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無料のOculus Rift専用VRゲーム『Echo Arena』アップデートでルールが変更、観戦モードも登場

Echo Arenaの元となったLone Echo
Echo Arenaの元となったLone Echo

Echo Arenaの元となったLone Echo

野球やサッカーといったスポーツでの競争を楽しめるのは、それぞれのスポーツにルールが存在するからだ。どういった行動が許されていてどういった行動が反則としてペナルティを受けるのか、それが明確化されていないと競争を楽しむことはできない。

ルールがなければ、ただの争いになってしまうだろう。それは身体を使って行うスポーツでも、e-sportsでも同様だ。

Oculus Riftでプレイできるe-sportsタイトル『Echo Arena』では、アップデートによってゲームの根幹となるルールの変更が行われた。決して大きな変更ではないが、本気でEcho Arenaをプレイするならば新ルールに合わせた新しい動きを学ぶ必要があるだろう。

Echo Arenaのルール

海外メディアのUpload VRは、この新しいルールを確認できるEcho Arenaのプレイ動画をYouTubeにアップロードしている。それが上の動画だ。

基本ルール

新ルールでどういった変更が行われたかを知る前に、Echo Arenaの基本ルールを確認しておこう。

Echo Arenaはe-sportsとしての性質が強いVRゲームであり、ゲームのルールはサッカーやバスケットボールに似ている。ただし、コートは障害物が浮かぶ無重力の空間だ。それぞれのプレイヤーは背中や手首にブースターを装備しており、高低差も利用してコート内を飛び回りながら相手のゴールを目指す。

ゴールに入れるのも、ボールではなくフリスビーのような円盤だ。このディスクを掴んで移動するか味方とのパスを繰り返しながら攻めていき、相手ゴールに通すことができれば得点を得られる。

相手プレイヤーへの攻撃

Echo Arenaはシューティングゲームのように相手プレイヤーを攻撃して倒すことで得点を稼ぐゲームではないが、現実のスポーツとは異なるe-sportsならではの要素として相手プレイヤーへの直接攻撃が挙げられる。

マークしてパスを邪魔するといった非接触の妨害手段だけでなく、相手プレイヤーの顔面にパンチを叩き込んでスタンさせることが可能だ。ダメージが直接失点になるわけではないが、ディスクを持っているときならば当然殴りに来た相手に奪われてしまうし、行動できない間に得点のチャンスを逃してしまうこともある。

ただディスクを追いかけるだけではない、ゲーム性を高める要素としてのパンチだ。

得点後の新ルール

旧ルール

アップデートまでの旧ルールでは、得点が入った後にディスクが再出現する場所は両陣営の中間地点だった。これは平等なシステムだが、全てのプレイヤーがコートの中央に突っ込むというシンプルな戦略を選ぶことになってしまいがちだ。

アップデート後のルールでも各マッチの開始時にはコート中央にディスクが出現するが、得点が入ったときの出現地点が変更された。

新ルール

新ルールでは、失点したチームの側にディスクの所有権が渡り、有利な状態でプレイが再開される。これにより、チームごとに失点を取り返すための作戦が生まれるだろう。

一人がディスクを持ち、他の選手がそれを護衛する形で相手ゴールに突っ込んで速攻を狙う方法もある。あるいは広く展開して相手をかわし、ロングパスでゴールを狙うのも良い。速攻をかけるのではなく、相手をひきつけてから徐々に前に出る戦法が有効なこともあるかもしれない。

得点した側も、相手チームがゴールに接近してくるのを待ち受けるのか、それとも積極的にディスクを持つプレイヤーを狙うのかの判断を求められる。過去のルールでは「プレイ開始と同時に中央に突っ込む」が最適解となっていたが、より戦略性が増してチームワークの重要性も高まった。

その他の変更点

e-sportsの観戦

今回のアップデートで目玉となるのは上記のルール変更だが、それ以外の部分でもアップデートが行われている。その中でも大きなものが観戦モードの追加だ。

ただのテレビゲームではなくe-sportsタイトルを目指すゲームでは一般的となっている観戦モード。実力者のプレイを見るのはゲームを始めたばかりの初心者にとって有効な勉強方法であり、リアルのスポーツと同様に観客として試合を楽しみたいというユーザもいるだろう。

観戦モードの追加

意外なことにこれまでEcho Arenaには観戦モードが用意されていなかったが、アップデートによって追加された。

同時に観戦が可能なプレイヤー数は試合に参加しているプレイヤーの数によって制限されており、プレイヤーと観客が合計で15人まで1つのゲームに参加できる。観客の人数は最大13人(1 on 1の場合)であり、5対5の試合であれば観客は5人までだ。

観客はRiftだけでなく2Dディスプレイでの観戦も可能なため、気軽にゲームの様子を楽しめる。

e-sportsタイトルとしての成長に期待

ここ数年日本でもe-sportsという言葉を聞く機会が増えてきた。まだまだプロゲーマーとして活躍する日本人プレイヤーや日本チームは少ないものの、ゲーム好きの間ではそういった世界が存在することが知られるようになってきたのではないだろうか。

VRとe-sportsの相性は良く、VRゲームの世界でもe-sportsタイトルとして開発されている作品は少なくない。アップデートが行われたEcho Arenaの他にも、IntelによってVRゲームとして初めて大会が開催された『The Unspoken』やvSportsを自称するドッジボールライクな『Sparc』などが挙げられる。

今回のアップデートでさらに戦略性が高まり、観戦も可能となったEcho ArenaにはVRゲームにおけるe-sports種目の代表となれるだけのポテンシャルがある。

Oculus Riftを所有していれば無料でプレイ可能なタイトルであり、裾野が広いこともポイントだ。Riftを持っているのにEcho Arena未体験というVRユーザは、一度プレイしてみると意外な才能に気付くことができるかもしれない。

 

参照元サイト:Upload VR(ルール変更を伝える記事観戦モードの追加を伝える記事

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