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「Fallout 4 VRは、VR業界を刷新するものになるだろう」AMD幹部発言

2017/04/25 11:14

    海外メディアUploadVRは、2017年4月15日の記事において、Fallout 4 VRに関するAMD幹部の発言を報じた。

    20170417_fallout4vr_1

    2017年4月11日から13日までイギリス・ブリストルにおいて、VR World Congress 2017が開催されていた。

    同イベントはアメリカ大手半導体メーカーAMDが主催していたのだが、会期中に同社ヴァイス・プレジデントのRoy Taylorはリリースが期待されているVRゲーム「Fallout 4 VR」に関して以下のように発言した。

    私が考えるにFallout 4 VRは革新的なタイトルだ...

    それはわれわれのVRに関する考え方を変えてしまうだろう。それはまさにVR業界を刷新するものになるだろう。

    同氏は、同タイトルのVR業界への影響をマリオシリーズやソニックシリーズの登場にも喩えている。

    同タイトルに言及した発言として、本メディアでは以前に同タイトル開発者が「今まで誰も見たことのないゲーム」になると言ったことを報じている。

    今回の発言は、同タイトルの開発者以外の部外者が発言したものであるだけに、同タイトルへの期待がVR業界全体に波及していることを示唆している。

    オープンワールドのアクションRPGである同タイトルがVRに移植される際に懸念されるのは、移動システムの構築である。既存のVRゲームでは、移動場所を指定するとその場所にジャンプあるいはテレポートするシステムが採用されている。

    しかし、自由に移動すること自体が魅力であるオープンワールド・タイプの同タイトルで、移動の描写としてジャンプやテレポートを採用するのはゲームへの没入感を大きく削ぐことになるだろう。開発者たちもこのことに気付いており、既存のVRゲームにおける移動システムとは異なるアプローチをしていると述べている。

    同タイトルがオープンワールドのアクションRPGというジャンルのVRゲームとして成功するならば、VRゲーム業界は一気に既存のコンソールゲーム業界なみに成熟した市場になる可能性がある。というのも、「Fallout 4」のVR移植が成功すれば、そのほかの「オープンワールドのアクションRPG」タイプの人気タイトルのVR移植が進むことが予想できるからだ。

    いずれにしろ、同タイトルのデモ版はE3 2017で披露されることはほぼ確実である。同イベントが開催される6月には、同タイトルの全貌が明らかになるだろう。

    Fallout 4 VRに関するAMDヴァイス・プレジデントRoy Taylorの発言を報じたUploadVRの記事
    https://uploadvr.com/amd-vp-fallout-4-vr-industry-changer-mario-sonic/

    過去のFalloutシリーズをおさらい

    初代Fallout&Fallout 2

    「Fallout 」シリーズの歴史は長く、ちょうど日本ではプレスてや初代ゲームボーイの全盛期、ファイナルファンタジー7やポケモンの赤緑青が発売された時期である1997年に発売されました。

    元々は、初代~2そしてスピンオフ的な「Fallout Tactics: Brotherhood of Steel」やPS2版「Fallout BROTHERHOOD OF STEEL」の4作品までは現在「Fallout4」を開発するベセスダ社ではなく、Interplay社が開発していました。

    初代の「Fallout」の舞台は、核戦争から85年後の2161年のアメリカ合衆国南カリフォルニア近辺で、Vault13水質浄化装置のウォーターチップの故障により水の確保ができなくなってしまう。そこでVault13の監督官は主人公に代用ウォーターチップの捜索を命令する。というのが物語の始まりです。

    本作は善人になるも悪人になるもできる非常に自由度の高い作品で、その後の箱庭系ゲームに多大な影響を与えました。

    Fallout 3

    実は、この作品のタイミングでInterplay社が資金難に陥り、スタジオが閉鎖。その4年後、2008年にFalloutの権利を買収したベセスダ・ソフトワークスから開発、発売されたタイトルが「Fallout3」です。

    ベセスダは元々大人気RPG「The Elder Scrolls IV: オブリビオン」でも知られていましたが、オブリビオンと同じチームがInterplay社の作り出した独特な世界観を引き継ぎ開発するということで当時、大きな注目を集めました。

    日本に置き換えれば、ドラクエシリーズを販売していたエニックスとファイナルファンタジーシリーズを販売していたスクウェアが合併したのと同じぐらいの大きなインパクトがあったと思います。

    Fallout 4

    そして、本作はナンバリングタイトル四作目。対応ハードはWindowsPC、PS4、Xbox Oneの3機種で、日本では2015年12月17日に発売。最新機種の圧倒的なグラフィック描写や、前作「Fallout3」の難解だったゲームシステムを一部簡略化し、非常に遊びやすくなったと好評。

    日本でもPS4版が累計25万本を越える人気タイトルです。

    さらに詳しい情報を見たい方は、以下の関連記事よりご覧ください。

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    吉本幸記


    千葉県在住のフリーライター。ITエンジニアとしてスマホアプリの開発等に携わった後、 フリーライターとして独立。VRをはじめとした最新テクノロジーがもつ社会変革の可能性に注目している。 http://resume21century.blog.fc2.com

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