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「Riftに合わせてViveを値下げする必要はない」とHTCのスポークスパーソンがコメントを発表

2017/03/02 11:17

    自信を表情で示す男性

    自信を表情で表す男性

    UploadVRは、HTCがViveの値下げを考えていないという情報を伝えた。これは、Oculusが自社のVRシステムを値下げしたことを受けての対応方針を伝えるものである。

    Oculus Rift値下げの衝撃

    VRヘッドセットは安いものではない。ViveやRiftのような本格的なヘッドセットは、動作させるためのPCを抜きにしても10万円を超えていた。この値段が購入のハードルを上げていたことは間違いない。

    もちろん、これまでにも期間限定のセールは行われていた。クリスマス・シーズンには1万円引きのような大きなセールもあった。だが、今回は一時的に値下げするわけではないという。

    Oculusはヘッドセット「Rift」とモーションコントローラー「Touch」、そしてオプションとして追加できるセンサーまで含めた自社のVRシステムの値下げを行った。これにより、Rift、Touch、追加センサーを全て購入しても約85,000円となる。10万円を超えていた以前に比べれば、かなり手が出しやすい価格になったと言える。

    Riftの購入を考えていたユーザにとっては嬉しいニュースだ。差額でモバイルVRヘッドセットも購入できてしまう。

    HTC Viveの価格は据え置き

    Riftの値下げに合わせて、同価格帯のヘッドセットであるViveも安くなることを期待した読者もいるのではないだろうか。ライバルとなる製品の価格に対抗して自社製品の価格が見直されることは珍しくない。しかし、すぐにViveの対抗値下げが行われることはなさそうだ。

    UploadVRに対してHTCのスポークスパーソンはViveの現状を次のように説明している。

    「私たちは、Viveの価格を改定する必要性を感じていません。Viveは市場で大きな成功を収めており、現在もその勢いは継続しているからです」

    また、今後の方針を変更することもないという。

    「私たちは、Viveport、Vive X、Vive Tracker、Vive StudiosによってViveの力強いエコシステムを構築しています。最高のVR製品を消費者と開発者の双方に提供するという当社の方針は変更していません」

    Viveの値下げを否定するこの声明は、Viveの購入を考えている潜在的なユーザにとっては残念なものだ。「Viveがほしい」ではなく「そろそろハイエンドヘッドセットに手を出してみようかな」と考えているユーザは、値段の下がったRiftに流れてしまうかもしれない。

    反面、HTCが自社の計画に基づいて製品の販売や開発を行っていることも読み取れる。同社はVive Trackerで注目を集めているところでもあり、Oculusと単純な本体の価格で張り合うつもりはないようだ。

    販売への影響

    RiftとVive

    HTCの考えがどうあれ、Oculusによる今回の価格改定はそれぞれのセールスに影響を与えるだろう。

    これまで、ViveとRift(+Touch)の価格は800ドルで実質的に横並びだった(本体価格だけならばRiftの方が安かったが、ViveにはTouchコントローラーと同様のモーションコントローラーが付属する)。今後はViveが800ドル、RiftはTouchを合わせて600ドルとなる。

    SuperDataが発表した2016年のVRヘッドセット販売台数を見ると、Viveは42万台、Riftは24万台となっている。どちらも公式に販売台数が発表されていないので調査会社のデータに基づく数字ではあるが、Viveの方が売れていることは確からしい。

    Riftが価格の差という大きな武器を手にしたことで、このViveとの差が縮まるかもしれない。上記のデータは2016年の販売台数であることも気に留めておく必要があるだろう。

    Viveは発売当初からルームスケールのトラッキングとモーションコントローラーを用意していた。一方のRiftがTouchによってモーションコントロール可能になったのは2016年の12月である。2016年の末から2017年にかけて、既にRiftの売上は伸び始めていると想像できる。

    価格の改定で、Riftがさらに勢いを付けることになるのだろうか。それとも、新アクセサリのVive Trackerが期待されているViveが昨年のリードを守っていく展開となるのだろうか。

    この時期に突然の値下げを行ったOculusの意図も見えない。単にホリデーシーズンが過ぎて売れ行きが思わしくないためにテコ入れを行ったのだろうか? 購入のチャンスであることは間違いないが、次世代機の開発が進んでいることも考えられる。最新のヘッドセットに興味があるならば、引き続き情報を集める必要がありそうだ。

     

    参照元サイト名:UploadVR
    URL:https://uploadvr.com/gdc-2017-htc-doesnt-see-need-cut-price-vive-rift-drop/[amazonjs asin="B01G1HENFI" locale="JP" title="HTC Vive バーチャルリアリティ ヘッドマウントディスプレイ VRヘッドセット 並行輸入品"]


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