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『Arizona Sunshine』PCベータ版がViveの銃型コントローラーに対応

新たなコントローラーがゲームへの没入感を高める
新たなコントローラーがゲームへの没入感を高める

新たなコントローラーがゲームへの没入感を高める

2016年12月7日にPC版がSteamで発売されたVRシューティングゲーム『Arizona Sunshine』は、先週で発売から1年を迎えた。VRゲームとしては古い作品であり、PC版だけでなくPSVR版も後に発売された人気作だ。

現在でもViveportやOculus Storeのセールで取り上げられるVRシューターを代表する作品でもある。既存のVRユーザはPC版かPSVR版のArizona Sunshineを所有していることが多いかもしれないが、新たにVRデバイスを購入するユーザも多い現状、まだ需要があるのだ。

この作品のPC版(ベータ版)が、最新のアップデートでHTCのVive Trackerを使った銃型コントローラー「Hyper Blaster」を使った操作に対応した。

Hyper Blaster

Vive用のHyper Blaster

HTC Vive用のHyper Blaster

銃型コントローラー

Hyper Blasterは、HTC Vive用アクセサリVive Trackerを装着して使用するシューティングゲーム向けのコントローラーだ。

日本ではアスクが国内代理店となっており、12月中旬に発売予定だという。価格は6,680円前後(税別)とされており、約7,000円のアクセサリということになりそうだ。

Vive Tracker(12,500円)を使用することを考えると、約6,000円のPSVRのシューティングコントローラーに比べて高価なアクセサリとなる。

対応タイトル

Hyper Blasterに付属する『Duck Season』の他、『Arizona Sunshine』『The American Dream VR』『Operation Warcade』『Tactical AR』『Practisim VR』が12月時点での対応タイトルとして発表されている。

シューティングはVRゲームのジャンルとして人気があり、タイトル数も多い。今後、Hyper Blaster対応を特徴とする作品も多くなりそうだ。

シューティング体験の改善

大型コントローラーを使ってVRゲーム

大型コントローラーを使ってVRゲーム

シューティングゲームの基本となるのは、敵キャラクターや的に狙いをつけて撃つという動作だ。ゲームによっては短時間に次々と敵を撃破しなければならないし、わずかなブレも許されない超精密射撃が求められるシーンもある。プレイ時間の大半がこの繰り返しになる以上、この動作にストレスを感じるようなゲームにはほとんどのプレイヤーが耐えられないはずだ。

それだけ重要な狙いをつける動作に使われるのは、マウスやトラックパッド、あるいはアナログスティックだ。ロケーションベースVRを提供するVRアーケードでは銃の形をした大型のコントローラーを使うこともあるが、家庭でPC用のVRシューティングゲームをプレイするならハンドトラッキングコントローラーを使うことが多いだろう。

PSVRシューティングコントローラー

PSVRの対応タイトルならば、専用のシューティングコントローラーを使うという方法もある。両手で保持するライフルのようなコントローラーにはアナログスティックも搭載されており、移動しながら銃を構えて狙いをつけることが可能だ。

単体での販売だけでなく初の対応タイトルとなる『Farpoint』とのバンドル版も販売され、高い評価を受けたデバイス(とソフト)だ。Farpointの他にもPSVR版Arizona Sunshineを含めて対応するタイトルが増えており、今後PSVRで発売されるFPSタイトルでは一般的な操作方法になっていくのかもしれない。

Hyper Blaster for Vive Tracker

Hyper Blasterは、HTC Vive版のシューティングコントローラーとでも言えるような存在だ。ただし、こちらは片手でも持てるような小型タイプとなっている。

重量はトラッキングに必要なVive Tracker込みで10.9オンス(311グラム)となっており、両手で保持する一般的なゲームパッド(200~250グラム程度)と比較してもやや重い。Hyper Blasterを片手持ちして長時間VRゲームをプレイすると腕が鍛えられてしまうかもしれない。

しかし、トラッキングで狙い、トリガーで発砲というスタイルはゲームをよりリアルで没入感の強いものにしてくれるはずだ。

更新が続くArizona Sunshine

無料アップデートが提供されるArizona Sunshine

アップデートが続けられているArizona Sunshine

先日は、PSVR版のArizona Sunshineで無料のアップデートが行われてHordeモードのマップが追加されたことを伝えた。

Arizona Sunshineは当時主流となっていたワープ移動方式のFPSだったが、発売後に自由移動モードが追加されている。さらに、PSVR版ではシューティングコントローラーでの操作にも対応した。

Arizona Sunshineは両手にそれぞれ別の武器を持つこともできるタイトルだが、シューティングコントローラーでは一つの武器しか扱うことができない。そのあたりのバランス調整も行っての新コントローラー対応だ。

発売から1年が経過したタイトルながら、今後も新要素の追加が行われていくのかもしれない。今回のHyper Blaster対応もまだベータ版のみなので、近く正式版となるだろう。

VRシューティングの進化

VRデバイスの一人称視点は、FPSとの相性が良い特徴だ。既に多くのVR対応・専用FPSが発売されており、今後もこのジャンルの人気作品がVRで作られていくことは間違いない。

PSVRのシューティングコントローラーやViveのHyper Blasterといったアクセサリーを使えばさらにプレイのリアリティを高めることもでき、FPSの人気も高まることになりそうだ。ロケーションベースVRを提供する施設を訪れなくても、家庭用VRデバイスで高品質なシューティングゲームを楽しめるようになるだろう。

 

参照元サイト:Upload VR

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