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ARの活用が特に期待される5つの業界とシーン

ARが有効に使える場面とは?

ARが有効に使える場面とは?

VR技術は様々な業界・分野で利用されているが、やはりその活用が目立つのはエンターテイメント分野だ。AR技術はVRと異なり視界を塞がないという特徴からさらに多くの場面で活用することが可能とされており、AppleのCEOも商業的価値はVR以上だと評している

だが、AR技術の活用はかつて期待されたほどには進んでいないようだ。Venture Beatに掲載された記事から、特にARとの相性が優れていると思われる5つ場面・業界とその利用例をチェックしてみよう。

ARとライブイベント

VRアイドルのライブパフォーマンス

リアルのライブでもVRのようなライブパフォーマンスが可能に?

VRコンテンツでは一大ジャンルとなっているイメージのある「バーチャルアイドルのライブ」。アイドル育成ゲームのキャラクターやVRコンテンツのために作られたオリジナルキャラクターなど、架空のアイドルのライブを見られるコンテンツだ。

アイドルマスターシンデレラガールズのキャラクターが登場する『アイドルマスターシンデレラガールズ ビューイングレボリューション』やVRコンテンツが初登場作品である『HopStepSing!』シリーズなどが属する。

VRならではのパフォーマンス

これらのコンテンツの魅力は何と言ってもかわいい・カッコイイ二次元キャラクター(もちろん二次元男性アイドルのライブコンテンツも存在する)が実在するような感覚だが、キャラクターだけが魅力ではない。バーチャルだからこそ可能なライブパフォーマンスにも注目だ。

空中に文字や映像が表示されたり、ステージの形が変化したりといった生身のアイドルのライブでは難しい演出も、VR空間では可能になる。

AR技術がライブイベントをVR化する?

AR技術を使えば、現実のアーティストが出演するライブでVRライブ映像のような演出を行える。あるいは、スポーツの試合にテレビ中継やスポーツゲームのような情報表示を付け加えることも可能だ。

また、スポンサー企業にとっては広告に使えるスペースが増えることになる。選手のユニフォームや会場のスクリーンを使った広告だけでなく、ARアニメーションを使った広告が掲示されるようになるだろう。

ライブイベントに新しい楽しみを追加してくれる技術として、ARが使われるかもしれない。

ARとファッション・メイク

ARでメイクを試す(YouCam メイク)

ARでメイクを試す(YouCam メイク)

AR技術は、ファッションやメイクの分野でも利用が期待されている。

ファッション

自分が着る洋服や身につける小物を選ぶのが好きだという消費者は多いが、そうではない消費者もまた多い。一日かけて複数の店舗を回り、試着室に出たり入ったりを繰り返しながら洋服を選ぶのは疲れることも事実だ。それに耐えられないなら、ARでの試着が有効かもしれない。

ARを使って洋服や時計などを試すことのできるアプリが開発されており、自宅にいながらにして着用時のイメージを確認してのショッピングが可能だ。

メイク

洋服の場合は店頭で試着することも可能だが、メイク道具を試すのは難しい。ノーメイクで買い物に行くのでなければ、店頭にテスターが設置されていたとしても手などに付けて肌色とのなじみ具合を確認したり、香りを試したりするくらいしかできないだろう。

化粧品を試す方法としても、ARは有効だ。スマートフォンのカメラを使って撮影した自分の顔に合うかどうかをARアプリで確かめられる。

交通

AR技術を搭載した自動車のイメージ

AR技術を搭載した自動車のイメージ

交通・自動車の分野でも、AR技術は活用できそうだ。

ドライバーのサポート

一つの方向性として、自動車や自転車に乗っているときに情報を得る手段としてARを使うことが挙げられる。フロントガラスやサングラスに現在速度や目的地までの道順といった情報が表示されれば、道路から目を離すことなく運転を続けられる。

こうした技術は運転をより快適で安全なものにするだろう。

公共交通機関での利用

電車やバスは高い輸送力を持つが、慣れない土地の交通機関を利用すると戸惑ってしまうことも多い。大都市では路線が複雑に入り組んでいることが多く、情報が多すぎて外部から来た人は混乱してしまう。

ARを使って駅での乗り換え経路を表示したり、バス停にスマートフォンをかざすことで道路状況から推定される所要時間を表示したりといったことが可能になる。看板や電光掲示板だけでは扱いきれない量の情報を伝える方法として、ARアプリが有効だ。

観光・旅行

ARアプリの地図画面(Seek)

ARアプリの地図画面(Seek)

地元ならばお気に入りのレストランやカフェがあっても、旅行先では現地の情報がないので広告費をかけている大規模チェーンレストランに行くことになってしまいがちだ。

ARアプリは、店舗側が訪れる観光客を増やす方法として使うこともできる。『Seek』のようなアプリを使って店舗のプロモーションを行えば、その土地に詳しくない観光客の来店を期待できるだろう。

消費者にとっても、良い店や地元民しか知らないようなスポットとの出会いが増えるのはメリットだ。アプリから直接イベントのチケットを購入できるようなサービスの形態も考えられる。

ファストフード

踊るホットドッグのキャラクター(Snapchat)

踊るホットドッグのキャラクター(Snapchat)

ファストフードレストランは、子供たちに人気がある。提供する食事だけでなく、キャラクターなどを活用したプロモーション戦略もその人気を支える要素だ。

レストランの店内をARアプリで撮影するとマスコットキャラクターが表示されるようなAR体験を作ることも可能だろう。あるいは、商品の包装紙を撮影するとクイズなどが表示されるアプリも考えられる。

ARは好奇心旺盛な子供たちを引きつけることのできる技術であり、彼らにアプローチしたいファストフードレストランにとって優れた武器となる可能性がある。

アイデア次第で広がるAR利用

比較的メジャーなARの活用事例としては、購入前に家具や家電の設置イメージを確認できるアプリが挙げられる。イケアなどが既に公開しているアプリを使えば、メジャーとカタログを使って想像するよりもリアルに設置後の雰囲気を確かめられる。ライブイベントでの使用や洋服の試着も、既に活用事例の多いメジャーな分野だ。

しかし、ARの活用範囲は広い。既存の枠組みに囚われることなく、自分の携わる分野にこの技術を取り入れることができないかと考えていれば全く新しいARアプリやARデバイスを使ったビジネスのアイデアが浮かぶかもしれない。

 

参照元サイト:Venture Beat

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