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アマゾンアプリにAR機能が追加、400種類以上の商品をARで閲覧可能に

米国のアマゾンがリリースする公式アプリにAR機能が登場した。アマゾンで購入できる様々な商品をAR表示することが可能になる。

現在、すでに400種類以上の商品をARで閲覧することが可能で、家具から装飾品、電化製品、キッチン用品や玩具、ゲームなど様々な分野に渡っている。

概要

様々な商品をARで3D表示

アマゾンアプリに新しく実装されたAR機能では、スマートフォンのカメラを通して現実世界に様々な商品をAR表示することができる。

アプリのカタログの中から自分の求める商品を選ぶと、ARKitのトラッキング機能によって床をスキャン、様々なアイテムがまるで実際にそこにあるかのように表示されるので、より購入前のイメージが掴みやすくなる。

気に入った商品はそのまま購入

AR表示された商品は、スクリーンをなぞることで回転させたり、移動することが可能だ。AR表示した商品は写真を撮ることもできる。

さまざまな方向から商品を確認し、「more」ボタンをタップするとそのまま購入画面へ進むことができる。

アプリレビュー

ARメディアNext Realityでは、アマゾンアプリのAR機能のレビューを記載している。それによると、AR表示される商品はCADなどのソフトで制作した3Dモデルか、3Dスキャンしたものを使用しているとのことだ。

ARKitの高性能なトラッキング技術を用いているものの、若干のバグはあるとのこと。たとえば暗い部屋では床をうまくスキャンでできないなどの問題があるが、これは他のモバイルARアプリでもよく起こることなので、アマゾンのアプリ自体の問題ではないようだ。

400種類以上のARコンテンツを閲覧可能

現時点で、アマゾンアプリからは合計で403個以上もの商品がAR表示可能になっている。AR表示に対応した商品は今後増加していくものと考えられる。

iOS対応アマゾンアプリはApp Storeから無料でダウンロード可能だ。

ARがもたらす新感覚のショッピング体験

「scale post viewer AR」

「scale post viewer AR」は、株式会社ヒナタデザインとビックカメラによって開発されたARアプリで、現在実証実験が行われている。

本アプリでは、「自分の部屋に家具や家電を置いてみたり、鏡に映った自分の姿に洋服やメガネ、アクセサリを装着してみたり、アイドルやキャラクターと並んでみたり・・・」といった、そこにないはずのモノが実物サイズで現実世界に表示され、サイズ感や見た目を試すことができる。

通販において商品確認などで活用できるもので、ネットショップなどでの商品購入時に、自分の部屋と商品の相性(大きさや色合い)を確かめることができる。これによってユーザーは購入時の失敗を減らすことが可能になり、また企業側にとっては返品率を下げることができるというメリットがある。

参考:通販で商品サイズを確認できるアプリ「scale post viewer AR」をリリース!ビックカメラで実証実験も

買いたいモノまでナビゲーション

大型スーパーで買い物をする際、欲しいものの場所が分からず店内を探し回ることは珍しくない。このような問題を解決するARKitのアプリデモが開発されている。

本デモはリリース予定などは未定だが、ARを用いたショッピングのメリットを示す好例だといえる。ユーザーは、スーパーでの買い物時にアプリに買いたいものをあらかじめ登録しておく。スーパーにて、ショッピングリストに登録した商品を選ぶと、その商品がある位置までの方向を示す矢印がAR表示される。

商品陳列の位置情報の登録は、定期的に更新して最新の状態を保つ必要がある。商品の配置転換を行なっても買い物客に配置転換をお知らせすることも可能だ。また、特売品の陳列位置を登録しておけば、マーケティング用のツールとしてアプリを活用できる。

デモではスーパーでの買い物というユースケースが示されているが、同アプリの応用範囲はショッピングモール、デパート、スポーツ競技場での座席の案内といった幅広い用途がある。

参考:スーパーマーケットで買いたい商品までナビゲートしてくれるARKitアプリのデモ動画公開

虹彩認証システムを使用したARショッピング

Mastercardはモバイル虹彩認識システムを用いたARショッピングシステムを先日発表した。これはARスマートグラスを使用し、ディスプレイにAR表示された商品に関する情報をみながらショッピングを行うことができる。

支払いはMastercardの電子支払いシステムMasterpassと、クアルコムの虹彩認証技術を用いて、スマートグラスを外すことなくスムーズに購買を行うことができる。

製品に関するさまざまな情報が購入前に手軽に確認できるだけでなく、店舗では見ることのできないオプションやおすすめ情報など、商品に関する情報をARを用いることでより手軽に取得できるようになる。

本システムはODGのスマートグラス「R-9」などに対応しているとのことであるが、現時点でのリリース予定は明らかになっていない。しかし、ARやスマートグラスを用いた新しいショッピング体験の可能性を追求する取り組みであり、今後に注目したい。

参考:Mastercard、虹彩認証システムを使用したARショッピングコンテンツを発表!

参照元:Next Realtiy Amazon Harnesses the Power of Apple's ARKit for Black Friday Rush

daisuke


ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。

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