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視野を○○すると…?コロンビア大学の研究でVR酔いしない意外な方法が判明

2016/09/01 13:28

今年10月にはPlayStation VRの発売が開始され、いよいよ今後が楽しみな「VRゲーム」。しかしそのVRゲームにも一つだけ、いわゆる「VR酔い」という心配事があります。 もともと3Dマップを動 ...

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今年10月にはPlayStation VRの発売が開始され、いよいよ今後が楽しみな「VRゲーム」。しかしそのVRゲームにも一つだけ、いわゆる「VR酔い」という心配事があります。

もともと3Dマップを動き回るゲームはある程度の酔いを感じるものですが、ゲームへの没入感が高いVRゲームでは人によっては酔いが顕著になるという報告があります。

そして今回コロンビア大学の研究者達が試したのは、ユーザーの動きに合わせて視野を狭くするというシステム「FOV」です。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=lHzCmfuJYa4&w=560&h=315]

 

上の動画を見るとわかるのですが、このシステムではユーザーが前に歩き出すと視野が狭まり移動をやめると視野が広がります。また視点の回転や、急激な上下でも視野は狭くなります。

レポートによれば、テストに参加した24人の被験者はFOV(視野制限)があったほうが長くゲームを楽しめ、しかも快適だったと報告しています。

さらに興味深いことに、テストに参加した多くの被験者はFOVに気づかなかったというのです。これは、視野制限をゲームに実装してもゲーム体験が大きく損なわれない可能性を意味しています。

将来は視野制限が当たり前に?

このような視野制限は最近注目されだしたわけではなく、2014年に米軍がVR分野における視野制限に関する特許を取得しています。さらに、Ubisoftが現在開発中のフライトシミュレーター「Eagle Flight」にも同様のシステムは取り入れられています。

思えば、このような視野制限は人間の眼と脳の仕組みにとても一致しているといえます。

例えばドライバーが一般道を運転しているときは広い視野を確保できますが、高速道路を運転するとその視野は大きく狭まります。

これは、高速に変化する景色を脳がうまく処理するための現象だと言われています。

今回のような視野制限が広く取り入れられれば、私たちは本当の意味でもっとVRの世界に没頭することができるのかもしれませんね。

The cure to VR sickness might come from blacking out the periphery
http://arstechnica.com/gaming/2016/06/the-cure-to-vr-sickness-might-come-from-blacking-out-the-periphery/

塚本直樹


ジャーナリストとして常にテック企業のイノベーションやスタートアップ企業のプロダクトを追い続けている。 VR業界はこれからガジェット業界で最も伸びる分野、得意とする情報収集を生かして、VRに関する最新ニュースを漏れなくお届けします。 塚本直樹ツイッターアカウントはこちら

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