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ドローンからの空撮画像にARブロックを重ねることができるモバイルアプリ機能「AirCraft」がリリース

海外メディアsUAS Newsは、モバイルアプリ機能「AirCraft」のリリースを報じた。

ドローンの世界を拡張する「AirCraft」

新たな「ドローンを飛ばす理由」を提供

同メディアによると、ドローンを活用した空撮・測量といったサービスを提供しているスタートアップDroneBaseは、このほど同社からリリースしているiOSアプリ「DroneBase」にAR機能「AirCraft」を実装した。

同機能は、ドローンを使って空撮した画像に対して、ブロック状をしたARオブジェクトを重ねられる、というもの。同機能を使った感覚を直観的に言えば、ドローンからの空撮画像に対して、Minecraftのようにブロックを積み重ねることができる、となる(下の動画参照)。

同社CEOのDan Burtons氏は、同機能に関して以下のようにコメントしている。

AirCraftは、あらゆる操縦レベルのドローン・パイロットにドローンを飛ばす新たな理由を与えます。

今までのドローンAR体験とは異なり、AirCraftは空撮中の画像に対してパイロットがバーチャルオブジェクトを作り出して、インタラクションすることを可能とします。

わが社としては、パイロットがAirCraftを使って何を作り、何に使い、さらに何を次にやりたいか、といったことをパイロット・コミュニティから教えてもらいたいです。

AirCraftの応用事例

同機能の応用事例は、およそドローンが活用されているシーン全般に及ぶと考えてよいだろう。すぐに思いつくものとしては、以下のようなシーンを挙げられる。

  • ドローン・レースのコースをブロックでAR表示する(本記事トップ画像参照)
  • ・建設中の建物の完成イメージをブロックでAR表示する(下の画像参照)
  • ・空撮画像にARブロックを重ねて、アート作品にする(下の画像参照)

AirCraftを活用して建物の完成イメージをAR表示する

AirCraftによるアート作品

ドローンは、VR・AR、AI、IoT等とならんで成長が見込まれるテクノロジーなので、同機能もドローン市場の成長に合わせて広がるだろう。

なお、同アプリ機能のAndroid版は近日中にリリースする、とのこと。

ドローンに活用されるVR・AR

ドローンにもVR・ARテクノロジーが活用されており、本メディアでは紹介してきた。

HoloLesnsによるドローン操作

マイクロソフトの社員であるSean Kelly氏はHoloLensを装着して、従来のようなスティック操作のコントローラーを手に持たず、HoloLensのジェスチャー認識機能を活用してハンズフリーでドローンを操縦するデモ動画を公開した。

デモでは、まずHoloLensを通して空間に表示されたウインドウで、Wi-Fiをオンにしてドローンに接続するが、この操作もジェスチャー操作によって行うので、デバイスを手に持つ必要がない。

次にHoloLensの空間マッピング機能で部屋の空間の状態を認識する。これによってドローンが飛行できる範囲が決まり、この範囲内であればドローンはユーザーのジェスチャー操作に応じて飛行することができる。

ジェスチャー操作によって直感的にドローンをコントロールできるようになることで、たとえばドローンを用いたレースゲームや障害物越えなどのアトラクションがより魅力的になるし、操縦を覚えやすくなる。

Drone Hero

「Drone Hero」は機動性の高い小型ドローンを駆使して、ミサイルやレーザーなどの脅威や障害物を避けながら飛行し、高い操作性や3D空間の奥行き感覚のリアルさが特徴のVRゲームである。Steamからダウンロードでき、VIVEとOculusの対応している。

操縦するドローンは小型で機動性が高く、ステージとなるVRルームの中に浮かんでいる青い球体に向かってドローンを飛ばし、球体をゲットすることでポイントを獲得することができるが、VRルームの中には数多くの障害や脅威が設置されている。

球体を獲得するまでの時間が短ければ短いほど獲得するスコアがUPし、ファイナルスコアが星1つ(3つ星が最高評価)を獲得できる程の点数であれば、次のステージをアンロックできる。

ドローンユーザーにとっては練習目的としても活用できるし、実際のドローンのように音がうるさくて飛ばせる場所が限られる心配もなく、また衝突や墜落といった危険性もないため、ドローンユーザだけでなくドローンに興味があるドローン初心者にもおすすめのゲームだ。

Drone Prix AR

「Drone Prix」はARグラスのEPSON BT-300を用いてドローンをAR操縦するゲーミングアプリで、空中に障害物付きのコースがAR表示され、ユーザーのスマートグラスにはドローンのカメラから映像が送られて来るので、視界に映る「ドローン視点」で、まるで自分がドローンになって空中を飛んでいるかのような感覚でドローンレースを体験することが出来る、というゲーム。

アプリには計30種類のコースが用意されており、シングルプレイの他にマルチプレイヤーモードでも使用することができ、世界中のドローンパイロットとネット接続が出来るため、プレイヤーは遠隔地にいてもAR表示されるコースの中でドローンレースを楽しむことができる。

iOSとAndroidに対応しており、ドローンに関してはDJI社製のものに対応しており、Phantom 3、Phantom 4、そしてMavic Proでプレイできる。

なお、同ゲームで使うARグラス「EPSON BT-300」はEPSONが開発、販売するメガネ型シースルーARヘッドセットであり、AndroidをOSとして起動する。

重量は69グラムと軽量なのでメガネを着ける感覚で装着することができ、付属品のメガネ用鼻パッドを付ければメガネをかけたままでも着用が可能、Wi-Fiによってネット接続が可能なため映画やYouTubeなどを大画面でAR表示して鑑賞することができる。

以上のようにドローンは意外とVR・ARと相性がよい。今後もドローンに関係したVR・ARコンテンツがリリースされるだろう。

ソース:sUAS News
https://www.suasnews.com/2017/11/dronebase-launches-first-usable-ar-drones/

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com

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