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「どこでもかんたんVR」がコンセプトの「3D Stylee」を京都最大手の不動産管理会社が本格導入

2017/09/19 12:55

VR

「3D Stylee」を株式会社長栄が本格導入

シーン切替機能活用事例(びわ湖大花火大会がバルコニーから見える株式会社長栄の自社所有物件)

株式会社エフマイナー(本社:東京都渋谷区)は、同社が提供する、「どこでもかんたんVR」をコンセプトとする、パノラマVRコンテンツ制作ソフト「3D Stylee」を、22,000戸の物件を管理する京都・滋賀エリア最大の不動産管理会社である株式会社長栄(本社:京都府京都市下京区)が導入したことを発表した。

株式会社長栄が「3D Stylee」を導入

なお、株式会社長栄からのコメントでは、3D Stylee導入の狙いとして、

①今後増加が見込まれる海外からのインバウンド需要の取り込み

②空き予定期間における成約率の向上

③京都エリアの大学に入学予定の地方学生のお部屋探しの労力や経済的負担の低減

の3点があげられている。

また、類似サービスがある中で3D Styleeを選んだ理由として、

①これまで蓄積した360度写真を活用し、かんたんにコンテンツの制作・編集ができること

②閲覧するお客様が直感的に操作しやすいデザインであること

③シーン切替・コメント挿入などの豊富な機能

④管理会社として使い勝手のいい管理ページ

⑤リーズナブルな利用料金

の5点があげられている。

京都エリアにおけるインバウンド需要の高まり、少子高齢化など、時代の流れに合わせて不動産へのニーズも変化する中、株式会社長栄は京都・滋賀エリア最大手の不動産管理会社として様々な先進的な取り組みを行っているという。

株式会社エフマイナーは3D Styleeの技術を通じて、同社の目指すお部屋探しの利便性の向上、革新的な不動産サービスの提供のために貢献していくとのことだ。

3D Stylee導入に関しての株式会社長栄からのコメント(常務取締役 舩井渉氏)【原文まま】

3D Stylee導入の狙い

1)今後増加が見込まれる海外からの需要の取り込み

日本全体でインバウンド需要が高まる中、京都は特に外国人観光客からの人気が高く、京都府の外国人宿泊客数は平成28年度で約320万人と10年前の3倍以上に増えています。

今後海外からの賃貸不動産への需要増加も見込まれる中、物件のパノラマVRコンテンツによって視覚的な情報をより多く発信することで、海外からの需要を取り込んでいきます。

2)空き予定期間における成約率向上

通常、賃貸不動産の退去通知が出てから原状回復工事が完了して、入居希望者が内見できるようになるまでに2ヶ月以上かかります。

管理物件をパノラマVRコンテンツ化していくことで、居住中物件であってもバーチャルに内見ができるようになります。

これにより、お部屋探しのお客様はより決断しやすくなることで成約率の向上が見込めるだけでなく、ミスマッチも低減できることが期待できます。

3)京都エリアの大学に入学予定の地方学生のお部屋探しの労力、経済的負担の低減

学生の街である京都には46の大学・短大があり、人口の約1割にあたる14万人の学生が住んでいます。

京都府外から進学する学生のお客様は、限られた1日で内見して決める、あるいは現地に行かずに契約をせざるを得ない状況も多くあります。

パノラマVRコンテンツによるバーチャル内見によって、遠隔地からお部屋探しをする学生とその親御さんの労力と経済的負担の削減、安心感の提供をできればと考えています。

類似サービスがある中で3D Styleeを選んだ5つの理由

1)これまで蓄積した360度写真を活用し、かんたんにコンテンツの制作・編集ができること

株式会社長栄は360度カメラを2016年3月に導入し、管理物件の360度写真を撮り溜めてきていました。

その蓄積したデータを活用して、直感的でかんたんな操作だけでコンテンツの制作・編集ができるため、スムーズに導入できると考えました。

2)閲覧するお客様が直感的に操作しやすいデザイン

完成したコンテンツは、自社で管理する物件紹介ページにも掲載することを考えていたため、お客様にとってわかりやすいコンテンツであることが重要だと考えていました。

3D Styleeコンテンツは、Googleストリートビューのように、初めて閲覧するお客様でも違和感なく操作できるデザインだと感じました。

3)シーン切替・コメント挿入などの豊富な機能

バルコニーの日中の眺望と夜景、クローゼットのオープン・クローズなどのシーンを切り替えられる機能、物件のアピールポイントに画像やコメントを埋め込めるなどの豊富な機能があることが、物件の魅力を分かりやすく伝えるために便利だと考えました。

