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地球を旅できる『Google Earth VR』がOculus RiftとTouchに正式対応

2017/04/20 20:00

    VRで地球のどこへでも

    4月18日、Googleが4月22日のアースデイに合わせてイベントを開催した。ニューヨークのホイットニー美術館で開催されたこのイベントでは「Google Earthの新体験」が発表されるとされていた。

    Googleの言うこの「新体験」がどのようなものかは事前に発表されておらず、「Google DaydreamにGoogle Earthが対応するのでは?」とも言われていた。

    4月17日までのGoogle EarthはHTC Vive専用のVRアプリケーションだったため、自社のモバイルVRプラットフォームがサポートされたとしても何もおかしくはない。しかし、実際にGoogle Earth VRがサポートすることを発表したのはDaydreamではなく、Oculus Riftだった。

    Earth VRはHTC Vive専用だった

    Google Earth VRの画面

    Oculus Riftを持っていないユーザは知らないかもしれないが、意外にもGoogle Earth VRはHTC Vive専用のVRアプリとしてリリースされた。性能的にHTC Viveとそう変わらないはずのOculus Riftには対応しておらず、起動することすらできないように設定されていたのだ。

    Oculus RiftでEarth VRを起動しても予期しないエラーが発生するわけではないが、以下のようなメッセージが表示されるようになっていた。

    エラーメッセージ

    Earth VRは現在、HTC Viveのみをサポートしています

    将来的なマルチプラットフォーム展開を予期させるメッセージではあったものの、つい最近までGoogleが「公式に」Oculus RiftでEarth VRをサポートすることはなかった。

    このとき、GoogleはUpload VRに対して

    「もちろん、我々は全てのプラットフォームに向けてEarth VRによる素晴らしい体験を提供したいと考えています。時間が必要ですけれど、期待していてください」

    とEarth VRのマルチプラットフォーム展開を約束している。

    また、Googleがリリースした二つのVRアプリ(『Tiltbrush』と『Earth VR』)がいずれもHTC Viveのみに対応していることについても、Viveでの開発が早く進んだためとしていた。2014年の後半にはViveの開発者キットを使ってプロジェクトが進められていたという。

    Earth VRをOculus Riftで

    Earth VRで特集されている場所

    27の地域も追加された

    Oculus RiftでEarth VRを動かす「Fake Vive」

    SteamでEarth VRの公開が始まってからほどなく(なんとリリースから数時間のうちに)、Oculus RiftでEarth VRを動作させる方法が発見されてしまった。

    Earth VRは「Oculusで動作しない」というよりも「Viveでなければ起動しないようになっている」だけなので、Viveかどうかをチェックしている部分を変更してしまえば問題なく起動するのだ。チェックをスキップすることで、Oculus RiftでもEarth VRを使用できた。

    さらに、11月にはソースファイルを書き換えることなくOculus RiftでEarth VRを起動できるツール「Fake Vive」も登場した。このツールを使う方法ならば、コンピュータに詳しくないユーザでも気軽に試すことができたはずだ。

    こうした方法でRiftユーザがEarth VRを使えることが分かっていたにもかかわらず、Googleが公式にRiftへの対応を行うことはなかった。

    Rift&Touchへの対応を発表

    4月18日、Earth VRの初登場から5ヶ月後にようやくOculus Riftへの正式対応が発表された。
    「ユーザがリリース直後にOculus RiftでEarth VRを動作させる方法を見つけていたのに、なぜ公式対応まで5ヶ月もかかったのか」
    について、GoogleはHTCとの金銭的な関係を否定している。

    Googleは各ハードウェアでソフトウェアが完璧に動作することを確認している。そのため、Riftでの開発が遅れていたのが理由だという。

    正規の方法でOculus Riftで起動できるようになっただけではなく、Touchによる操作もサポートされた(Oculus Homeの情報によればTouch必須だ)。TouchはEarth VRを使って地球を飛び回るための最適なコントローラーだとされている。

    検索機能の追加

    今回のアップデートの目玉はOculus Riftへの対応だが、それだけではない。Viveユーザにも関連するアップデートとして検索機能の追加が行われている。

    ユーザは地名を入力して目的地を探せるようになった。方向音痴なユーザにとっては助かる機能だ。

    新たに追加された地域

    さらに、地球上で27の地域が新たに追加されたという。

    ドイツのノイシュバンシュタイン城や、南アフリカのテーブル・マウンテンといった有名な観光地をVRで訪れることができるようになった。

     

    Earth VRはSteamOculus Homeの両方からダウンロード可能だ。

    これまで非対応を理由にEarth VRを使っていなかったOculus Riftのユーザも、これからは気軽にVRで旅行を楽しめる。

     

    参照元サイト名:Upload VR
    URL:https://uploadvr.com/google-earth-vr-officially-supports-oculus-rift/

    参照元サイト名:Google Earth VR
    URL:https://vr.google.com/earth/

    ohiwa


    ライター兼システムエンジニア。VR・ARには、「SFっぽい!」というシンプルな理由で興味を持つ。仕事以外ではボードゲームやTRPGで遊び、本を読んで花を育てるアナログ人間。万年筆と着物・和菓子が好き。

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