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8Kにも対応!360°動画制作の「初心者向け」カメラ「Obsidian GO」が予約受付中 - VR Inside

8Kにも対応!360°動画制作の「初心者向け」カメラ「Obsidian GO」が予約受付中

     


中国のテックカンパニーであるKanDaoは360°カメラの新ラインアップとして「Obsidian GO」を発売することを発表した。現在事前予約を受け付け中だ。

「Obsidian」は今年のはじめにKanDaoが立ち上げた360°カメラのブランド。これまでにプロ仕様のモデル「Obsidian S」と「Obsidian R」を発売している。いずれも、世界最大規模の家電見本市であるCES 2017において「Best of Innovation」を受賞した注目度の高いカメラ製品だ。

今回発売される「Obsidian GO」は前2機種とは対照的に、VRコンテンツや360°動画の制作初心者を対象として開発されたモデルだ。

「Obsidian GO」の販売価格は現在2499ドルと予定されている。「Obsidian S」、「R」がいずれも公式価格6999ドルで提供されていることを考えると、たしかに「初心者向き」の値段設定を狙っていると言えそうだ。

「Obsidian GO」の基本性能!

8K撮影に対応した360°カメラ

初心者向けと言っても、「Obsidian GO」の性能は「Obsidian S」や「Obsidian R」と比較しても遜色ないレベルになっている。

「Obsidian GO」は2D、3Dを問わずに8K×8K(7680×7680)のパノラマ動画を、また4K×4K(3840×3840)のVR動画を撮影可能だ。

これらの映像はカメラに搭載された6つのイメージングモジュールにより、ピクセル単位で調和するように撮影することが可能となっている。カメラのレンズはそれぞれ1600万ピクセルでの撮影に対応しており、CMOSセンサーも搭載されている。

外観は「R」や「S」に類似したデザインを採用しているが、機能改善が図られた箇所も幾つか見受けられる。

たとえば「Obsidian GO」ではRAWデータと比較して画像の現像や修正を容易に行える、DNGのファイル形式のデータにも対応するようになっている。

このほかにもワイヤレス接続によるリモートコントロールにも対応し、またパノラマ画像撮影の際に、タイムラプス映像の制作向けに低速度撮影に対応した幾つかのオプションを選択できるよう機能変更がなされたようだ。

ただしフレームレートは30fpsとなっており、「Obsidian S」や「Obsidian R」が120fpsでの撮影に対応していたのとは異なる仕様になっているので注意が必要。

シリーズ他製品よりも低価格帯での販売!

KanDaoは「Obsidian GO」の市場投入に対して期待感を高めているようだ。

たとえばKanDaoの創設者であり現在同社のCEOを務めるDan Chen氏は次のように語っている。

「これ(記者注:Obsidian GOのこと)によって、VRエクスペリエンスを撮影し制作することが容易になるとお約束できます。そして魅力的な価格設定と(カメラの)諸機能が更に多くのコンテンツクリエイターを引きつけ、ゲームへと参加させることでしょう」

確かにこれまで紹介してきたように、Obsidian GOは「Obsidian S」、「R」と全く機能的に同一と言えないまでも極めて高いスペックを有するプロダクトのようだ。

360°動画制作に関心はあってもカメラの高額な価格設定に悩まされ、しかしプロレベルの動画コンテンツを絶対制作したい……という具合で360°カメラ購入に二の足を踏んでいた人にとっては朗報と言えるかも知れない。

高機能低価格360°カメラが増加する市場

とはいえ今回紹介した「Obsidian GO」は、「初心者向けの低価格」といっても2499ドル。少し360°動画に興味を持っている程度の一般消費者が気軽に手を出しやすい値段とは言えないことも事実だ。

しかし市場には既に低価格でありながら、高性能な機能を備えた360°カメラが続々とリリースされ続けているのだ。

流石に8Kにまで対応した低価格な360°カメラはほぼ無いが、4Kにまで対応した製品ならば多数登場している。

たとえば最近発売がアナウンスされた製品で言えば、「Vuze Camera」や「RICOH THETA V」がそれに該当する。

「Vuze Camera」は4Kの解像度を持ち、30fps、120Mbpsで撮影することが可能なカメラだ。深度のが感じられる、立体感のある動画を撮影可能だが、価格は約9万円台に抑えられている。

「RICOH THETA V」はリコーの発売する「RICOH THETA」シリーズ初となる4K撮影対応製品で、360°空間音声記録に対応した4chマイクを搭載、さらにはカメラから直接外部ディスプレイに出力可能となっている。日本円では5万6700円での発売が予定されているようだ。

今後360°カメラ市場の中でどのような価格競争が引き起こされていくか注目だ。

参考URL:

KanDao
http://kandaovr.com/
VRfocus
https://www.vrfocus.com/2017/09/kandao-update-360-degree-camera-range-with-obsidian-go/

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池谷 翼

Writer: 大学では社会学を専攻してました。先端情報技術と社会の関わり合いに興味があり、個人的に調べています。