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HTC幹部が中国VRユーザーの実態を示すインフォグラフィックスを公開 - VR Inside

HTC幹部が中国VRユーザーの実態を示すインフォグラフィックスを公開

     


HTC VIVEの中国地域代表であるAlvin Wang Graylin氏は自身のTwitterで、2017年度上半期における中国VRユーザーの動向に関するインフォグラフィックスを公開した。

インフォグラフィックスでは中国VRユーザーへの質問項目と、それに対するユーザーらの回答結果、また調査対象となったVRユーザーらの年齢層や、職業別構成比、また学歴などが明らかにされている。

中国VRユーザーの社会的属性について

現在流通しているVRHMDの中でもトップクラスの市場シェアを誇るVIVE。言うまでもなく、その開発元であるHTCは中国企業だ。

現在HTCは、中国でのVR普及に注力しており、その意味でも今回のインフォグラフィクスは、そんな中国の普及の現状を知る上でも意味があると言えるだろう。

インフォグラフィックスの基となったデータは、2017年7月に1万8000人超を対象とした調査によって得られたものだ。

まずは調査の対象となったVRユーザーの社会的属性について列挙していこう。

ユーザーの大半が大卒以上の学歴

まずはVRユーザーの学歴から。

今回の調査対象となったユーザーの中で最も多かったのは、大学学位取得者で全体の39%を占めている

2番目に多かったのは大学卒業生で26%、3番目は高校卒業程度の者で、こちらは全体の21%を占めている。

続いて初級中学校(junior middle school)が9%、そして修士号以上の取得者が5%という構成比となっている。

このように見ると、中国におけるVRユーザーの大部分は、一般的に高水準とみなされる教育を受けてきた人たちで構成されていることが分かるだろう。

ユーザーの7割は男性

次に男女比。

中国VRユーザーの男女比は現在、男性が70%、女性が30%となっている。

中国のVRユーザーの大部分は男性で構成されているようだ。

18~30歳代のユーザーが全体の6割

続いてVRユーザーの年齢層を見ていこう。

最も多かったのは25~30歳の33%で、2番目は18~24歳の27%となっており、31~35歳の18%、18歳以下の10%と続く。

やはり中国でもVRに親しんでいるのは主に若年層のようだ。

ホワイトカラーの人が一番多い

最後に、職業別構成比。

「その他」の項目を除けば、最も構成比が大きかったのはいわゆる「ホワイトカラー」の人々で全体の18%を占めている。VR産業で働いている人は全体の10%程度に留まっている様子だ。

VRユーザーへの質問とその回答

また今回のインフォグラフィックスでは、VRユーザーに様々な質問をした結果得られた回答結果も11個公表されている。

本記事ではそのうち3つの回答結果を紹介していこう。

VRを体験したことのある人は昨年度より19%増加

まずは「VRを体験したことはありますか?」という質問への回答結果から。

この質問では2016年度におこなわれた調査とのデータ比較も実施されている。

ただし2016年度の調査は2017年度と異なり、調査対象としたVRユーザーは6000人程度であることには注意されたい。

比較によると、2016年度には「体験したことがある」と回答した人が54%であったのに対して、2017年には73.1%とおよそ19%ほど増加している

VRはクチコミや「オフライン環境」で広まりやすい

次の質問は「どこでVRを知りましたか?」という質問。なお回答者の割合を見る限り、択一ではなく複数選択回答可能な質問項目であったことが推測される。

最も多かったのはVRアーケードゲームセンターや映画館、KTVカフェなど「VRオフラインストア」で全体の33.1%がこうした場所でVRを知ったと回答している。

次点がWechatや特定のフォーラムなどのソーシャルメディアを通じて知ったという人で32.4%、3番目が友人から紹介されたという人で、31.2%を占めている。

このように、インフォグラフィックスにも記載されているが、中国においてVRユーザーがVRの存在を知るきっかけとしては、基本的にアーケードなどオフライン環境での体験か、ソーシャルメディア、あるいはクチコミ(WOM)によるものが多いようだ。、

1年以内のVR購入を考える人は90%

最後に、「近々、VR製品を購入する予定がありますか?」という質問。

こちらも「1年以内でのVR購入を考えている」と回答した人は2016年度時点では40%だったが、2017年度では全体の90%へと増加している

数値を見る限りは、中国でのVRへの関心は順調に高まっていっている様子だ。

「付属品がなければ買うのに……」と考える人も多い?

インフォグラフィックスではこの他にも「VR製品の購入に対して関心が高まる要因を以下の中から選んでください」といった質問とその回答などが公表されている。

ちなみに上記の質問に対する回答で最も多かったのは「付属品がついてこないもの」で全体の40%という面白い結果になっている

中国のVRユーザーの動向に興味がある方は、是非チェックしてほしい。

参考URL:
VR focus
https://www.vrfocus.com/2017/08/china-user-survey-shows-vr-use-increasing/

Alvin Wang Graylin氏のツイート
https://twitter.com/AGraylin/status/893492180836286465

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池谷 翼

Writer: 大学では社会学を専攻してました。先端情報技術と社会の関わり合いに興味があり、個人的に調べています。