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塗り絵がARオブジェクトになる玩具「Dr. Panda Plus Home Designer」

幼児向けにARを使った玩具が登場
幼児向けのAR玩具

製品にはカードとペンが含まれる

専用のヘッドセットが消費者向けに販売されており、来年にはパソコンやスマートフォンを使わないスタンドアロンタイプが一つのスタイルになりそうなVRと異なり、AR専用のヘッドセット(スマートグラス)はまだエンタープライズ向けのものやデベロッパー用のキットばかりだ。

欠けているAR専用ハードウェアの代わりに、AR技術を使ったアプリを発表する場となっているのがスマートフォンやタブレット端末である。VRアプリに比べて要求スペックも低い傾向にあるため、最新のハイエンド端末でなくてもARアプリの利用が可能だ。

ARアプリを使って遊ぶ玩具も登場してきている。

ARで塗り絵が動く

カードを塗るとARアプリに反映される

カードを塗るとARアプリに反映される

「Dr. Panda Plus Home Designer」のパッケージには、12本の消せる色ペンと51枚のカードが含まれている。もう一つの同梱品は、対応するARアプリに必要になるアクティベーションコードだ。

利用イメージは上の画像の通り。製品に含まれるカード(キャラクターや家具)に付属のペンで色を塗るとARアプリに登場するキャラクターの服や家具のデザインが変わるというものだ。

それだけの単純な玩具ではあるが、自分が好きな色で塗ったものがアプリ内で動くというのは子供たちにとって楽しい経験になるだろう。メーカーによれば、対象年齢は3歳以上とされている。

各カードには2つの面があり、片面は着色済みだ。そのまま取り込んで使うことも、見本とすることも、無視して好きな色を塗ることもできる。

また、カードには"bed""clothes"などの絵に対応する単語が書かれている。アプリ内でアイテム名を完成させるミニゲームのような要素もあり、遊びながら文字や単語を覚えることもできる仕組みだ。

価格はAmazonで約4,500円(40ドル)で、子供たちへのプレゼントにも良いだろう。製品本体はAmazonまたはApple Storeで販売されており、アプリはAndroid/iOSの他Amazonデバイスに搭載されたFireOSでも利用できる。

キューブで遊べるAR

Merge Cube

100万台を売り上げたMerge Cube

AR玩具としては、他にMerge VRの「Merge Cube」などもある。このデバイスは、低価格と追加可能なコンテンツがウリだ。

価格は約1,700円(15ドル)と手頃な上に、専門店でなくてもウォルマートなどの一般的な小売店で取扱がある。コンテンツはMerge VRが運営するMerge Miniverseからスマートフォンやタブレット端末にARアプリをダウンロードして使用するため、Merge VRやサードパーティのデベロッパーが開発したアプリから好きなものを選べる。

Merge Miniverseには、学習用コンテンツからゲーム性のあるものまで様々なアプリが公開されている。

2017年夏の発売からホリデーシーズンまでの期間だけで100万台を売り上げたという大ヒット玩具であり、クリスマスプレゼントとして選ばれることも多かったのか現在ウォルマートのオンラインストアでは品切れ状態だ。

ARでジェダイになれる

スターウォーズの世界に入り込めるAR玩具

スターウォーズの世界に入り込めるAR玩具

AR玩具として見逃せないのが、先月末に日本でも発売された「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」だ。

高いスペックを要求するために対応するスマートフォンが少ない、価格が約3万円でAR玩具としては高価(セール時ならばもっと安くMRヘッドセットが買えてしまう)といった欠点もあるが、スターウォーズの原作・映画好きならば一度は憧れるライトセーバーを扱うことのできる製品だ。

現在はハードウェアとスターウォーズのアプリケーションをセットで販売しているだけだが、今後同じヘッドセットを使って遊べる他のコンテンツが登場することも考えられる。他のAR玩具に比べて大人向けの高価なアイテムだが、ファンにとってはそれだけの価値があるだろう。

玩具の新しい要素

最新のAR技術がなくても、子供たちは想像力によって同じような遊びをしてきた。人形やオリジナルキャラクターは、想像の世界で日常生活を送ったり、敵対するキャラクターと戦ったりしていたはずだ。

ここにARが加わることで、本人の想像の中だけではなく目の前で物語を展開させることができるようになる。描いたものがアプリ内で動くという経験は、玩具を使って遊ぶ子供たちの想像の幅を広げるために役立つだろう。

特にスマートフォンアプリを使うAR玩具はそこまで高価にならないこともあり、子供向け玩具の世界でもARを利用したものがさらに増えてくると思われる。

 

参照元サイト:Upload VR
参照元サイト:Dr. Panda

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