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教育でも利用可能、アマゾンのジャングルをVRで体験できる「Amazon Odyssey」がリリース

Vive Studiosと、ゲーム開発企業Heavy Iron Studiosが共同制作したVRコンテンツ「Amazon Odyssey」が登場した。

これはアマゾン奥地のジャングルや河川をVRで再現したもので、ユーザーはVRで川下りやパラグライダー体験ができるほか、VR体験中に見つけた様々な動植物を図鑑として記録できるなど、ユーザーがコンテンツと触れ合える様々な機能を盛り込んでいる。

「Amazon Odyssey」とは

VRでアマゾンの熱帯雨林を体験

「Amazon Odyssey」の舞台となるのはアマゾン川流域に広がる「アマゾン盆地」だ。ここには地球上の動植物の10%が生息していると言われ、その他にもほとんど存在が知られていない新種の生物など、未だ多くの謎につつまれている地球上の秘境の一つだ。

プレイヤーはバーチャル空間に再現されたアマゾン盆地で、川下りなどの様々なコンテンツを体験することができる。コンテンツのプレイを通してアマゾンの生態系について知ることができるので、特に教育で活用できるコンテンツとなっている。

「Amazon Odyssey」の特徴

本作では、合計で4つのVRロケーションを体験することが可能だ。それぞれのロケーションにはパラグライダーでジャングルの上空を滑空したり、木々の上に設置された吊り橋を渡ったり、ボートで川下りを体験することができる。

これらのVR体験の途中では、ジャングルに生息する様々な動植物と出会うことができる。出会った動植物はデジタルの百科事典に追加される。

よりコンテンツに没入可能に

ジャングルなどの自然環境を撮影した360度動画は複数リリースされているが、通常の360度映像ではユーザーは映像を一方的に視聴することしかできない。

しかし、「Amazon Odyssey」では上記に挙げたような、プレイヤーが触れ合うことができる様々な要素を盛り込んでいる。このため、本作はよりゲーム的な体験を通してアマゾンの生態系について学ぶことが可能だ。

HTC Viveに対応

「Amazon Odyssey」は現在のところHTC Viveに対応しており、Viveportにてダウンロード可能。価格は9.99ドル。(約1,100円)

教育で活用できるVRコンテンツ

VR/ARは教育でも活用が進められており、教育目的に対応したVR/ARアプリが複数リリースされている。

「Expeditions」

グーグルが教育への利用を想定して開発したVRアプリ「Expeditions」は、世界中の名所や、普段は立ち入ることのできない施設の内側を、360度映像で紹介するアプリだ。

「Expeditions」は学校での利用に適した設計になっており、手軽で安価なカードボード型ヘッドセットでも視聴可能だ。学校では教師がタブレット端末でアプリを操作し、複数の生徒がカードボード型ヘッドセットを使ってVR体験をしながら授業を行うことができる。

視聴するコンテンツは教師がタブレット端末を用いて操作することが可能だ。また、ソロモードではユーザー自身がアプリを操作することが可能で、VRコンテンツのライブラリから何を見るか、どこに行くかを自分で決め、特定の場所やあらかじめ用意されたバーチャルツアーを選ぶことができる。

画面には映像だけでなく、遺跡や土地に関する情報もあわせて表示されるので、解説なしで一人でツアーを楽しむことも可能だ。

参考:Googleの教育用VRプラットフォーム『Expeditions』が一般ユーザに開放

「Alice Space」

「Alice Space」は、教育とロケーションベースのVR体験を融合したプラットフォームだ。これはミュージアムなどの学究施設向けのロケーションベースのVRコンテンツで、VRを活かして没入度の高いコンテンツを体験できる。

教育(Education)とエンターテイメント(Entertaiment)を融合した"Edutainment"をコンセプトに設計されており、専用のハードウェアとソフトウェアによって構成されている。

「Alice Space」は宇宙空間を舞台にしたVR体験で、一度に最大6人のプレイヤーが参加できる。プレイ時には専用のVRヘッドセットとバックパックPCを装着する。VRを活かして没入度の高いバーチャル宇宙空間を体験することができる。

参考:教育とエンターテイメントを融合、宇宙空間をVR体験できる「Alice Space」が登場

「AR TOUR ~OCEAN~」

教育に活用できるARアプリも、徐々に登場し始めている。「AR TOUR 〜OCEAN〜」は、スマートフォンを通じて現実の世界に実物大のリアルな3DCGの魚類を出現させるモバイルARアプリだ。

アプリ中に登場する魚類は、株式会社学研プラスが発刊する書籍「学研の図鑑Live」シリーズでも使用されている専門家監修のもとに作られた精巧な3DCGとなっている。

登場するのは十数メートルにも及ぶ巨大なジンベイザメや、手のひらサイズのタツノオトシゴまで計8種類の魚類が登場する。魚の形や大きさに加え、動きまで再現しており、子供たちの興味や関心を高め、2Dの画像や図鑑では味わうことのできない学びの場を提供するアプリとなっている。

本アプリはアップルのプラットフォームARKitの空間認識技術を活かし、ユーザーがスマートフォンを360度のどこにかざしても、魚類の3DCGモデルがリアルに表示される。

参考:「ARKit」を活用して魚の形・大きさ・動きを学べる教育系アプリ「AR TOUR ~OCEAN~」の配信開始

参照元:VRScout Get Lost In The Rainforest With ‘Amazon Odyssey’ VR


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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