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Apple CEO ティム・クックが発言「AppleはずっとARに夢中だ、しかしARはまだ十分に理解されていない」

2016/10/17 11:13

Apple CEOのティム・クックはインタビューでARのVRに対する優位性を強調した。同氏によれば、将来的に社会の基盤になる技術はARだが、ARはまだ十分に理解されていない、とのこと。

海外メディアUploadVRは、2016年10月14日の記事において、Apple CEOのティム・クック氏のインタビューでの発言を報じた。

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同メディアは、海外メディアBuzzFeedが2016年10月14日に掲載したApple CEOのティク・クックへのインタビュー記事を紹介している。

現実世界の代替不可能性と人間を拡張するAR

インタビューにおいて、同氏は「人間どうしの直接的交流を代替するものは存在しない」と持論を述べたうえで、ARのVRに対する優位性を説いている。

同氏によれば、VRは仮想現実を体験するためにヒトをVRヘッドセットに閉じ込めてしまうのに対して、ARは現実世界に情報やグラフィックを付加することによって、ヒトのあらゆる活動をサポートし、ヒトそのものを拡張するもの、とのこと。

続けて同氏は、ARとVRの比較に関して以下のように述べている。

「VRアプリのなかには興味深いものも確かにあります。

が私が考えるには、社会の基盤となるかも知れないテクノロジーはARであってVRではありません。

ARというアイデアは非常に奥深いもので、にもかかわらずARはまだ十分に理解されていないのです。」

AppleのこれまでのARに関する取り組み

流出したApple製のARデバイスと思われる特許画像

流出したApple製のARデバイスと思われる特許画像

実のところ、AppleのARに関する取り組みは、かなり以前から始まっていた。

2013年には、Kinectに使われているモーションセンサーを開発したPrimeSenseを買収しており、2015年にはドイツのAR開発会社Metaioと、独自のモーションセンサーを開発しているFaceshiftを買収している。

今年に入ると、評判の高いAR開発会社Magic LeapからZeyu Li、またOculusからYury Petrovを引き抜いている。

こうして見ると、Appleは水面下で着々とARデバイスを開発していることが推測できる。

現時点でApple製のARデバイスというものは存在しないが、仮にそのリリースが他社より遅れたとしても、Apple Watchがそうであったように、Appleの哲学が込められたデバイスであれば、十分な市場シェアが期待できるだろう。

「AppleはずっとARに夢中なのです」とティム・クック氏はインタビューで強調しているのだから、Apple製ARデバイスがリリースされた時は、まさにAppleにしか作れないモノが世界に披露されるに違いない。

Tim CookにインタビューしたBuzzFeedの記事
https://www.buzzfeed.com/johnpaczkowski/apple-ceo-tim-cook-on-virtual-reality-theres-no-substitute-f?utm_term=.taMVmZ18Z#.trOm2qgdq

参照元URL:http://uploadvr.com/tim-cook-ar-vr-time/

     

     

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com