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モバイル向けFPS「Guns of Boom」がARに対応、ARを用いたゲームプレイの観戦が可能に

モバイルFPSゲーム「Guns of Boom」にAR機能が追加された。新しく登場した「観戦モード」では、ゲームのマップをAR表示して、他のプレイヤーのゲームプレイを観戦することができる。本機能はiOS 11をインストールしたデバイスで利用可能だ。

今年9月、モバイルゲーム開発スタジオGame Insightは、同社が制作するモバイルゲームのうちの2タイトル、「My Country」と「Guns of Boom」がアップルのARプラットフォームARKitに対応するとのアナウンスを行なった。

そして10月11日、後者である「Guns of Boom」のアップデート版が公開、AR機能である「Spectator Mode」が追加された。これは他のプレイヤーのゲームプレイをAR表示して観戦することができる機能だ。

概要

「Guns of Boom」について

「Guns of Boom」はチームプレイが可能なFPS(一人称シューティング)であり、iOSAndroid両方に対応している。

本ゲームでは合計で48の武器が登場し、マシンガンやアサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガンなどの様々な武器を使用できる。また、自動射撃システムを使えば標的に照準を当てるだけで自動的に発射する機能が利用できる。

モバイルARでゲームプレイを観戦可能に

今回新しく追加された「Spectator Mode」では、ARを用いてリアルタイムでのゲームプレイの観戦が可能になる。机や床などの平面であればゲームのマップをAR表示して、ゲームプレイの様子を再現できる。

プロのゲーマーの洗練されたプレイを観戦して自分のゲームプレイに活かすこともできるし、友人のゲームプレイの様子を視聴する際などに使える機能だ。

マップや、ゲームの様子はすべてAR表示されるため、どの角度からでも視聴することができる。

VR/ARを取り入れたeスポーツ観戦

昨今、eスポーツの勃興により世界各地でトーナメントが開催されており、下記で説明する「Dota 2」などはグローバル規模での世界大会が開催されている。こういったeスポーツトーナメントのいくつかではVRの活用も行われており、VRで試合の様子を観戦することが可能になっている。

そして、ARによってゲームの試合観戦が可能になることによって、今後はARを用いてeスポーツの試合を観戦できるトーナメントが開催される可能性もある。

ゲーム観戦にVR/ARを用いた事例

「リーグ・オブ・レジェンド」

今年10月5日に開催されたグーグルの新製品発表会では、大ヒットMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)である「リーグ・オブ・レジェンド」のゲームプレイをリアルタイムでAR表示するデモが発表された。

デモでは「リーグ・オブ・レジェンド」のゲームプレイの様子がテーブル上にAR表示され、ユーザーがこれを視聴するデモが披露された。

ゲームのリプレイをARで表示可能になることによって、従来にはなかった方法でのゲームの観戦が可能になる。また、AR表示されたゲームプレイは複数の人数でシェア可能であるため、時や場所を選ばず、手軽に視聴することができる。

参考:ARCoreを用いて、人気MOBA「リーグ・オブ・レジェンド」のリプレイをAR表示するデモが登場

「Dota 2」

今年8月に開催されたMOBA「Dota 2」の世界選手権では、VRを用いたライブ配信が実施された。

ユーザーはバーチャル空間内に表示されたスクリーンを使ってゲームの進行を俯瞰して視聴することも可能で、プロのゲーマーたちがどんな戦略を駆使しているのかをより把握しやすくなる。

参考:VRライブ配信を実施した「Dota 2」!今さら聞けないeスポーツのメジャー種目「MOBA」とは?

現在、日本においてもeスポーツが活性化しつつあり、2018年1月にはeスポーツ大会「Evolution」が日本に上陸、「EVO Japan 2018」として開催される。

また、プロeスポーツチームであるSCARZは、Nintendo Switch対応ゲーム「スプラトゥーン2」の部門を立ち上げるなどの動きもあり、日本を含め世界規模でeスポーツというジャンルが成長しつつある。今後の発展に注目したい。

その他、様々なモバイルARゲームが登場

現在、モバイルARを使用した新感覚のゲームプレイを体験できるタイトルも徐々に登場し始めている。

「Army of Robots」

「Army of Robots」はAR表示したロボットを操縦してバトルをプレイできるARゲームで、登場するロボットは机の上に乗る程度の大きさのものから、人間の背丈ほどもあるサイズのロボットをAR表示することができる。

プレイヤーはiPhoneのスクリーンをパイロットのコックピット視点にしてプレイする一人称視点のシューティングゲームだ。ARを用いることでロボットが現実世界に現れたかのような感覚でプレイできる。

ゲームを開始すると、ユーザーがいる場所の周辺にランダムに敵のロボットが出現する。ユーザーは敵のロボットに攻撃を加えてこれを全て撃破するという、シンプルな内容のゲームだ。

参考:現実世界を舞台にしてロボットとバトル、iOS対応ARアクション「Army of Robots」がリリース

「エアーモンスター」

「エアーモンスター」は、親しみやすい世界観と世代を問わないシンプルなルールが特徴だ。スマートフォンのカメラを通して現実世界にゲームの世界をAR表示して、タップ操作でモンスターを撃ち落としていくシューティングゲームだ。

AR技術を用いて、スマートフォンのカメラを通してまるで自分がいる場所にモンスターが出現したかのような感覚でプレイすることが可能だ。スマートフォンの画面を傾けて、モンスターを探しては撃ち落とすという、新感覚のARシューティングゲームを体験することができる。

参考:ARKitを活用したシューティングゲームアプリ「エアーモンスター」を配信開始

参照元:VRFocus Mobile FPS Guns Of Boom Goes AR With New Spectator Mode

daisuke


ライター兼翻訳家。2016年12月にプレイステーションVRを体験したことをきっかけにVRに関心を持つ。ARやドローン、AIなどの先端テクノロジー全般に興味があり、SF化する世の中にワクワクしています。

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