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VR対応も含むゲームの定額配信サービス「Jump」ベータアクセスが開始

2017/07/17 12:48

    Jump

    ベータテストが開始された「Jump」

    一つのタイトルを長く遊ぶタイプのゲーマーにとってテレビゲームはコストパフォーマンス抜群の趣味だが、多くのゲームを遊ぼうと思うとソフトの購入代金も馬鹿にならない。

    そんなゲーマーの悩みを解消する助けとなるのが体験版やサブスクリプションプランの存在だ。体験版を試してみれば好みではないタイトルを購入してしまうことを避けられるし、サブスクリプションプランならばゲームに対する出費を一気に抑えることができる。

    だが、VRゲームを定額で遊べるサービスはViveportのサブスクリプションしかなく、このプランを利用できるのはHTC Viveの所有者のみだった。ベータテストを開始した「Jump」は、Oculus Riftでも利用できるサービスだ。

    ゲームを購入する

    Steamロゴ

    ゲームに対する支払いの形はいくつかある。タイトルに対して課金するもの、本体は無料でお助けアイテムやDLCに対して課金するものなどだ。

    また、本体有料+有料DLCなどの複合型もある。

    買い切り

    インターネットの普及以前はゲームを購入するならカセットやディスクメディアを店頭で買うのが一般的だった。追加のDLCなども存在しないので、最初に代金を支払ってあとは好きなだけ遊ぶという形だったのだ。

    現在はダウンロード版のソフトも多くなっているが、多くのタイトルがダウンロード時に料金を払う買い切りのシステムを採用している。

    この方法の優れた点は、後から追加料金を払う必要がないことだ。購入したゲームソフトは自分のものなので、プレイできる期間の制限などはない。

    一方で、最初に大きな金額を支払わなければならないのが欠点となる。

    継続課金

    初期のオンラインゲームで一般的になったのが、ソフト自体とは別にプレイするための料金が必要な形だ。

    買い切りのソフトと違って遊び続ければ毎月料金が発生するが、継続的にアップデートされるというメリットもある。

    有料コンテンツ

    ゲーム本体の料金とは別に、有料のDLCや有料アイテムを販売するタイトルもある。ネットワーク接続が必要となるため、PCゲームやスマートフォンアプリに多い形だ。

    中にはゲーム本体が無料というものもあり、気軽に始められる点がメリットである。プレイスタイル次第では、一切お金を払わずに完全無料で遊ぶことも可能だ。

    だが、遊び方によっては他の方式以上に課金額が膨らんでしまう危険もある。DLCの購入ならばともかく、ゲーム内の消耗品などを購入すると際限がないので自分で調整しなければならない。

    定額プラン

    毎月の料金が必要な点では継続課金されるゲームと似ているが、各タイトルではなく配信サービスに対して料金を支払う形態だ。

    一定の金額で複数のタイトルを遊べるのが特徴だが、遊び続けたい場合には継続的な課金が必要になってしまう。

    VRゲームの定額プラン

    Viveportサブスクリプション

    Viveportのサブスクリプションプラン

    多くのタイトルを遊びたいゲーマーに嬉しい定額プラン。家庭用・PC用のゲームでは以前から存在していたが、VRゲームに定額プランを持ち込んだのはHTCだ。

    HTC Viveのコンテンツを販売するViveportでは、月に800円で多数の対象タイトルから5本のVRゲームを選んで遊べる定額プランを提供している。

    5本という制限があるので完全な遊び放題とは言えないものの、最近では購入すればVRゲーム1本で800円を超えるタイトルも増えている。上手く利用すれば、VRゲームの購入費用を抑えることができるだろう。

    Jump

    先日ベータ版がオープンしたばかりのJumpは、月額9.99ドル(1,125円)で60タイトル以上のPCゲームが完全に遊び放題となる。

    VRゲーム専門のサービスではないが、Oculus RiftやHTC Viveのゲームも対象となる。VRゲームだけでなく、PCゲームを遊ぶユーザを対象としたサービスだ。

    ベータテスト期間は無料だが、利用できるゲームの数もまだ少ない。今年後半に予定されている正式オープンの後は14日間の無料期間で60タイトルを超えるゲームを試せるようになるという。

    Jumpではゲームをプレイするために「HyperJumpテクノロジ」を使うという。よくある質問を読む限りでは、必要なデータだけを必要なときにインストールする方式なのだろうか。

    ダウンロード時間や必要とするストレージ容量を削減しつつ、ビデオストリーミングと違って遅延が無いのがメリットとされている。

     

    Viveportのサブスクリプションプランと異なり、インディーズタイトルが並ぶJump。

    VRタイトルがどれほど提供されるかが分からないが、普段からPCゲームを遊ぶユーザにとっては既に魅力的なサービスかもしれない。

    VRゲームだけが目当てならば、正式にサービスが開始されて対象タイトルが判明してから登録を検討するのが良さそうだ。

     

    参照元サイト名:Jump
    URL:https://playonjump.com/

    参照元サイト名:Upload VR
    URL:https://uploadvr.com/jump-new-subscription-service-indie-games-including-vr/

    ohiwa


    ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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