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PSVRシューティングタイトル「DOOM VFR」エイムコントローラーに対応

2017/11/01 10:30

海外メディアVRFocusは、「DOOM VFR」がエイムコントローラーに対応することを報じた。

期待のシューティングタイトルが「PSVRならでは」に

同メディアによると、現在フランス・パリで開催されているソニー主催のゲームイベントParis Games Week Conferenceにおいて、2017年12月1日発売予定のPSVRシューティングタイトル「DOOM VFR」がエイムコントローラーに対応することが発表された。

エイムコントローラー(エイムは英語で狙うを意味する「aim」)とは、銃の形状をしたコントローラーのことであり、VRシューティングゲームをプレイする際にこのコントローラーを使えば、より没入感の強いゲームプレイが可能となるのだ(下の画像参照)。

PlayStation VR Aim Controller-1

同タイトルは、「DOOM」シリーズのなかでも2016年にリブートされた「DOOM(2016)」をPSVRでのプレイに最適化したものとなっている。同シリーズではお馴染みのBFGガン等が武器として登場する。

パリでのイベントでは、同タイトルの最新バージョンがプレイできるスペースが設けられている。同メディアは、その最新バージョンのプレイ動画を公開している。なお、プレイ動画ではVIVEでプレイしている。同タイトルはPSVR版のほかにVIVE版も2017年12月1日に発売が予定されている。

ちなみに、同タイトルのOculus版がリリースされる可能性は、残念ながら高いとは言えない。というのも、同タイトルを配給するBethesda Softworksの親会社ゼニマックス・メディアがOculus社(とその親会社であるFacebook)に対して、技術を盗用したとして訴えを起こしていたという因縁があるからだ。

エイムコントローラーに対応したPSVRタイトル

「DOOM VFR」のほかにも、エイムコントローラーに対応したPSVRタイトルには、以下のようなものがある。

Farpoint

The Brookhaven Experiment

Arizona Sunshine

Dick Wilde

ROM: Extraction

「DOOM」シリーズとは

元祖FPSと考えられる「Wolfenstein 」そして「Doom」

Doom

VR化されたDoom VFRが発売されるDoom

FPSの元祖と呼ばれるゲームはid Softwareから1992年に発売された「Wolfenstein」、そして、その勢いで翌年1993年に発売された「DOOM」の二つのタイトルが挙げられる。

1992~1993年当時、日本ではスーパーファミコンの全盛期。ドット絵の時代で3Dグラフィックスなどはなく、FPSというジャンルが非常に珍しかったのだが、「DOOM」によって、一気にFPSというゲームジャンルが確立された。

日本では、FPSの様なタイトルを「DOOM系のゲーム」と呼ぶほど知名度が高く、社会現象を巻き起こすほどであった。

DOOMから読み解けるFPSの歴史

スーパーファミコン全盛期、日本では「星のカービィ 夢の泉の物語」が発売されていたドット絵全盛期の時代に、ドット絵で3Dグラフィックを再現し、今の3DのFPSの原型を組み立てた「DOOM」ですが、「DOOM2」をリリース後、一旦シリーズに幕を下ろす。

「DOOM」を開発したid Softwareはゲームのグラフィックスが2Dのドット絵から3DのCGグラフィックになった1996年に「Quake」という新しいFPSのタイトルを発売した。

DOOMがドット絵時代にFPSの原型を作ったというならば、「Quake」はフル3Dでオンラインマルチプレイにも対応した現代的なFPSの元祖だといえる。

開発も同じということもあり『Quake』はDOOMの精神的な続編で、その魂を受け継いだ兄弟といって差し支えないだろう。

時がくだり2005年4月には同じくid Softwareから、「DOOM 3」が発売される。

ドット絵時代から進化したハイビジョンのCGグラフィックで生まれ変わった同ゲームは、Xbox360そしてWindowsPCやMacOSから発売された。

ドット絵時代のDOOMの広大なフィールドに現れる敵キャラクターを次々となぎ倒すスタイルから、同ゲームはホラーテイストの探索をしながら適切に配置された敵キャラクターと対峙していくスタイルに変更された。

この変更が行われた背景には、DOOMに影響を受け、DOOMを3Dアレンジしたと開発が公式に公言している「シリアスサム」があったことが指摘できる。

その後、「DOOM」を開発したid Softwareは「スカイリム」や「オブリビオン」で有名なベスセダソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアが買収し、ベスセダ社傘下の開発チームになったのだ。

そしてベスセダ社から出た初の「DOOM」が、「DOOM VFR」のベースとなったリメイク版「DOOM(2016)」である。同ゲームは2016年にPS4、Xboxone、WindowsPCから発売された。

ドット絵時代のDOOMをそのままHD画質にして爽快アクションを加えた、言わば原点回帰した同ゲームは、批評家からも高い支持を受け、米・英国で発売後数週間で2番目に売れ行きのあるビデオゲームとなり、同じ期間に50万枚以上の売り上げを記録した。

「DOOM VFR」がリリースされるとは、以上のようなFPSの由緒ある血統がPSVRに受け継がれることを意味すると捉えて間違いないだろう。

ソース:VRFocus
https://www.vrfocus.com/2017/10/doom-vfr-confirmed-to-be-aim-controller-compatible/

吉本幸記


千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com

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