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ソーシャルVRサービス「Facebook Spaces」に新機能が追加 3Dモデル作成や360度動画再生が可能に

フェイスブックとOculusは、同社が開発するソーシャルVRサービス「Facebook Spaces」に複数の新機能のベータ版を追加した。今回のアップデートによって、ユーザーはバーチャル空間でコンテンツをシェアできるだけでなく、専用ツールを用いて3Dモデルやアニメーションを制作することもできる。

概要

Facebook Spacesに新機能が追加

これまで、「Facebook Spaces」では最小限の機能のみが利用可能で、たとえばセルフィーを撮ったり、簡単な絵を描く、などの機能が使用できた。しかし今回のアップデートによってよりクリエイティブな動作を行うことが可能になった。

ユーザーは「Facebook Spaces」内で3Dモデルを制作してアニメーションを加えることができる他、制作した3Dモデルをシェアしたり、360度動画を再生する機能など、同プラットフォームの機能性をより拡張するものだ。

「Quillustrations」で3Dモデルを簡単に制作

今回のアップデートで追加された機能の一つが「Quillustrations」だ。これはユーザーがバーチャル空間内で3Dモデルを制作できる機能だ。複数人が参加可能なソーシャルVR空間で使用できるので、共同作業によって3Dモデルを制作することも可能だ。

また作成した3Dモデルにアニメーションを加えることも可能だ。すべての作業はバーチャル空間で行うことができ、作成した3Dモデル/アニメーションはシェアすることもできる。

現在、OculusのアートディレクターであるGoro Fujita氏によって制作されたデモ動画が公開されており、ハイクオリティなロボットの3Dモデルがアニメーションによって動作する様子を確認できる。

3Dモデルのシェア機能

また、ユーザーが制作した3Dモデルをフェイスブックでシェアすることも可能だ。3Dモデルは「Facebook Spaces」で制作したものをシェアすることもできるし、またOculusのモデリングアプリ「Oculus Medium」を用いて制作した3Dモデルを使用することもできる。

また、フェイスブック上でシェアされた3Dモデルを「Facebook Spaces」内に読み込むことも可能だ。

360度動画の再生機能

そして、「Facebook Spaces」内で360度動画を視聴できる機能も追加される。フェイスブックではすでに360度動画をアップロードできる機能を実装しているが、同機能が「Facebook Spaces」でも利用可能になる。

バーチャル空間で遠隔地にいる友人や家族などが集って、360度動画を視聴したりライブ配信を行うことが可能だ。

今後も新機能を追加予定

Oculusは今後も複数の機能やアップデートを「Facebook Spaces」に追加していく予定であり、今後数ヶ月以内に新たなアップデートを行うとのことだ。続報に注目したい。

3Dオブジェクトやコンテンツを制作できるソーシャルVRサービス

ソーシャルVRサービスは「Facebook Spaces」をはじめ「AltspaceVR」「Bigscreen」など様々なプラットフォームが登場している。

その中でも、「VRChat」や「Sansar」ではユーザーが自分でコンテンツを制作したり、自分独自のバーチャル世界を構築することが可能だ。

「VRChat」

「VRChat」ではバーチャル空間で世界中の人々との交流が可能だ。またユーザーは自分独自のバーチャル世界を作って公開したり、様々なユーザーが制作した多種多様なバーチャル世界を訪れることができる。

Unity対応のSDKを用いて、ユーザーの好みに応じたアバターを制作することが可能で、また自分独自のバーチャル世界を作ることもできる。作成したワールドをシェアしたり、バーチャル空間でリアルタイムで会話をしたり、ゲームを楽しむことができるなど、様々な機能を搭載している点が特徴的だ。

これによって多種多様なユニークな世界が制作され、ユーザーはこれらのバーチャル世界に没入してゲームなどのコンテンツを楽しめる。キャンプファイヤーで話をしながら盛り上がったりなど、豊富なシチュエーションが用意されている。

参考:バーチャル空間に集ってゲームや動画を楽しめるソーシャルVR「VRChat」が約4億円を調達

「Sansar」

「Sansar」はクリエイター向けのソーシャルVRプラットフォームで、ユーザー自らがバーチャル世界を構築することを重視している。開発元は「セカンドライフ」の運営企業であるリンデン・ラボだ。

「Sansar」ではユーザーが体験できる様々なバーチャル世界が存在し、それらは「Atlas」と呼ばれる。プレイヤーは様々なバーチャル世界にテレポートすることが可能で、マルチプレイゲーム、史跡やランドマークを再創造したもの、アート作品、映画館、ストーリーを体験できるもの、幻想的な密林、360度動画、SF的な雰囲気のラウンジなど、様々なバーチャル世界が存在する。

また、「Sansar Store」では同サービス内で使用できるアバターの衣装や髪型、家具や家屋、さらには効果音や特定の機能を実行するプログラムまでが販売されている。モデリングやプログラミングの経験のない人でも自分の好きなバーチャル世界を構築することが可能だ。

参考:誰もが世界のクリエイターになれるVRソーシャルアプリ「Sansar」クリエイターベータ版リリース

参照元:VRFocus Oculus Introduce Improvements For Facebook Spaces


フリーランスの翻訳ライター。XR、VTuber、人工知能を専門に各種メディアに寄稿しています。 Twitter: https://twitter.com/dsiwmr

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