるべきなのだろうか?

Daydream Viewの秘密

スタンドアロンタイプのDaydreamヘッドセットイメージ図

Daydreamプラットフォームのスタンドアロンデバイスも登場予定だ

Googleの提供するVRプラットフォームにはiPhoneでも利用できて手軽なCardboardと、高性能なDaydream Readyスマートフォンを使うDaydreamがある。

Cardboardには制限が少なく、ダンボールやプラスチックで作られた何らかのフレームを使ってスマートフォンを固定するだけで簡単に利用できる。一方でDaydreamプラットフォームを利用するには専用のVRヘッドセットDaydream Viewを購入するしかない。

Daydream Viewの役割

だが、実はDaydream ReadyなスマートフォンさえあればDaydream Viewが無くてもVRの処理には何ら問題がない。Daydream Viewの「枠」自体には特別な機能がなく、言ってみれば少し良い素材で作られたCardboardのようなものだからだ。

スマートフォンを頭部に固定できるのであれば、Daydream ViewではなくCardboardや互換ヘッドセットでもDaydreamプラットフォームが利用できるはずだ。

Gear VR + リモコン

Daydreamプラットフォームに必要なのはDaydream Viewヘッドセットではなく、むしろリモコンだ。特にサムスンのGalaxy S8/S8 Plusを購入したユーザにとってはそうである。

Galaxy S8はこの夏にDaydreamプラットフォームに対応することが発表されている。このアップデートが配信されれば、Galaxy S8はサムスンのGear VRとGoogleのDaydreamの両VRプラットフォームに対応する初めてのスマートフォンになる。

多くのGalaxy S8ユーザは同時にGear VRを手に入れているため、彼らにDaydream Viewヘッドセットは不要だ。Gear VRはGalaxy S8に合わせてデザインされており、彼らがあえてDaydream Viewヘッドセットを使う理由はない。

既にGear VRを使ってCardboardアプリを動かした例もあり、Gear VRのヘッドセットで他VRプラットフォームのアプリが実行できることが分かっている。Daydream用リモコンが単品で販売されれば、彼らはGear VRのヘッドセットとDaydreamのリモコンを使ってDaydreamアプリを利用できるようになる。

Gear VR以外でも?

Google Cardboard

1,000万台を出荷したCardboard

Daydreamリモコンが単品販売されれば、Gear VRを所有するGalaxy S8ユーザはGear VRのヘッドセットでDaydreamプラットフォームを利用できる。だが、リモコン単品販売の効果はそれ以外のユーザにも及ぶことが期待されている。

Google Cardboardのアプリを利用するための互換ヘッドセットは多くの企業が販売しており、価格も安いものでは1,000円以下だ。こうした製品を所有するユーザは多いと考えられるので、リモコンの単品販売で彼らをDaydreamユーザにすることができるという。

 

Cardboard用に作られたヘッドセットを使ってDaydreamアプリを動かすユーザは少ないだろう。Daydream Readyなスマートフォンがさらに一般的になれば事情は変わってくるが、現時点でDaydreamに対応したハイエンドスマートフォンを選ぶユーザはDaydream Viewを併せて購入する可能性が高い。

特殊な例はさておき、Galaxy S8のユーザだけを考えてもDaydreamリモコンの単品販売は需要がありそうだ。もちろんDaydream Viewを購入すれば簡単にこの新しいVRプラットフォームを利用できるが、選択肢が増えるのは良いことである。

Googleの販売スタイルが変わればDaydreamプラットフォームでの使用を想定した互換ヘッドセットが複数のメーカーから発売されて、色やデザインの好みに合わせて選べるようになるかもしれない。

 

参照元サイト名:Android Central
URL:http://www.androidcentral.com/google-needs-start-selling-daydream-controller-itself

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ohiwa

Writer: ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。