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映画「ブレードランナー 2049」関連VRコンテンツ「Blade Runner 2049: Memory Lab」がリリース

海外メディアVRScoutは、映画「ブレードランナー 2049」関連VRコンテンツのリリースを報じた。

映画出演者の画像が活用されたVRコンテンツ

同メディアによると、日本では2017年10月27日から公開される映画「ブレードランナー 2049」の関連VRコンテンツ「Blade Runner 2049: Memory Lab」がリリースされた。

同コンテンツは、同映画に登場する飛行する自動車「フューチャーカー」によるカーチェイスや、同じく同映画に登場するWallace社のラボ「Memory Lab」といったものをVR体験できる。

同コンテンツで特筆すべきことは、制作に使われた画像技術である。CGにしてはフォトリアルなキャラクターの造形には、写真測量法という画像技術が使われている。この技術は、実在のヒトの写真をCGに張り付けていく技術だ。

被写体を平面的にした撮影できない写真を用いて、多様な角度から見てもフォトリアルに見えるCGをどのように制作したのか。その方法は、被写体を数多くの角度から写真撮影して、その撮影された多数の写真をもとにして、ひとつのCGキャラクターを造形するのだ。なお、被写体は実在する役者である。

そして、今度は実在のヒトの動きをキャプチャして、そのキャプチャ情報からCGキャラクターの動きも制作したのだ。こうして完成したVRコンテンツ内のキャラクターは、単なるCGでは実現できないフォトリアルなものとなったのだ。

ちなみに、以上のような写真測量法を活用したVRコンテンツを、本メディアではほかにも紹介している。それは、地球温暖化の実態を伝えたVRコンテンツ「Greenland Melting」だ。同コンテンツに登場する地球温暖化を解説する科学者は、写真測量法によって造形されている。

以上のような「Blade Runner 2049: Memory Lab」は、Oculus StoreからOculus Rift対応コンテンツおよびGear VR対応コンテンツとして無料でダウンロードできる。

ハリウッド映画とVRコンテンツ

最近では、ハリウッド映画と関連したVRコンテンツがリリースされるのは、もはや慣例化している。

Blade Runner 2049: Replicant Pursuit

映画「ブレードランナー 2049」の関連コンテンツは、本記事で紹介したもののほかにも存在する。それがGear VR対応コンテンツ「Blade Runner 2049: Replicant Pursuit」だ。

同コンテンツに関連して、2017年7月20日から23日までアメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴで開催されていたサブカルチャー・イベントComic con 2017の会場にインスタレーションが展示されていた。

なお、同映画の関連VRコンテンツは、以上の紹介したふたつに加えて、さらにもうひとつリリースされる予定である。

Justice League VR

日本では2017年11月23日に公開される映画「ジャスティス・リーグ」にも、関連VRコンテンツがあり、4つのコンテンツが連続してリリースされる予定だ。

関連コンテンツ第1弾「Justice League VR」はすでにリリースされており、Google Cardboadあるいはこれに類するモバイル型VRヘッドセットから体験できる(上の画像参照)。

コンテンツの内容はゲームのデモプレイとなっており、プレイヤーはバットマンやワンダーウーマンなどのキャラクターとなり、90秒間の間ゲームプレイを楽しめる。

関連コンテンツ第2弾は、2017年10月中にVIVEバージョンの「Justice League VR」を見ることができるようになる(上の画像参照)。

このバージョンにおいてはVIVEのハンドコントローラーを巧みに操ることで、進化した「スーパーヒーローのシミュレーション」を味わえるようになっているのだという。

また10月の5日から8日までニューヨークで開催予定のコミコンでは、「Justice League」ブースが設営されており、VIVEバージョンの「Justice League VR:Join the League - New York Comic Con Edition」を体験できた。

関連コンテンツ第3弾「The IMAX VR: Justice League Experience」は、アメリカでの映画公開日である2017年11月17日に合わせて、ニューヨークとロサンゼルスのIMAX VR Centersで楽しめるようになる(上の画像参照)。

IMAX VR CentersはVR関連のエンターテイメントコンテンツが取り揃えられたアミューズメントブース。

内容としてはプレイヤーがスーパーヒーローとしての力を習得することができるかを試す……といったものに仕上がっているようだ。

なおこのVRエクスペリエンスは映画公開日から2週間だけの限定公開となっているため、体験したい場合には注意が必要だ。

そして関連コンテンツ第4弾は、2017年12月に一連のVRエクスペリエンスをまとめて製品化した家庭版「Justice League VR」としてリリースされる(上の画像参照)。

これまでのデモ版やアーケード版とは違い、いくつかの追加モードとミッションが実装されている。また家庭版「Justice League VR」はコントローラーだけでなく、ルームスケーリングにも対応しており、より没入感と臨場感を高めることができそうだ。

家庭版「Justice League VR」はVIVE、Oculus Rift、Samsung GearVR、Google DayDreamやSony PSVRなど主要なハイエンドVRHMDには全て対応する予定のようだ。

具体的なゲーム内容などの詳細は明らかにされていないが、公開されている画像を見る限りでは5人のスーパーヒーローの内いずれか1人を選択し、エネミーを倒していくというアクションゲームになっていると思われる。

こうして見ると、ハリウッド映画のVR関連コンテンツは、今後はひとつの映画に対して複数制作されるのがトレンドとなるかも知れない。

ソース:VRScout
https://vrscout.com/news/blade-runner-2049-memory-lab-cinematic-vr/


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