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スマホFacebookアプリにスマホだけで360°画像が撮影できる機能を追加。もはや360°カメラは不要に - VR Inside

スマホFacebookアプリにスマホだけで360°画像が撮影できる機能を追加。もはや360°カメラは不要に

        2017/08/31

海外メディアVRScoutは、スマホFacebookアプリに360°画像撮影機能が追加されたことを報じた。

360°カメラなしで360°画像撮影が可能に

同メディアによると、スマホFacebookアプリに新たにスマホカメラだけ360°画像を撮影しシェアできる機能が追加された。

360°画像の撮影方法

同新機能の使い方は簡単である。まず、Facebookアプリから360°画像の撮影開始を実行するボタン「360 Photo」をタップする。すると、スマホアプリでパノラマ画像を撮影する時に表示されるような画面が現れる(本記事トップ画像参照)。

実際に360°画像を撮影するのも難しい操作を必要としない。スマホでパノラマ画像を撮影するのと同じ要領で、画面に表示されるガイドにしたがってスマホカメラを周囲にむけたまま360°回転すればよい。

パノラマ画像と同じように撮影された画像は、その後360°画像に合成される。合成時間に要する時間は数秒だ。あとは、通常の画像と同じように友だちとシェアできる。

シェアされた360画像の見方

シェアされた360°画像は、ちょうど360°画像の閲覧に対応したウェブブラウザから360°画像を見るように、画像をスワイプすると画像がスクロールして、360°内の好きな視野から見ることができる。つまり、360°画像をシェアする友だちも、スマホFaceboookアプリ以外は何もいらないのだ。

シェアする画像にはキャプションをつけることができるので、どこで撮影した画像なのかキャプションを追加すれば、友だちにわかりやすく伝わるだろう。

以上に説明した一連の動作を動画にしたものが、以下だ。

360°カメラなしで360°画像を撮影しシェアする同機能は、360°画像の普及を妨げてきた360°カメラの購入という壁を不要にした点において、画期的と言える。今でこそ数万円で買える360°カメラが市場にあるものも、それでも新たにカメラを購入するというのはなかなか超えられない壁だったのではなかろうか。

今後、Facebookアプリでは通常の画像や動画と全く同じように360°画像を撮影・シェアできるようになることで、360°画像によるSNS文化が花開く可能性は大いにある。

360°画像/動画の普及を推進するFacebook

本記事で紹介したFacebookアプリの新機能のほかにも、Facebook社は360°画像/動画の普及を推進する様々な施策を実行してきた。

インスタント記事の360°画像/動画対応

本メディア2016年10月26日付の記事では、Facebook内のインスタント記事が360°画像/動画に対応したことを報じた。

インスタント記事とは、インターネットメディアが自社の記事をユーザーのFacebook内に配信できる仕組み。すでに通常の投稿記事に360°動画/画像を使うことに対応していたが、新たにインスタント記事にも使えるようになった。

配信されたインスタント記事内の360°動画/画像を視聴する場合、コンテンツを操作する方法としてモバイル端末を動かして操作するか、あるいは画面をドラッグするか、というふたつから選ぶことができる。

同機能をリリース直後から使用したメディアには、アメリカ大手メディアのUSA Today Networks、ドイツメディアのBILDがあった。

360°動画ライブストリーミングサービス「Live 360」の開始

2016年12月13日付の記事では、2016年12月12日、360°動画ライブストリーミングサービス「Live 360」を開始したことを報じた。

同サービスは、名称からも分かる通り、Facebook上で360°カメラによるライブ映像をストリーミング配信する、というもの。

同サービスを最初に使ったパブリッシャーはNational Geographicだったのだが、同団体が主催するプロジェクト「Mars」をストリーミング配信した。このプロジェクトは、アメリカ・ユタ州の砂漠に火星移住施設を建設して火星での生活をシミュレーションする、というものであった。

Live 360の推奨360°カメラを発表

2017年7月26日の記事では、Live 360に関する推奨カメラおよび推奨ソフトを定めたプログラム「Live 360 Ready Program」を発表したことを報じた。

同プログラムは、ちょうど「Oculus Ready PC」という表現でOculus Riftを動作させることに最適化されたPCを指しているのと同様に、Live 360で活用する360°動画を撮影するのに最適な360°カメラを定めたものである。

同プログラムで推奨された360°カメラは、以下の9機種。

  • ・Giroptic iO
  • ・Insta360 Air
  • ・Insta360 Nano
  • ・Insta360 Pro
  • ・ION360 U
  • ・MOTO 360 Camera
  • ・Nokia Ozo
  • ・Z CAM S1
  • ・360fly 4K Pro

スマホカメラのみで360°画像が撮影できるようになったと言えども、360°動画のライブストリーミングの実行時や画質にこだわる時はやはり上にあげた推奨360°カメラを使うべきであろう。

以上からわかるように、360°画像/動画によるコミュニケーション・プラットフォームという観点から見ると、Facebookアプリがもっとも充実していると言って間違いないだろう。

Facebook 360 Photos公式サイト
https://facebook360.fb.com/360-photos/

スマホFacebookアプリに360°画像撮影機能が追加されたことを報じたVRScoutの記事
https://vrscout.com/news/facebook-take-360-photos-app/#

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吉本幸記

Writer: 千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能 性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com