4)管理会社として使い勝手のいい管理ページ

管理ページでは、物件が分かりやすく一覧で表示され、物件がかんたんに検索できる点も、管理会社として使いやすいと感じました。

5)リーズナブルな利用料金

当社では22,000戸の物件を管理しているため、どのくらい運用コストがかかるのかというのは重要なポイントでしたが、類似サービスと比較しても3D Styleeの利用料金はリーズナブルでした。

3D Styleeについて

3D Stylee概要

3D Stylee(スリーディースタイリー)は、リーズナブルな価格、直感的な操作で、ウェブブラウザ再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作、編集、管理ができるクラウドソフト。

2016年11月のサービス開始以来、ユーザー数を順調に伸ばしており、2017年9月現在、小さな街の不動産屋さんから大手不動産会社までの不動産業界を中心に400社以上にサービスを提供している。

ソフトウェア及びVRグラス「カセット」における特許出願技術など、技術力の高さが評価され、2017年2月には、 株式会社ニコンのコーポレートアクセラレータープログラムで最優秀賞を受賞している。

3D Stylee導入によってこれまで実証された効果

1)業務効率化

3D Styleeで制作されたパノラマVRコンテンツを活用して実際に内見する物件の数を絞り込む、事前に入居希望者がわかりやすく情報を得ることで内見対応の歩留り率が上がる、管理会社と仲介会社のコミュニケーションが円滑になるなど、様々な業務効率化の効果が見え始めている。

不動産管理の株式会社リオ・ソリューションは、3D Styleeで制作した、管理物件のパノラマVRコンテンツをQRコードにして仲介会社向け図面に掲載している。

VRコンテンツによってコンセントの位置や窓の高さなど、これまで通常の写真だけでは伝えきれなかった細かい情報を伝えることで、仲介会社からの単純な質問を半分程度に削減。

単純な質問が減ることで、管理会社も仲介会社も本来の業務により集中することが可能になる。

2)成約率向上

楽待不動産新聞5月12日号に、株式会社日本財託のVRを活用した内見代行サービスに関するインタビュー記事が掲載された。

リクエストのあった物件を動画で撮影して送る、同社の内見代行サービスにおいて、2017年の1月、3D Styleeで制作したパノラマVRコンテンツの使用を始めた。

同記事によると、VRによる内見代行サービスを利用した顧客の成約率が6割を超え、一方で、同サービスを利用しなかった顧客の成約率は4割を切っていた。

この成約率の高さは、顧客からリクエストのあった物件をVRで内見して頂くという同社のサービス、つまりある程度確度高めの顧客群が対象であることに起因する部分も多いものの、同サービスを利用した場合と利用しなかった場合で比較しており、接客にVRを導入した効果が見える興味深いデータになるとのことだ。

3)ウェブ集客強化

外国人向けに不動産情報を提供する、リアルエステートジャパンは今春から業務提携しているミサワホーム不動産の管理物件を始め、不動産物件のパノラマVRコンテンツの同社メディアにおける掲載を始めた。

同社が掲載するパノラマVRコンテンツは、コンテンツと連動する間取り図、他のシーンに移動できる矢印や画像キャプションなどの機能がある。

導入からまだそれほど時間は経っていないものの、同サイトを訪れた人が閲覧する滞在時間は9分から12分に増加(+33%)し、閲覧ページ数(1セッションあたりのPV)も13から21に増加(+62%)した。

株式会社長栄概要

所在地 : 〒600-8429 京都府京都市下京区万寿寺通烏丸西入御供石町369 No.60京都烏丸万寿寺ビル

設立  : 1988年4月

代表  : 長田修

資本金 : 8,000万円

株式会社エフマイナー概要

所在地 : 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-33-3 #110

設立  : 2013年8月

代表  : 森田博和

資本金 : 2,300万円

参照元:ニュースリリース

VRInside編集部


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